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輸入シェア過去最高、ホンダの攻勢にも注目

ココも気になる! その1

■アコードから始まったホンダの新車攻勢に注目

 N BOXのヒットで昨年、国内No.2の座を日産から奪い返したホンダ。今年に入って、「N-ONE」も好調な売れ行きとなり、ホンダの軽乗用車部門は1~6月の上半期で19万5469台、前年同期比35.7%増と快調に伸びている。

 その一方で苦戦しているのが3ナンバー普通車と5ナンバー小型車の登録車部門。昨年も登録車部門のみではホンダ42万3701台、日産43万7052台(マーチ、ラティオ含む)で日産に及ばなかったのだが、今年上半期ではホンダ15万5788台(前年同期比42.1%減)、日産22万9416台(同6.4%減)と、7万台強もの大差をつけられている。主力の「フィット」がモデル末期で、売れ行きがほぼ半減。「ステップワゴン」もライバルの「日産 セレナ」に1万6000台強のリードを許している状況だ。

 そのホンダが6月の「アコード」のモデルチェンジから新車攻勢に打って出る。目玉は9月と言われるフィットのモデルチェンジだが、その後も「オデッセイ」、「ライフ」、フィットベースのコンパクトSUVと、11月の東京モーターショーまで立て続けにニューモデルを投入するというのだ。

 先陣を切ったアコードはHV専用セダンということもあり、発売1週間で月間販売目標1000台の3倍強となる約3600台の受注を獲得。販売期間が10日ほどしかなかった6月も925台(プラグインHV含む)という実績を残した。日本では不人気のセダンながら、リッター30kmという軽並みの燃費性能はインパクト大ということだろう。

 また新型フィットHVはアクアを上回る燃費を実現し、さらに自動ブレーキ機能なども搭載予定。トヨタにHVバトルを挑むとともに、新型軽の「デイズ」で反転攻勢に出た日産をも突き放そうとしている。今年上半期の新車販売でシェアが40%に迫った軽と、登録車部門で初めてシェア30%を突破したHVの両方にニューモデルを投入するホンダがNo.2の座を堅持できるか要注目だ。

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