ボディタイプ別売れ筋、トヨタの好調が目立つ

ミニバン：トヨタ優位が続く予感

ミニバン部門は、10月に唯一、販売が1万台を超えた「トヨタ ヴォクシー」の独走が続いている。10月はそれを追う2位に順位の変動があり、前月に「日産セレナ」に抜かれた「トヨタ ノア」がその宿敵に1922台差をつけて再び2位の座を奪い返している。3位となったセレナが前月比40.9％減と販売がふるわなかったのも勝負の決め手となったようだ。なお4位と5位には「ホンダ フリード」と「ホンダ ステップワゴン」の2台のホンダ勢がランクインしているが、トヨタの牙城を崩すには至っていない。

ミニバンといえば、トヨタが10月29日に発売した「エスクァイア」の存在も気になるところだが、こちらの登録が本格的に軌道に乗るのは12月以降となるだろう。トヨタはさらに11月にヴォクシーの特別仕様車を投入するなど、年末に向けたミニバンの販売競争に万全の態勢を敷いている。他メーカーがもっと手を打たない限り、トヨタ優位はしばらく続くことになりそうだ。