マツダ・ロータリーエンジンは、開発が続行されているのでしょうか？

Answer 1

自動車産業は夢を売る商売でもあるので、RX-9の登場は楽しみにしたい反面、現実的には厳しいと思います。

というのも、スカイアクティブRの話が出たのは、5年前の2015年モーターショーです。この時のマツダは、スカイアクティブが市場で評価され、イケイケの状態でした。しかし、ロータリーエンジンの欠点を補う技術の進化は全く公開されず、ロングノーズショートデッキのハリボテボディーが公開されただけでした。

私はその後、楽しみにしてロータリー50周年であった2015年モーターショー、そしてマツダ100周年の前年にあたる2019年モーターショーに行ってきましたが、ロータリーの話は全くなく、MX-30といったEVの宣伝ばかりでした。

ロータリーエンジンは、軽量コンパクトで高回転まで回る楽しいエンジンです。一方で燃費が悪く、排ガスも汚く、そしてオイル管理など維持が難しく、耐久性のないエンジンです。これを改良するのは生半端では出来ません。今、8000回転まで回るなんてことは、何のアピールにもなりません。

マツダがロータリーを開発継続してきたのは、そのコンパクトさという優位を利用して、FCVの発電用や、EVのレンジエクステンダーとしての可能性が高いです。軽量コンパクトなエンジンで発電ができれば、燃費の悪さはあまり影響がなくなります。そして、重量増加を最小限にできます。

MX-30は、欧州ではプレオーダーが始りました。日本でも来年発売されることでしょう。現実的には、ロータリーエンジンがレンジエクステンダーとして搭載されるかどうかといいところだと思います。

多くのメーカーが資本提携して技術を共有している時代に、マツダだけの開発には限界があります。夢のHCCIエンジンも、SPCCIエンジンとして登場させたマツダですが、スカイアクティブXの結果は散々たるものです。これはマツダだけの話でなく、全世界の自動車メーカーがEV化と自動運転化に進んでいるのは間違いのない事実ですから。

蒸気機関車が電車に、アナログテレビがデジタルテレビに進化したのと同じように、レシプロエンジンやロータリーエンジンが電動化に移行するのは必然の流れと思われます。ノスタルジーに興味を示す層はある一定の割合で存在するでしょうが、RX-9がツインロータリーターボエンジンで復活するのは、夢物語で終わってしまう気がします。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！

Answer 2

開発は続行されており、第一弾として、来年のMX-30へのロータリー発電機の搭載が予定されています。

その後、2ローター化とターボ化をして、2022年にRXビジョンクーペが予想されました。（派生でPHVや、直6エンジン搭載FRも）

ですが、、コロナショックで業績が激悪化してしまうでしょう。
回復が遅れると、2024年位か、開発中止も有り得そうな雰囲気ですね。

Answer 3

マツダ・ロータリーエンジンは、開発が続行されているのでしょうか？


継続


ＲＸ－９が２０２１年予定

Answer 4

はい、続けています。スカイアクティブRという名称で。ですがロータリー販売まではもう少し時間がかかると思います。電気モーターとロータリーを両立させたり、水素エンジンとロータリーを組み合わせたり、色々実験しているみたいですがなかなか上手く行かないみたいです。少し話が逸れますが2019年にはコスモスポーツ(初めてロータリーを積んで市販化された車)誕生50周年だったので販売予想が立っていたのですが販売されず、2020年にはマツダ創立100周年ですのでサプライズがあるかも？ですが、何の情報も出てないのでおそらく販売されないかと、なので、おそらく2021年以降に約800万円で販売されると予想されています。長文失礼しました。