スズキ ソリオ撮り下し！デザイン＆詳細スペック

スズキは、パレットのプラットフォームをベースに新設計したコンパクト・ハイト・ワゴン「ソリオ」を発表。1月7日より発売する。

■5人乗り新小型乗用車「ソリオ」

「ソリオ」と言えば、ワゴンRをベースに全長・全幅を拡大した「ワゴンR プラス」や「ワゴンR ソリオ」を思い浮かべる方もいるだろうが、今回はパレットのプラットフォームをベースに5人乗り小型乗用車向けに新設計している。全長3710mm×全幅1620mm×全高1765mm、ホイールベースは2450mmと、特に全長は大きく拡大。スイフト比で全長－140mm、全幅－75mmと一回りコンパクトながら、全高+255mm、ホイールベースは+20mm。室内長は2130mm、室内高1345mmとクラストップレベルの室内の広さがウリとなる。

■スイフトの走りを受け継ぐ

パワートレーンはスイフトで定評のある1.2リッター直4＋副変速機付きCVTを採用。吸排気VVTの採用の他、高張力鋼板を効果的に使うことで軽量化を図り、車重はGグレードで1000kg。10・15モード燃費は22.5km/リッターを達成している。足回りはスイフトの（前）マクファーソンストラット、（後）コイルスプリングを採用。タイヤは165/65R14サイズの低燃費仕様を装着する。

■パレットの美点多し

また、パレットから流用される後席両側スライドドアもソリオの大きな特徴の一つ（Sは両側、X/Gは助手席側）。挟み込み防止機構を搭載しリモコンキーでの開閉が可能だ。半ドア状態から自動で閉まるスライドドアクローザーも全車標準装備。リア席の165mm左右独立シートスライドやリクライニング、助手席シートクッション下の収納など、パレットから受け継がれる美点は多い。

■スズキ第2のモデルに

スズキは発表会見の中で「ソリオはスイフトに次ぐスズキ小型乗用車・第2のモデル」と表現し、ワゴンR、スイフトと並んでスズキの中核をなすモデルに位置付け、小型ミニバンからのダウンサイジング層、また軽からステップアップする受け皿としてアピールしていくとした。ちなみにライバルには日産 キューブ、ホンダ フリードスパイク、トヨタ ラクティスなどが挙がった。ソリオの価格は下記の通り。

■価格　※()内は4WD車

G：138万2850円
X：150万9900円（163万2750円）
S：162万4350円（174万7200円）