中古車ローンの金利はいくらなの?安く抑えるポイントやローン先の選び方【購入ガイド】
掲載 carview!
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中古車の購入は高額な買い物になるため、ローンを組んで購入することも珍しくありません。ただ、ローンを組む際に「金利」を心配する方も多いのではないでしょうか。
月々わずかな利息でも数年にわたる分割払いになると、金利が総返済額に与える影響は少なくありません。そのため、ローンを組んで中古車を購入する際には金利を意識すると良いでしょう。
この記事では中古車ローンにおける金利の仕組みから、賢くローンを選ぶためのポイントまで詳しくご紹介しています。
基本的には、中古車などの車を購入する際は、ローンで代金を支払うことが多い傾向にあります。ローンを組む際は、原則的に「金利」が発生します。では、金利とは、何に対して負担する費用なのでしょうか。
ここでは、中古車ローンを組む際に確認すべき金利の基本や借入先を選ぶポイントについてご紹介します。
中古車ローンにおける金利とは、車の購入代金を分割返済することで発生する手数料のことです。車の購入代金は一般的な商品と比較すると高額になる場合が多く、全額現金で支払うことが困難なときにローンを組んで分割払いにすることがあります。
なお、中古車ローンの金利は、各金融機関が提供するローンによって異なります。全く同じ金額を借り入れる場合でも、金利が高ければ購入代金における利息支払いの負担が増え、金利が低ければ負担は小さくなります。
借入先を選ぶときは、金利が安い借り入れ先を選ぶ必要があります。中古車ローンを組む際には中古車販売店が用意しているものだけでなく、銀行など金融機関が提供するローンも利用可能です。そのため、中古車ローンの借入れ先を選ぶ際には、利用可能なローンのなかでも条件に見合ったものを探すための情報収集が重要なポイントになります。
しかし、借り入れ限度額や年齢制限があるため、必ずしも理想とする金利のローンが組めるとは限りません。そのため、さまざまな視点から中古車ローンを比較して、自身に最適な条件の中古車ローンを探すことが大切です。
中古車ローンは、銀行や信販会社などの借入先の種類によって、それぞれ異なった特徴があります。借入先ごとの違いによる金利の傾向を把握しておけば、金利面で有利なローンを組めるでしょう。
しかし、借入先が決まっても、審査が通らなければローンは組めません。そのため、審査基準の傾向を理解し、自身に合ったローンの情報収集を行うことが大切です。ここでは、それぞれの借入先の特徴などについて紹介します。
銀行系ローンは、銀行や信用金庫が提供するローンです。銀行系ローンを組む最大のメリットは、金利が低めに設定されている点と言えるでしょう。
一般的な銀行系ローンの金利は、平均約2.0%以下とされており、高くても5%を超えないものが多い傾向です。これは後述するその他の種類のローンよりも、比較的低金利と言えます。そのため、総返済額にかかる金利の負担を軽減しやすいでしょう。
ただし、銀行系ローンには、厳しい融資条件が定められています。具体的な審査条件には、契約者の年齢・年収・勤続年数などが含まれ、審査にも多くの時間を要します。
信販系ローンは、信販会社が提供しているローンです。前述した銀行系ローンと比較すると、審査が通りやすく、短時間で終わるという特徴があります。
信用情報の取得がスピーディーなため、審査結果は最速で即日とされています。また、販売店と提携している場合が多いことから、審査のための書類作成に関しても販売店のサポートを得られるので手間がかかりません。
ただし、信販系ローンは金利が高いことがデメリットとされています。目安として平均約7%、なかには10%に近い高金利に設定されることもあります。
中古車販売店が提供している自社ローンは、金融機関や信販会社を仲介せずに、販売店が独自に契約者の分割払いを受け付けるローンです。自社ローンは、基本的に金利が0%に設定されている傾向にあります。また、審査基準が店舗独自に設定されているため、比較的審査が通りやすいローンと言われています。
しかし、自社ローンは、中古車の総返済額に金利に相当する利益が上乗せされています。上乗せされる額は店舗によって異なるため、場合によっては他のローンを組んだ方が総返済額を抑えられる可能性があります。
残価設定ローンは、中古車本体価格から残価を引いた金額を分割で支払うことで月々の返済額を安くする仕組みです。メリットとして、月々の返済額を低く抑えられることが挙げられます。なお、金利は、銀行系ローンとほぼ同等の設定である場合がほとんどです。
ただし、残価設定ローンは利息の負担が他のローンと比較すると大きくなってしまいます。また、ローンを組む際、契約期間終了時における残価精算を考えておかなければなりません。具体的には、契約終了時にローン返済期間に据え置いていた残価に対して、車両の返却・買取・乗り換えからの選択となります。
銀行系ローンや信販系ローンといったさまざまな中古車ローンの情報を収集すると、金利には固定金利型と変動金利型の2種類あることに気づくでしょう。中古車ローンを組む際には、金利設定が固定金利型と変動金利型のどちらかで総返済額にも差が生じます。
それぞれの金利の性質について正しく理解することが、最適な中古車ローン選びにつながります。
固定金利型は契約期間において、返済開始から完済までの利率が一定になる金利設定です。たとえば、利率2.5%の中古車ローンが固定金利型だった場合は、月々の返済額にかかる金利は完済が何年後であろうと一定の2.5%が適用されます。
金融商品の金利は、経済の動向によって変動するものが多くありますが、固定金利型は経済の影響を考える必要がありません。そのため、月々のローン返済額は常に一定で安定し、家計に与える負担を抑えて返済計画が立てやすいという特徴があります。ただし、次に解説する変動金利型よりも、利率が高くなりがちなため状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
変動金利型は、経済情勢や金利動向の影響を受けて利率が変動する金利設定です。一般的に変動金利型の利率は、固定金利型と比較すると、低めに設定される傾向にあります。特に、経済状況が不安定なときは低くなるため、ローン総返済額が少なくなり返済の負担が軽くなることがメリットです。
もちろん、景気が上向きのときは利率が高くなります。そのため、経済情勢によっては中古車ローン契約時に想定した総返済額を超えることもあります。
先にご説明したとおり、固定金利型と変動金利型の利率を比較すると、中古車ローン開始時は固定金利型が高め、変動金利型は低めに設定されている傾向にあります。一見すると変動金利型を選んだほうが総返済額を安くできるメリットがあるように見えますが、変動金利型は景気動向の変動で利率が高くなるリスクが存在します。
一方で、固定金利型は経済情勢の影響を受けない安定性がメリットとなります。これらのことから、金利設定を総返済額と安定性・リスクで比較すると、固定金利型のほうが有利と言えるでしょう。しかし、それぞれの金利設定の条件は異なりますので、一方のみだけでなく安定性やリスクを考慮して選択することがおすすめです。
ローン購入はまとまった資金がなくても中古車を購入できるため、欲しい車が見つかったときに買い逃す可能性を下げられます。しかし、ここまでご説明したとおり金利を考慮しておかなければ、総返済額が想定以上の出費になってしまいかねません。
そのため、金利で中古車ローンを選ぶときのポイントを正しく把握しておきましょう。ここからは金利面から見る中古車ローン選びのポイントをご紹介します。
ローンの比較・検討は中古車販売店、自身がメインバンクとして利用している金融機関、自宅又は勤務先周辺にある金融機関のウェブサイトなど、情報を可能な限り収集するところからスタートしましょう。最初からひとつの中古車ローンに限定せず、複数のローンを比較・検討することで自身に適したローンの条件が明確になります。
また、銀行系ローンや信販系ローンは低金利キャンペーンを年末商戦や決算期などに実施することがあるため、ローン選びの際は必ず内容を確認しておきましょう。
ローンの見積書などに記載されている金利は、「◯~◯%」のように上限と下限に幅をもたせているケースがほとんどです。中古車ローンを契約する際の審査を通して実際に適用される利率が決定します。そのため、金利下限額を基準にして中古車ローンを比較検討していると、審査結果によって想定していた総返済額からかけ離れた結果につながりかねません。
そこで、各中古車ローンの金利を比較・検討する際には、設定された利率の上限額を使って比較すれば想定していた総返済額を上回らなくなります。
中古車ローンの契約期間中は月ごとに返済額を支払いますが、まとまった資金が手元にある場合にはローン残金をまとめて返済する「繰り上げ返済」が可能な場合もあります。繰り上げ返済を行うと返済期間を短縮することができるため、短縮した分だけ支払う予定だった金利が削減可能です。
また、中古車ローンを使って車を購入するとしても、将来的に繰り上げ返済ができる可能性があれば繰り上げ返済が利用できるため、中古車ローンを選択することをおすすめします。
中古車ローンは、原則として返済期間が長期になるほど月々の返済額が少なくなり、返済期間が短期になるほど月々の返済額が多くなります。これを見るに、月々の負担を軽減できる長期ローンの方にメリットがあるように思う方も多いでしょう。
しかし、長期の借入はその分多くの利息を支払わなければなりません。そのため、中古車ローンを組む際は総返済額を考慮して、返済期間をなるべく短期にすることをおすすめします。その他、ローン期間を短期に設定すると、車の状態が良いうちに高値で売却できるというメリットもあります。
最も避けたいのは、中古車ローンの返済額が大きすぎて、家計の負担になってしまうことです。返済の負担によるリスクを減らすには、総返済額が多くなっても契約期間を長期にするか、総返済額を抑えるために短期にするかを十分に検討することがおすすめです。借入金・金利・借入期間が家計に与える影響を考慮して、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
また、中古車の購入は月々のローン返済に加えて、故障した際の修理費用などさまざまな維持費が発生します。そのため、なるべく良好な状態の中古車を選んで、家計の負担を抑えてゆとりのある返済につなげましょう。
低金利で条件が良い中古車ローンを組むことができれば、金利の負担を抑えることも可能です。しかし、最も低金利な銀行系ローンは審査が厳しく、誰でも気軽に利用できる方法ではありません。
少しでも金利の負担を軽減したいときは、ローンの組み方を検討することも大事ですが、もっと簡単な方法で月々の返済額を減らす方法があります。
中古車ローンで金利の負担を減らすには、借入額を少しでも安くすることが効果的です。中古車は同じ車種でも、年式・走行距離で価格が変動します。そのため、同じ車種のなかでも安い車を選択してローンを組めば、金利の負担を抑えて車を購入することが可能なのです。
予算と条件に見合った中古車探しの際のポイントは、「在庫数」です。限られた在庫から中古車を選ぶ場合は購入できる車の選択肢が少なく、借入額を抑えることを諦めて車を購入しなければなりません。可能な限り借入額を抑えた車探しの際には、豊富な在庫をもつ店舗や検索サイトを利用して、予算と条件に見合う車を探すことをおすすめします。
予算や条件に最適な中古車を探したいときは「カービュー」がおすすめです。日本最大級の車総合情報サイト、カービューには約46万台以上の中古車情報が掲載され、価格・年式・走行距離など毎日更新されるデータからご希望の一台を簡単に検索できます。さらに、店舗比較から無料見積り依頼までお得に中古車を購入できる情報が多数掲載されています。
例えば、スーパーハイトワゴンの人気車種「ホンダ N-BOX」は、2022年2月21日現在、約1万4千台以上も掲載中です。ホンダ N-BOXはグレードやオプションも幅広く掲載されていますので、購入費用の負担を減らせる一台に巡り合える可能性が広がります。
中古車購入は新車と異なり、市場にある在庫から選ぶことが基本です。ローンを組む中古車購入で車選びを妥協すると、月々の返済額が後々家計の負担になる可能性があります。そのため、購入する中古車探しは希望する予算と条件をあきらめずに探すと良いでしょう。
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