なぜポルシェはターボっぽくないターボエンジン車を造れるのですか？

Question

新型911やケイマンを試乗した人の共通する感想として「まるでターボかNAかわからない」「排気音がターボっぽくない」というものでした。
なぜポルシェはターボっぽくないNAのようなターボを造れるのですか？
ターボになったことで低回転域から最高トルクを発揮するので否応なくターボだってわからないのでしょうか？
ターボだとちょっと踏み込めばガーッと行くはずですが。

Answer 1

わかりやすくかなり大雑把に答えますが。

ポルシェだけではありませんが、ある程度の排気量があるエンジンに小さなターボを組み合わせるからです。エンジンの性格見たいなものです。

小さいタービンは極低回転らよく回転してブースト速やかに立ち上げます。
しかしタービンが小さいので稼げるパワーが少なく高回転時に限界に達しパワーが出ません。このようなエンジンは市街地での走行性能がよくアクセルを踏むとリニアにパワーがでてスイスイ走れるイメージ

一方大きなタービンを使用する場合は、タービンが大きいので回るまで時間がかかりますが高回転時にタービンが威力を発揮し、猛烈なパワーを生み出します。
このようなエンジンはサーキットでレースをするような常に高回転で全開走行するようなカテゴリーの車によくみうけられます。

以前BMWの１３５ｉに乗りましたが、直６、３リッターターボでなんと１３００ｒｐｍで４０ｋｇのトルクを発生させるエンジンで街乗りや高速はストレスなく合流できたり、加速して非常に快適でしたが、サーキットで走行したとき高回転のパワー感がなく、コーナーを抜けアクセルを踏むのですがただエンジンが回っているだけのような感じで少し物足りないものを感じました。タイムまぁースペックのわりに、、、、ってなぐらいでした

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！
M135iがとっても市街地でも気持ち良く運転できたのはそういうことだったのですね。
M3だとサーキットで走ったほうが気持ちいいのでしょうかね。

Answer 2

今どきのターボカーはそうだよ。

メルセデスにしてもBMWにしてもそうです。試乗に行ってみればわかります。

Answer 3

昔のターボと現在のターボの違いは、高圧縮比のエンジンに小さなタービンでセッティングする方法になってます。上のパワーは程々で中間領域を厚くしてます。
先般WRX-STIのりましたが、こちらは小さいタービンを高ブーストで乗るタイプでした。
どちらにしても、タービンの耐久性と制御システムが良くなったと言う事ですね。ノーマルで1.1から1.2の過給出来る訳です。
その分、昔と違いノーマルのタービンでブースト上げてもパワーが上がらなくなってますけど。
あと、ガソリン冷却が無くなりエンジンの耐熱温度が上がっているので燃料を絞りやすくなってます。
排気量が有れば、誤魔化す事できますが、小排気量は厳しいかと思います。
ポルシェも911は良いがケイマンはどうか？です。
また、日本の様に狭い国の場合、Go-stopが多いのは向いていないかと思います。

ポルシェもサーキットタイムで旧型を上回るとコメントしてますが、殆ど全開時のパワーですので実際問題町乗りではと思いますけどね。
あと、エンジンだけでなくミッションの制御もよくなっている所もあります。

効率的には1気筒あたり400から500CCがよいので2気筒3気筒のエンジンが多数ターボ付きで出るでしょう。

Answer 4

ディーゼルエンジンはそのほとんどがターボエンジンですが、ターボっぽい感じを受けますか？？

ディーゼルでターボぽっくないエンジンを作れるって事はガソリンエンジンでも可能って事。

ポルシェだけじゃ無いですよ。

Answer 5

そんなのスウェーデンのＳＡＡＢが２０年ちかくまえにはすでに実用化してますよ。ほんとＮＡとターボの差なんか感じませんもん。

要はターボの制御技術がより進化したことだとおもいます。

Answer 6

水平対向エンジンの特性に低い排気音と振動がある。
この特性が幾らかターボの特性を誤魔化してるってか、搔き消してる。

Answer 7

昔のどっかんターボと比べてダウンサイジングターボは良くなったのですね。

Answer 8

質問者さんのおっしゃる
ターボらしい=ドカンと言うイメージ
でしょうか？
まだ試乗はしていませんがCGを始め幾つかの雑誌を見る限り低速から利くようにセッティングされているのも゛らしくない゛要因の一つかと思います。
911の3Lはともかく718系の2Lターボに大変興味ありますね。どんな乗り味でターボが働くのか？とても気になるところです。
まっ、今乗っている987ケイマンSを手放すつもりはありませんけど。

Answer 9

ある程度の排気量があれば「ターボっぽくない」エンジンを作るなど
どのメーカーでもできます。
しかし「ターボっぽくない」のではウケませんから作らないだけ。
ポルシェはそのブランドでそこそこ売れるのでそういうのも作ってみた。
それだけです。
フェラーリ車やマセラーティ車が手抜きでおかしな特性でも
それが賞賛されたりしているのと同様です。
ブランドパワーのないメーカーがターボエンジンなのにターボ感のないクルマなど
作ってもボロクソにいわれるだけです。
ターボが感じられないターボ車などクソです。
ターボブースト感が皆無（だけどターボ付きなので価格は100万円プラス）のクルマ、乗りたいですか。