超高級ブランドの発表の場としても知られるジュネーブショーらしいEV超高級スポーツ、「リマック C_Two」が発表された。2020年に納車が始まり、150台が生産される。
クロアチアに本社を置くリマックは2009年にバックヤードビルダーとしてスタートし、現在は300人以上の従業員を抱えるEV企業に成長、パイクスピークに参戦するモンスター田嶋のマシンにもパワートレーンを供給している。
C_Twoは今年1月にティザー動画が先行公開。そのスペックは思いつく最強の数字を並べたかのようで、0-60マイル(96.6km)/h 加速1.85秒、最高速度412km、最高出力1914hp、最大トルク2300Nm、11.8秒で300km/hに到達する。リチウムイオン電池容量も120kWと特大で、EV航続距離も650km(欧州サイクル)を謳う。
エンジン車の場合、最強のブガッティ「シロン」でも0-100km/h加速は2.5秒。1秒台という加速性能はEVならではで、思い浮かぶライバルは0-60マイル/h=1.9秒を謳うテスラの次期「ロードスター」(2020年発売予定)だろう。スペックシート上はC_Twoがわずかに速いが、EVの加速性能は比較的簡単に引き上げられそうな印象も無くはない。