ねじ式車高調において、プリロードゼロの状態からプリロードを10㎜程度かけた場合、 乗り心地が改善することはあるのでしょうか?

Question

先日クァンタムの車高調にて、プリロード0の状態から車高を10㎜ぐらい上げるため、
前後ともプリロードを10㎜程度かけたんですが、
その結果かける前よりも乗り心地が良くなったように感じます。
理屈上あり得ないと思うんですが、そのようなことはあるのでしょうか??

車両はポルシェケイマン、スプリングレートはFt：4.9㎏/㎜、Rr：6.3㎏/㎜、
車高はプリロード０で純正から20㎜ダウン、プリロードをかけた後は純正から10㎜ダウンです。

Answer 1

減衰力とのバランス次第。
現状で言えば、減衰力が強めだった所にスプリングへプリロードを掛けた事でバランスが取れたため。
同様にスプリングレート変更等を行って、減衰力を上げてたりすると初期設定より良い場合と同じ、スプリングレート変更無しで減衰力を一番弱めていたのに乗り心地が悪かったのが減衰力を挙げただけで乗り心地が良くなるのも同じ。

車高調は様々な調整を行って好みに合わせる事が可能な物であり、調整ありきで使用するもの。
様々な調整を繰り返してもダメな物は本当にダメな物、調整して良くなるならマシな物と言えます。
高価な物でも調整せずポン付け基本セッティングで良い物はありませんから。

Answer 2

プリロード変化より、車高の変化で変わったのかもしれません。
プリロードでも変わりますが車高変化でも当然変わります。

車種によっては全長式で、全長調整部分で５ｍｍ変えたら乗り心地かなり変わることもあります。
基本的にはアームの角度は純正の角度が作動効率いいので、２０ｍｍも下げると結構作動効率下がったりします。
万歳アームまでいかなくても水平アームと２０ｍｍ下がり（純正がこの状態の場合）、全然アームの動きが違いますから。


あとプリロード０で２０ｍｍダウンはダウン幅が大きかった可能性ありますよね。
プリロード掛けるということは、縮みストロークを増やすことになるので、バンプラバーへのタッチの具合が変わったかも。

足によってはバンプラバーを積極的に使うセッティングもあります。
その場合１０ｍｍの変化はかなり変わります。

Answer 3

バネレートは変わりませんからあり得ません。ただしプリロード0で乗り心地が悪い原因がバンプラバーに対する底付きであればプリを掛けることによる車高の上昇に伴うバンプ底付きの緩和であればあり得ます。プリ0というのは一番車高が下がる状態なので通常はバンプラバーカットなどで底付きを防ぎますがバンプラバーカットしてないならバンピングによる突き上げは発生すると思います。

Answer 4

車高短具合を変え様が、プリロードを変え様が、スプリングのレートは全く同じです。

Answer 5

プリロードをかけたところでバネの固さが変わるわけではありません。

プリロードを10mmかけるという事は、
フロントの4.9㎏/㎜のバネの場合は縮み始める重量が、
4.9kgX10mmで49kgということになります。

そこから4.9kg増えるごとに1mm縮んでいくので、
車を下した状態では、プリロードを掛けた状態の方が車高があがるということです。

プリロードの量関係なく、「縮み始める重量から4.9kg増えるごとに1mm縮む」というのは変わりません。＝バネの固さは変わりません。

乗り心地で言うと、車高調としてはフルバンプまでの距離が遠くなったため、
フルバンプしにくくなったっていう理由もあるかもしれませんし…

あとは、車高が純正に近づいたことにより
アーム類の角度に無理が少なくなったというのもあるかもしれません。
アームのブッシュによっては車高下げることにより捻じれが大きくなったりするので…