アルファード、前年比60%プラス
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
【画像】ヤリス・シリーズ【ヤリス・クロス/GRヤリス】 全180枚
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2020年9月の新車販売の車名別ランキングを発表した。
登録車に関しては、新型車を核に販売を伸ばした。
トップに立ったのは8月31日にSUVモデルのヤリス・クロスを、9月4日にGRヤリスを発売したトヨタ・ヤリスで、唯一2万台オーバーの2万2066台を販売。3か月連続での首位につく。
続く第2位には、5月から6月にかけて特別仕様車の G-Xプラス/ツーリング2000リミテッドを発売して前年同月比22.9%増(1万3579台)を成し遂げたトヨタ・カローラが、1ランク・アップで位置。
第3位には、1万3077台を販売したトヨタ・ライズが1ランク・ダウンで入った。
また、第4位には同60.0%増(1万436台)を記録したトヨタ・アルファードが登場。
第5位には6月に新型に切り替わって同130.8%増(8979台)を記録したトヨタ・ハリアーがランクイン。
前月第4位のホンダ・フィットは、同25.1%増ながら8922台にとどまって第6位に陥落し、結果として上位5車種をトヨタ車が占めることとなった。
CX-30好調 MX-30にも動き
トップ6以外の話題の新型車の動向を見ていこう。
タイ工場での生産および日本への輸入を再開した新型コンパクトSUVの日産キックスは、3493台を販売して第19位に。
昨年11月に発売したトヨタ・ライズの兄弟車のダイハツ・ロッキーは、月販目標の2000台を上回る3352台を達成して第22位に位置。
また、SKYACTIV-X搭載車やシグネチャー・スタイルの設定で新鮮味を維持するマツダCX-30は、前年同月比363.3%増の2905台を売り上げて第25位に。
増産体制に入ったスズキ・ジムニー・シエラは同99.6%増(1661台)を成し遂げて第37位にランクインする。
そして、今秋に発売を予定する新型コンパクトSUVのマツダMX-30が、デモカーなどの新規登録もあって648台を記録して第50位に入った。
一方で軽自動車については、スーパーハイトワゴンの隆盛が従来と同様に目立った。
登録・軽の合計 Nボックス首位陥落
軽自動車で首位に立ったのはホンダNボックスで、前年同月比34.6%減ながら1万8630台の販売を成し遂げて、10か月連続でのトップに君臨する。
続く第2位には、8月のマイナーチェンジ後にマイナス幅を一気に縮めたスズキ・スペーシアが、同1.0%減(1万5592台)を記録して前月と同順位に位置。
第3位には、同45.6%減ながら1万1897台を達成したダイハツ・タントが、やはり前月と同順位で入る。そして第4位には、3月に登場した日産ルークスが、1万736台を販売して2つ順位を上げてランクインした。
注目モデルの動きを見ていこう。生産を再開して受注残の解消を図るホンダNワゴンは、前年同月比323.2%増(8977台)を記録して第6位に。
1月に新型に切り替わったスズキ・ハスラーは、同12.3%増(7757台)を達成して第7位に位置。
6月の発売から1か月で月販目標4000台の約4.5倍となる約1万8000台の受注を成し遂げたダイハツ・タフトは、今月は6873台を販売して第10位にくい込む。
また、増産体制に入ったスズキ・ジムニーは同51.6%増の4704台を売り上げて第13位にランクインした。
なお、登録車と軽自動車を合わせた車名別ランキングのトップ5は、トヨタ・ヤリスが初の首位となり、9か月連続でトップを維持していたホンダNボックスが第2位に陥落。
そして、スズキ・スペーシア、トヨタ・カローラ、トヨタ・ライズの並びで後に続く。
また、2020年度上半期(2020年4月~9月)の車名別ランキングは、ホンダNボックス、トヨタ・ヤリス、スズキ・スペーシア、トヨタ・ライズ、トヨタ・カローラの順になった。
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みんなのコメント
「トヨタの敵はトヨタ」というけど、各ディーラーも全車種取り扱いとなったことでグループディーラー間の争いも激しいんだろうね。
GRヤリス:3%
ヤリスクロス:30%
くらいか