アウディTT（８J)の2.0TFSIエンジンですが、エンジンがかかっているときにオイルフィラーキャップを開けるとエンストしてしまいます。

Question

過去ずっと国産に乗っていましたが、同様の事でエンストした経験はありません。このエンジンは、ブローバイガスの処理などで、何か特殊なことをやっているんでしょうか？ それとも私のエンジンが、どこかおかしいのでしょうか？ お手数ですが、ご存知の方いらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

Answer 1

当方、プロメカニックとして働いております。大変失礼な書き出しで申し訳ありませんが、質問者様はお車の仕組みについてあまり詳しくないとお見受け致しました。まずご質問についての回答ですが、エンジンがかかっているときにオイルフィラーキャップを開けるとエア吸いを起こしてエンジンがハンチング（いわゆるブルっている状態）になります。エンジンストールするということはそんなに頻繁にありませんが、場合によってはエンジンストールすることもあります。。エンジンヘッドからクランクケースまではつながっておりますので、フィラーを開ければ余計なエアを吸い、クランクケース内と、シリンダー内の圧力バランスが崩れます。
当然のことながら、エンジン回転中にオイルフィラーキャップを開ける行為または、オイルレベルゲージを抜いたりする行為はオイルが飛び散る原因にもなりますし、エンジン不調の原因となりますので、「やってはいけない行為、必要のない行為の一つ」であります。
すこしずれますが、油脂類の補充（ウオッシャー液やクーラント、8Jですと電動パワステなので関係ありませんが、車種によってはパワステフルイド（フルード）など）はエンジンを停止して行うことが前提です。8Jのウオッシャー補充口はボンネット左端のエンジンとは直接関係ない場所にありますが、それでも補充時はエンジン停止でお願いします。メカニックでもない限り、回転中のエンジンフードを開けての点検などは事故や不慮の故障などの原因となりますのでお避け下さい。
最後にご参考になればと思いますが、エンジンが何らかの原因で不調になれば必ずオレンジ色のチェックエンジンランプ（人によってはエンジンチェックランプと言いますが）メーターインスト内に点灯します。それが点灯したときに正規ディーラーに点検依頼をすれば良いと思います。必ずフォルトメモリー（イベントメッセージ）がエンジンCUに記憶されていますので、ディーラーメカニックから的確なアドバイスや修理対処方法が提案されます。

質問者からのお礼コメント

ご丁寧なご回答、ありがとうございます。実はおっしゃる通りでチェックエンジンランプが点灯し、フォルトコードP0171。内容は”燃料希薄”だったので、エアフロセンサー以降でエア吸ってるんじゃないかと思い、色々調べていてオイルキャップ開けたところでエンジンストールした次第です