ボディタイプ別売れ筋、ニューモデルが急上昇

ミニバン：ヴォクシーが独走状態に

ミニバン部門は「トヨタ ヴォクシー」が前月比92.3％増、台数では1万1134台と唯一、1万台を超えるなど元気の良さが目立っている。そのあまりの健闘ぶりに兄弟車で2位となった「ノア」の5862台の販売台数が少なく感じるほどだ。興味深いのは「ノア」のハイブリッド比率が58％であるのに対し、「ヴォクシー」のHV比率は46％と半数を割っていること。ハイブリッド車に大きく偏っているわけではなく、23.8km/Lの燃費性能の他にも人気のヒミツはありそうだ。

そんな「ヴォクシー／ノア」と、4位の「日産 セレナ」、さらには5位の「ホンダ ステップワゴン」の対決に割って3位に入ってきたのは、「ホンダ フリード」。こちらは5人乗りの「スパイク」よりも、3列シートで6人乗りと7人乗りが選べる「フリード」の比率が73％と高く、取り回しのしやすい多人数ムーバーとしてのキャラクターと、ハイブリッド車とガソリン車が選べる豊富なバリエーションがユーザーの心を捉えているようだ。