車のトランクルームが昔は別室になっていた理由は何ですか。 今は同室のものが多いですよね。

Answer 1

荷物が沢山積める方が便利だと分かったからです。

昔（1970年代まで）は、クルマと言えば、
３ボックス（エンジンルーム、居住スペース、荷物置き場）でした。
３ボックスは日本ではセダンと呼ばれています。

その後、オイルショックが来て、コンパクトカーが流行りました。
ハッチバックと呼ばれ、トランクルームが切り落とされました。
後部座席の後ろのスペースがそのまま荷物置き場になったのです。

その後、ワゴンが流行りました。
ハッチバックの後ろのスーペースが大きく拡大されたのです。

本来、３ボックスの方が、クルマの剛性を確保しやすいのですが、
荷物が沢山積めて、アウトドアや、車中泊にも活用できると
ツーリングワゴンが人気になりました。
日本では、レガシィの登場が大きな存在となりました。
走りの良さで、ワゴンカーの商用車、営業者のイメージが一新したのです。

その後、シートが３列になり、高さも広がったミニバンが流行りました。
アコードのシャシーを活用したオデッセイの登場が、
ミニバンの便利さを世間に知らしめました。

その後、ステップワゴン等でスライドドアが普及し、
日本では、コンパクトミニバンが流行るという、
世界的にも稀な車社会が成立し、現在に至っています。

日本のクルマは、日本の家屋と同じように、
１つの空間を様々に活用されることが臨まれています。
そのため、シートが畳めたり、限られた空間を
活用する工夫が取られます。

そうしますと、３ボックスだと限度があります。
居住スペースと荷物置き場が１つのスペースにあれば、
色々な形に変化させることで、多種多様な活用法が生まれます。

一方、輸入車には、そういった発想があまりありません。
椅子文化の欧州には、畳める椅子より、座り心地の良い椅子が
求められます。
止まっている時の活用法より、高速運転している時の
快適さと安全性が求められます。

そう言ったことで、欧州ではまだまだセダンが人気であり、
日本では、ミニバンや、コンパクト２ボックスカー、
そしてトール軽自動車が流行っているのです。

車の流行りにもその国独特の文化が影響しているとも
言えますね。

質問者からのお礼コメント

どれも勉強になりました。ありがとうございます

Answer 2

昔はトランクのあるセダンが一般的でしたが、最近は日本ではセダンは全く人気が無いですからね。アメリカ、中国、EUでは、車と言えばステイタスが高いのは絶対的にセダンなのですが。

セダンのトランクだと、背の高い荷物が積めないというデメリットがあります。

これに対して、ボディ設計の技術が上がったり、ハイテン鋼などの新素材が登場したことで、ミニバンのような箱形のボディ形状でも剛性の確保が容易になったと言うことも大きいかと思います。

どうしても箱形はねじりに弱く、これを回避するためにトランクなどがあるのです。

もう一つは燃費競争、空気抵抗が一番低くなる形がプリウスのような砲弾型でリフトバックという形です。セダン型は、リアウィンドウの後ろで風が巻き込むために、後ろから引っ張る力が発生してしまい、燃費には不利なのです。

Answer 3

＞車のトランクルームが昔は別室になっていた理由は何ですか

死語になりつつありますが
昔
１BOX・２BOX・３BOXなどの種類がありましたが
３BOXの車の売れ行きが悪くなり
トランクが独立した(３BOX)、
車の車種の生産を、
メーカーが少なくしたためでは

Answer 4

『トランクルームは昔は別室に～』

今でもありますよ。
エンジンルーム、キャビン(人が乗る所)、トランクと3つの空間･箱に分かれるから『3BOX』と呼ばれます。
クラウンやマークXなどのセダンがそうです。

キャビンとトランク(荷室)が繋がっているのは2BOXなどと呼びますし、エンジンの上にキャビンと荷室が繋がっていて1つの箱になっているのは1BOXと呼びます。

【トランク】
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)