市販車ニュル最速タイムを記録した「ウラカン・ペルフォルマンテ」の実力
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
サーキットでの試乗が終わると、今度はペルフォルマンテを公道に連れだした。いかにノルトシュライフェのレコードホルダーとはいえ、こいつはれっきとした公道用スーパースポーツだからだ。そして実際ペルフォルマンテは、ロードカーとしての適性を見事に示してくれた。
ANIMAを「ストラーダ」にセットして走れば、乗り心地は充分に許容の範囲にあるし、排気音も炸裂しないレベルに抑えられているので、周囲を気にせず市街地を流すこともできる。もちろん、エンジンやトランスミッションが低速走行を苦にしないのは、あらためていうまでもない。
郊外のワインディングロードに出たら、「ストラーダ」のままでも愉しめるが、その気になったら「スポーツ」を試す手もあるかもしれない。ちなみにALAによるエアロダイナミクスは70km/hから効果を発揮するというから、公道上でもその恩恵にあずかることは可能なわけだ。
サンタガタ・ボロネーゼの熱きスポーツカーガイたちが生み出したウラカン・ペルフォルマンテ。それはニュルブルクリンク北コースを他のどのロードカーよりも速く駆け抜ける実力を持ちながら、街中を流すこともできる二面性を備えた驚くべきスーパースポーツだった。日本での税込みプライスは3416万9904円、ウラカンのなかで最も高いが、その価値はあるクルマだと思う。
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