フォークリフトでコンテナを積んだ大きめのパレットに爪を差し込んだはいいが、いざ爪を抜こうとしても抜けませんでした。こんなことは初めてです。

Question

今までスッ、スッとできていたんですが、水平を出しても傾けても、爪を引っ込めようとしても、爪の高さを何回変えても、バックするたびにパレットごとひっついてきて、終いにはパレットに載せてあったコンテナをバラまきました。何故ですか？何故抜けなかったんですか。ちなみに爪の感覚とパレットの穴の感覚はちょうどいい感覚でしたので、原因はそこじゃありません。とてもこっぱずかしかったです。爪を抜くのはかれこれ１５分は奮闘していました。ちなみにそのあと爪を抜いたのは上司で、どうやって抜いたか見てません。あとから聞きましたが、よくわかりませんでした。とにかくとてもこっぱずかしかったです。

Answer 1

爪が水平じゃない状態で、爪の挿入口の高さと違うところに
爪の先が刺さったんじゃないでしょうか？

木製パレットや片面のパレットだとよくあります。
パレットが破損していて、破損部に刺さったということも考えられます

Answer 2

たとえば水平じゃない場所にパレットが置いてあって、そこに爪を差し込んだらパレットの下から爪が飛び出ててしまってた。なんて事もありますよね。

リーチならバックせずに、フォークだけ後ろに下げればタイヤのとこにパレットが引っかかって抜けてたのでは？

Answer 3

よくありがちな、フォークの下げすぎかも知れません。

Answer 4

原因は間違いなく 爪がパレットに強く当たっていたからです。

どこを見て”水平”と判断したのでしょう？
パレットの穴と爪の根元が丁度良かったのなら 爪先が上か下に押し当てられていたんです。

爪を横から見てください。
先端の下側はテーパー状にカットされています。
だから 水平ではなく 若干前がりじゃないと 爪の先端でパレットをひっかきます。

それから もうひとつ考えられるのは 水平を判断したのは荷を接地させる前じゃなかったですか？
荷物を持つと その重みで爪は撓り(しなり)ます。
その状態で水平を出しても 接地させると 荷重が抜けた爪は前上がりになります。
見た目が水平のように見えても 爪先はパレット上部に鋭角で押し当てられているので 爪を抜こうとするとパレットを引っ張ってしまいます。
たとえ抜けそうになっても 爪先がパレットの端に来た時に一気にパレットを起こして斜めにしてしまいます。

木製のパレットなら破損してしまいます。

パレットを置く作業なんて プロなら１秒で終わらせますが 荷の重みと爪の撓り(しなり)は計算に入れているので
爪の戻り分 マストを前傾させます。

爪にサヤを刺して長爪にすると トラック積みの時に片側から奥まで積めますが、長い分 撓りが大きくなるので単純にティルトして戻すと 今度は高さが合わなくなります。
プロは瞬間で二操作してるんです。

もっと言うと、ティルトで前傾させながら爪を上昇させる事で上下の位置を変えずに角度だけを修正できますが 実は前後の位置が変わってしまいます。
ティルトで前傾させると爪は前に出ますよね？
だから車体は後退させないと 爪が前に出過ぎてしまうのです。
これは爪の高さが高いほど顕著に出ます。
ボード類の三段積みの時は注意してください。

今回の原因は 撓りを計算に入れていなかった為に爪先が上がり パレット上部に押し当てられていたため なかなか抜けず 角度を修正しないまま強引に抜いたため 爪先がバレットの端まで抜けかけた時に爪がパレット持ち上げてしまい荷を崩したのでしょう。

同じ斜めなら 前下がりの方が被害は少なかったはずです。