クルマの質問です。今から20〜25年前の日産のスコット・ラッセル機構はダメだったんですか？スライダに異物が入っちゃって。やっぱラテラル・リンクしか無いのでしょうか？

Answer 1

これ、説明すると長くなるんですけど・・・結論としてはダメでした。

操縦性に問題がありました。最大の原因は『ロールセンタが高い位置で固定される』点だとワタシは見ています。

まぁ要するに、コストをかけた割にはメリットが少ない（或いは、デメリットが大きい）ということだったんだろうと思います。
何しろ日産は、スコットラッセルを使うと当然出てくる問題に対し、『なるべく動かさない』というチューニングで出して来たぐらいですからね。（サスがタップリストロークしないとメリットが出ないスコットラッセルでサスを動かさないとか、本末転倒です。『オマエはホンダか？』とツッコミを入れたくなってしまいます。）

>やっぱラテラル・リンクしか無いのでしょうか？

サス設計から見るとパナールロッド（ラテラル・リンク)は全く気にいりませんが、しかし実際のところ、放置できないほど重大な問題が出るワケでもありませんよね？パナールロッドで十分なら、ゴタゴタとリンクを増やす必要もありません。（代々『サスで余計なことをする』ことが定番の？RX-7シリーズでは、初代のSAでワット・リンクを使って来ましたが、左右旋回特性の差を解消することは出来ていませんでした。左右旋回で差が出るなら、パナールロッドでいいだろ、的な話になるでしょうね。）

質問者からのお礼コメント

スコットラッセルにするとロールセンターが上昇するとは知りませんでした。ありがとうございました。

Answer 2

ダメじゃないですが、それよりも安価で性能の高いトーションビーム式に集約されたって感じですね。