■2020年レクサスのベストセラーモデルは「UX」
2020年前半はコロナウイルス感染拡大の影響で、新車の販売は軒並み不調だ。だが、ジャンルで見てみるとSUVは好調で、自販連が発表した2020年7月のブランド通称名別ランキング2位のトヨタ「ライズ」、4位のトヨタ「ハリアー」など、目標を上回る登録台数になっている。
リッター30キロ超えもある! 最新SUV燃費ランキングTOP5
2020年上半期(1月から6月)のランキングを見ると、レクサスで一番売れているのは「UX250h」で4448台だ。続いて「RX300」、「RX450h」となっている。つまり、レクサスブランドの販売台数ベストスリーもSUVということになる。
UXは、2018年11月にデビューしたレクサスブランド初のコンパクトSUVだ。レクサスのSUVラインナップには「LX」「RX」「NX」があるが、UXは4兄弟の末弟にあたる。
パワートレインは出力違いの4気筒が2種類。「UX200」は2WD(FF)のみで、174ps・209Nmの最高出力・最大トルクを発揮する2リッター直列4気筒エンジンを搭載する。「UX250h」は、146ps・188Nmの2リッター直列4気筒エンジンに109ps・202Nmを発生するフロントモーターを組み合わせた2WD(FF)と、さらに7ps・55Nmのリアモーターを組み合わせた4WDの2種類がラインナップされる。
レクサスUXの魅力のひとつは、ハイブリッドモデルの燃費だろう。FFモデルではWLTCモードで22.8km/L、4WDモデルでは21.6km/Lという、プレミアムコンパクトSUVとしては驚異的な数値になる。またガソリンモデルも16.4km/Lと、こちらも優れている。
UXはレクサスでは初めて、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の「GA-C」プラットフォームを用いている。トヨタ「プリウス」や「カローラスポーツ」「C-HR」などにも用いられるGA-Cプラットフォームのため、コンパクトSUVのなかでもCセグメントSUVというジャンルに分類される。
全長は4495mm×全幅1840mm×全高1540mm、ホイールベースは2640mmとなる。
車両価格は、ベースの「UX200」が397万2222円(消費税込、以下同)から、ハイブリッドの「UX250h」は432万8704円からとなる。
UX200、UX250hのFF/AWDには「バージョンC」「Fスポーツ」「バージョンL」がそれぞれ設定されており、もっとも高いグレード、「UX250h AWD バージョンL」は544万9074円となっている。
2020年になり、UXのライバルモデルがフルモデルチェンジして続々と日本へやってきている。世界的にも人気のCセグメントSUVだから、各メーカーはその開発に力を注いでいるのだ。
●メルセデス・ベンツ「GLA」
レクサスUX最大のライバルは、2020年6月25日にフルモデルチェンジを果たして日本に上陸した、メルセデス・ベンツ「GLA」になるだろう。
GLAは、初代が2014年に登場したコンパクトSUVで、6月に日本に登場した新型は2代目モデルになる。「Aクラス」や「Bクラス」などと同じFFベースのMFAプラットフォームを用いた、メルセデス・ベンツのSUVのなかで最小モデルだ。
スリーサイズは全長4415mm×全幅1835mm×全高1620mm、ホイールベースは2730mmとなる。これはレクサスUXと比較して全長は80mm短く、全幅は5mm小さく、全高は80mm高く、ホイールベースは90mm長いことになる。
日本での展開は、「GLA200d 4MATIC」のモノグレード。車両価格は502万円だ。
GLAの優位性は、150ps・320Nmを誇る2リッター直列4気筒ディーゼルターボと4WDの力強い走りだろう。トランスミッションは8速ATを組み合わせる。GLAのWLTCモード燃費は16.5km/L。燃料タンク容量は51リッターだから、満タンで841.5km走行できる計算になる。
ただし、UXの燃費はGLA以上。ハイブリッドのUX250hだとFFで22.8km/L、AWDで21.6km/LというWLTC燃費となる。燃料タンク容量は43リッターになるので、満タンだとFFで980km、AWDでも928.8km走行できることになる。
GLAは全高が1620mmになるため、大型の立体駐車場以外には入れられない。その点UXは全高1540mmのため、ほとんどの立体駐車場に駐車することが可能だ。都会派のユーザーにはここは気になる点だろう。
荷室容量を比べてみると、GLAは通常時425リッターを確保している。一方、GLAよりも全長が80mm長いのにもかかわらず、UX250hの通常時の荷室容量は227リッターから262リッター(ハイデッキタイプ。グレードによる)となる。
3列7人乗りのコンパクトSUV、「GLB」も同時に日本で発表されている。スタイリッシュなSUVか、ミニバンにも負けないユーティリティを誇るSUVか。ライフスタイルに合わせて選ぶことができるのがメルセデス・ベンツ「GLA」「GLB」の特徴だ。
■スタイリッシュなクーペSUVも用意するドイツライバル
●アウディ「Q3」「Q3スポーツバック」
アウディ「Q3」「Q3スポーツバック」も、2020年7月7日に日本に上陸した最新のモデルだ。
今回登場したQ3は2代目。Q3スポーツバックはニューモデルとなり、2つのボディバリエーションが選べるというところは、ライバルのUXに対して大きなメリットとなるはずだ。
Q3/Q3スポーツバックともに、FFモデルには150ps・250Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ターボ(TFSI)、クワトロ(4WD)モデルには150ps・340Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボ(TDI)を搭載する。
UXの直接のライバルになるQ3スポーツバックのスリーサイズは、全長は4500mm、全幅は1840mm、全高は1565mm、ホイールベースは2680mm。つまりレクサスUXに対して、全長はQ3スポーツバックは5mm長く、全幅は変わらず、全高はQ3スポーツバックが25mm高くなる。ホイールベースは40mm長い。
車両価格は「Q3」が438万円から543万円、Q3スポーツバックが452万円から563万円となっている。
Q3/Q3スポーツバックの特徴は、室内空間の広さだろう。スリーサイズは全高を除いてUXとほとんど変わらないものの、Q3はとくに後席に余裕がある。また荷室容量も通常時で530リッターと、UX250hの227リッターから262リッターに比べて大幅に広い。
ただしクーペスタイルを持つQ3スポーツバックでも全高が1565mmになる。多くの立体駐車場の全高制限が1550mmになるため、背の低いQ3スポーツバックでも駐車することができないのは残念だ。
●BMW「X1」「X2」
BMWのラインナップでもっともコンパクトなSUVが「X1」「X2」だ。X1は2015年10月に日本に上陸した2代目、X2は2018年4月から日本に導入されたモデルとなる。
BMWはSUVとは呼ばず、奇数数字のXモデルをSAV(スポーツ・アクティビィティ・ビークル)、偶数数字のXモデルをSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶ。つまりX1はSAV、X2はSACということになる。
現行「1シリーズ」や「2シリーズ」と同じFFベースのプラットフォームを採用するX1/X2は、FFモデルの「sDrive」、4WDの「xDrive」を用意。
パワートレインは140ps・220Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ「18i」、192ps・280Nm、そして231ps・350Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボ「20i」「25i」(X1のみ)、306ps・450Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボのMパフォーマンスモデル「M35i」(X2のみ)、そして150ps・350Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボの「18d」と、豊富なバリエーションのなかから選ぶことができるのは、X1/X2のメリットだ。
UXの直接のライバルとなるのはX2だろう。X2は全長4375mm×全幅1825mm×全高1535mm、ホイールベースは2670mmだ。レクサスUXと比較して全長は120mm短く、15mm幅が狭く、車高はUXよりも15mm低くなる。
X2は、UXと同じく多くの立体駐車場に駐車することが可能だ。都会に住むユーザーにとってこのメリットは大きい。
車両価格はX1が440万円から653万円、X2が451万円から701万円になる。
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みんなのコメント
中身はC-HRだから作りも含めて決して高級車と呼べる代物ではないのだが
日本人は良い客だよね
ちゃんと取材しなよ