■憧れのプレミアムブランドも中古車であれば手が届く!?
クルマ好きであれば、「いいクルマを安く買いたい」ものです。しかし、さまざまな事情により、新車の高級車に手が出せない人も多いのではないでしょうか。
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その点、中古車であれば、性能的には最新型に劣るものの、好きなモデルや憧れのブランドに手が届きやすいといえます。
そこで今回は、予算100万円を目安に「ちょっと見栄が張れる」中古車を5台紹介します。
●ポルシェ「カイエン」(初代)
世界有数のスポーツカーブランドとして、絶対的な人気を誇るポルシェ。そのポルシェが手がけた初のSUVとして、2002年に登場したのが「カイエン」です。
それまではメルセデス・ベンツのゲレンデバーゲン(現在のGクラス)やレンジローバーなど数が少なかった高級SUVの分野に、カイエンは親会社であるフォルクスワーゲンの思惑もあって誕生したといわれています。なお、プラットフォームはVW「トゥアレグ」と共用しています。
2002年デビューの初代は、全長4782mm×全幅1928mm×全高1699mmのボディに、4.5リッターV型8気筒、同ターボ、3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載。
当時のカイエンターボは450馬力というハイパワーモデルで、スポーツカーに匹敵する動力性能を持ちながら、本格的なオフロード性能も併せ持つオールラウンダーとして、日本だけでなく世界中で人気と注目を集めました。
この初代の中古車ですが、2002年から2006年までが「955型」といわれる前期モデル、2006年から2010年まで生産されたマイナーチェンジ版が「957型」の後期モデルとして分類されています。
2010年にフルモデルチェンジを果たした「カイエン」ですが、2代目からハイブリッドモデルも追加。2014年にはマイナーチェンジが実施され、内外装をリフレッシュしています。
なお、現行モデルは2018年にデビューした3代目といった位置付けですが、その後にジャガーやアルファロメオ、マセラティなどの高級車ブランドがSUVを投入したのは、カイエンの大ヒットに影響されていることは間違いありません。
カイエンの中古車市場ですが、2002年当時の新車価格で860万円した955型の初期モデルは50万円から探せるようですが、100万円前後の予算があれば2006年あたりの程度のいい955型、または957型が射程圏内となります。
15年近く前のクルマとはいえ、そこはポルシェ。V型8気筒エンジンほどではないにしても、3.2リッターV型6気筒エンジン搭載モデルでも十分な動力性能と高い実用性を確保しています。
見た目のデザインは洗練された現行モデルには劣るものの、ポルシェブランドという肩書きは見逃せないセールスポイントです。
●メルセデス・ベンツ「Eクラス」(先代・W212型)
メルセデス・ベンツの中核を担い、日本でもっとも売れているミドルサイズモデルが「Eクラス」です。
1985年に登場した「W124型」は、現在でも人気が高い名車として有名です。その後、楕円形の4灯ヘッドライトが印象的なW210型、W211型へと進化しましたが、中古車として狙い目なのは先代の「W212型」です。
先代Eクラスは2009年にデビュー。それまで楕円形だったヘッドライトのデザインを、斜め四角型ともいえる水平基調的なデザインに一新しました。
セダンは、全長4870mm×全幅1855mm×全高1470mmと風格を感じさせる十分なサイズに、1.8リッター直列4気筒ターボエンジンや3リッターV型6気筒エンジン、3.5リッターV型6気筒エンジン、5.5リッターや6.2リッターV型8気筒エンジンまで幅広いエンジンを搭載。
この前期型の斜め四角型ヘッドライトが不評で、2013年のマイナーチェンジでは、現行モデルに通じる2灯タイプへ大幅にデザインを変更。Eクラス初のハイブリッドモデルとなる「E400 ハイブリッド(3.5リッターV型6気筒エンジン+モーター)」も設定されましたが、中古車として狙い目なのは前期型です。
見た目のインパクトは「Eクラス史上もっとも地味」ですが、中身は間違いなくメルセデス・ベンツのミドルクラスで、ラグジュアリー感もバッチリです。
前期型なら、2009年式で70万円以下から狙えます。10年以上前のモデルでも、現代のクルマに匹敵する動力性能と充実した装備。クリーンディーゼル搭載モデルも100万円前後から入手可能と、こちらもお手頃な価格です。
人気の高いマイチェン後の後期型(2015年式)の中古車価格は160万円前後からとなっていますが、こちらも中身や年式を考えるとお求めやすくなっています。
■国産のプレミアムモデルも中古車であればお買い得!
●レクサス「LS」(4代目・国内では初代)
高級車メーカーであるレクサスが誇るプレミアムサルーンが「LS」です。堂々とした存在感は、輸入高級車にも引けを取らないとことで非常に人気があります。
もともとはバブル真っ只中に、トヨタが北米を主要マーケットとして立ち上げた高級ブランド「レクサス」のフラッグシップとして登場したLSは、当時日本で絶大な人気を誇ったトヨタ「セルシオ」をほぼそのまま販売していました。
1994年に2代目、2000年に3代目へとモデルチェンジしましたが、あくまで「セルシオのレクサス版」という位置付けでした。
しかし2006年に登場した4代目は、完全に独立化。専用のプラットフォームを採用し、全長5030mm-5190mm×全幅1875mm×全高1465mm-1475mmという風格漂うサイズのボディと、385馬力ものハイパワーを誇る4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載。このモデルから「イヤーモデル」制を導入しました。
ちなみに、2013年には「メジャーチェンジ」と名付けられた大幅なマイナーチェンジが施され、2017年に登場した現行モデルの5代目に通じる大型グリルが採用されました。
中古車の相場は、4代目自体は初期モデル(2006年から)であれば50万円以下から狙えますが、さすがに古臭さを感じる部分もありそうです。そのため、2013年のメジャーチェンジ前の2010年式あたりが狙い目になるでしょう。
装備が充実し、さらに4.6リッターという大排気量の国産車を、100万円前後で乗れる機会はそうそうないでしょう。
●日産「フーガ」(2代目・現行型)
かつて、トヨタ「クラウン」のライバルとして人気だった日産「セドリック/グロリア」。その後継モデルとして2004年に登場したプレミアムサルーンが「フーガ」です。
現行モデルは2009年に登場。2015年にマイナーチェンジが実施されましたが、11年も生産されているロングセラーモデルです。
現行モデル(Y51型)のボディサイズは、全長4945mm×全幅1845mm×全高1510mmと、日本の道路事情にマッチしつつ、高級車としての存在感も十分。さらにセドリック/グロリアよりも流麗なクーペスタイルで、新時代のVIPカーとして注目されました。
搭載されるエンジンは、3.7リッターV型6気筒と2.5リッターV型6気筒ですが、過去には4.5リッターV型8気筒エンジンが搭載されたこともありました。また、現在ではハイブリッドも設定しています。
少し時代遅れとなった感じのあるフーガですが、中古車になると輝きを放ちます。11年も造り続けられている超ロングセラーモデルということもあり中古車のタマ数も豊富で、2009年や2010年などの初期モデルなら50万円以下から狙えます。
また20インチのアルミやエアロなどを装着した中古車も多く、一時流行したVIPカーらしいカスタマイズを楽しみたい人にはぴったりの1台です。
●ホンダ「レジェンド」(4代目)
ホンダの高級サルーンとして長い歴史を持つのが「レジェンド」です。
デビューは1985年で、もともとは当時業務提携していたイギリスの「ブリティッシュ・レイランド(のちのローバー)」との共同開発により、北米で展開していたブランド「アキュラ」向けの専用車として開発。セダンだけでなく後にクーペもラインナップされました。
国産としては初となる運転席SRSエアバッグやABSの設定や、FF世界初のトラクションコントロールなど、当時の最先端技術が投入されていました。
その後、1990年に2代目(別名:スーパーレジェンド)ではセダンよりもクーペボディが人気を集めましたが、1996年の3代目でプレミアムサルーンとして原点回帰。
時代はバブル崩壊で不況だったこともあり高級感を抑えた仕様となりましたが、そのどっちつかずの部分が市場では盛り上がらず、不人気モデルの烙印を押されてしまいます。
その反省からか、2004年に登場した4代目は、大幅に動力性能を引き上げてスポーティ路線へとモデルチェンジしました。
新開発の4WDシステム「SH-AWD」の採用や、国産では初となる280馬力自主規制超えの最高出力300馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載するなど、高性能が自慢のスポーティなプレミアムサルーンでしたが、時代はミニバン全盛で、2012年に生産が終了しました。
その後2015年に現行モデルとなる5代目が登場しましたが、中古車として狙うなら4代目モデルがオススメです。しかも狙うのは2008年にマイナーチェンジされた中期型でもなく、2010年にさらにマイナーチェンジされた4代目の後期型です。
全長4985mm×全幅1845mm×全高1455mmのボディに3.7リッターまで拡大されたV型6気筒エンジンを搭載。駆動方式はAWD、現在でも楽々通用する走行性能と、いま見てもスタイリッシュなデザインで、見栄を張れるプレミアムセダンに仕上がっています。
この先代レジェンドの後期型の中古車相場は、100万円から200万円未満で推移しており、かなりお値打ち度が高いモデルだといえます。
また中古車としての流通量も少ないのが功を奏し、街で同じクルマと遭遇することも少なく、価格以上の満足感が得られます。
※ ※ ※
安心を買うなら新車が1番ですが、1台ごとに状態が違う中古車探しは「トレジャーハンティング(お宝探し)」のような楽しさがあります。
今回紹介したモデルは元々が高額なプレミアムモデルなので、修理代も高くなることがあります。故障を抱えた中古車を選ばないためにも、事前にチェックする知識と忍耐が必要だといえます。
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