2015年初月は前年割れもまずまずのスタート

フォルクスワーゲン vs メルセデスの激戦続く

1月の外国メーカー車の輸入車販売台数は前年比14.5％減の1万7179台で、2ヶ月ぶりのマイナス。ブランド別ではメルセデス・ベンツが前年比12.8％増の4556台を売り、2位のフォルクスワーゲンに796台差をつけ、首位を奪還した。

メルセデス・ベンツとフォルクスワーゲンの販売競争はこのところ激化しており、昨年9月以降、毎月順位が入れ変わっている。メルセデスは今年クリーンディーゼル車のラインアップを増やす考えを明らかにし、「Eクラス」「CLSクラス」「Cクラス」に新しい4気筒クリーンディーゼルを投入。一方のフォルクスワーゲンも「ポロGTI」の投入に加え、ゴルフの電気自動車「e-ゴルフ」を2015年中に発売することを表明している。これらの戦略が販売に結び付くか。2ブランドの販売競争に注目していきたい。

なお輸入車販売でもうひとつの注目はアウディで、1月に3位BMWとの差を364台にまで詰めた。アウディはここ数年じわじわと販売台数を伸ばすもBMWとの台数差はなかなか埋まらなかったが、ここにきて1年前に587台あった差を4割近く縮めることに成功している。この勢いが続けば、近いうちにBMWを射程圏内に捉える日が来るかもしれない。