いま改めてコルト ラリーアートが凄すぎる。専用の外装パーツにターボまで装着して160馬力オーバー!! ここでは維持や修理はちょっと大変だけど魅力的なマイナー車8台を紹介していくゾ!
※本稿は2023年12月のものです
文/伊達軍曹、画像/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年1月10日号
専用エアロにオーバーフェンダー!! コルト ラリーアートの仕様がガチすぎ! 整備はちょっと大変??なマイナー車8選
■整備や維持は少し大変だが喜びはデカい!
三菱 コルト ラリーアートバージョンR。このクルマを「メジャー」と判断するのはクルマ好きのみ
軽症者班を対象とするモデル群では若干物足りないと感じた場合には、こちら「中等症班」に移るか、もしくは最初からこちらに入会することをおすすめしたい。
年式的に若干古くなる場合が多いため、整備や維持には少しだけ難儀する局面が発生する可能性はあるが「マイナー車としての輝き」はやはりこちらのほうが断然上。
何もわかっちゃいない輩から「あの人、ヘンなクルマに乗ってる!」と後ろ指を指されるという、こちらとしては逆に願ったりな展開を、比較的ひんぱんに経験できるだろう。
ここでご紹介するモデル群はどれも素晴らしい選択肢であると思うが、三菱のコルト ラリーアートバージョンRは「若干メジャーじゃない?」と感じるかもしれない。
だがそれはクルマ好きならではの勘違いで、一般的にはこの名作も「よく知らない、地味で古い小型車」に見えるものだ。
■ダイハツ ブーンX4
ダイハツ ブーンX4 中古車流用台数:10台 中古車相場:100万~260万円
●このクルマのマイナーブルース
♪ストップ・ディス・シーズン
インタークーラーウォータースプレー
俺のLSDは薬物じゃないよ 機械式だよ
初代ダイハツ・ブーンのモータースポーツ参戦用ベース車両として2006年3月に登場。搭載エンジンは新開発の0.9L直4気筒インタークーラー付きターボ「KJ-VET」で、最高出力133ps。
「インタークーラーウォータースプレー」という、インタークーラーのフィンを冷却し、吸気温度を下げることでエンジン性能を引き出す機構が付いている。
駆動方式はフルタイム4WDで、フロントには純正で機械式LSDを装備。組み合わされる5MTもクロスレシオで、100km/h巡行時のエンジン回転数は4500回転ほどというローギアードっぷりだ。それでいて、知らない人からは「ただのダイハツの小型車」にしか見えないところがまたイイ!
・中古車流用台数:10台
・中古車相場:100万~260万円
■日産 マイクラC+C
日産 マイクラC+C 中古車流通台数:40台 中古車相場:50万~160万円
●このクルマのマイナーブルース
♪夏色のカブリオレに乗って 連れていってよ
口づけは電動ルーフを閉めてから 恥ずかしいの
・中古車流通台数:40台
・中古車相場:50万~160万円
■スバル インプレッサ アネシス
スバル インプレッサ アネシス 中古車流通台数:20台 中古車相場:30万~90万円
●このクルマのマイナーブルース
♪嗚呼アネシス 「安心」してくれ
君を愛する人は 僕だけじゃないよ
5ドアハッチバックのみだった3代目インプレッサに’08年に追加された4ドアセダン。Anesis(アネシス)はギリシャ語で「安心」「快適」「信頼」を意味する言葉で、当時のスバルはそのあたりの雰囲気を推したかったようだが、今となっては「超マイナー車ゆえの正体不明感」が、このクルマの最大の魅力かも。
とはいえセダンゆえの重心の低さがもたらす走りはなかなか快適で、特にパワフルではない2Lエンジンも、実用回転域ではけっこうトルクフル。総額50万円前後でなかなかの物件が見つかるはずだ。
・中古車流通台数:20台
・中古車相場:30万~90万円
■スズキ キザシ
スズキ キザシ 中古車流通台数:10台 中古車相場:50万~150万円
●このクルマのマイナーブルース
♪遠いきざしに 俺たちは夢を見た
果たせたことも 果たせなかったことも
今はすべて夢の中 あるいは パトカーの中
スズキが2009年に発表したDセグメントのセダン。搭載エンジンは最高出力188psの2.4L直4で、駆動方式はFFと4WD。意欲作ではあったが、残念ながらさほど売れず、その後は警察の捜査用車両(刑事などが乗る覆面パトカー)として主に活躍した。
・中古車流通台数:10台
・中古車相場:50万~150万円
■三菱 コルト ラリーアート バージョンR
三菱 コルト ラリーアート バージョンR 中古車流通台数:130台 中古車相場:40万~220万円
●このクルマのマイナーブルース
♪ゲトラグ デスメタル
ザックス レアメタル
マイベック フォーエバー
コルトのラリーアート仕様に専用エアロパーツやオーバーフェンダーを装着し、スポット溶接の増し打ちも行ったスポーツモデル。エンジンは1.5Lの4G15型MIVECターボで、トランスミッションはゲトラグ製5速MTまたはCVT。MT車は163psの出力を発生していた。
高い物件は高いが、総額80万円前後でもまずまずの物件が見つかるはず。
・中古車流通台数:130台
・中古車相場:40万~220万円
■シトロエン C4カクタス
シトロエン C4カクタス 中古車流通台数:20台 中古車相場:100万~270万円
●このクルマのマイナーブルース
♪サボテンの 花は短し パリの風
日本では1年ちょっとだけ販売されたクロスオーバーSUV。ボディサイドの「エアバンプ」と呼ばれるポリウレタンや個性的なフロントマスクがなんとも特徴的で、この部分だけでも購入する価値は大。金太郎飴的な売れ線SUVとは確実に一線を画すことができる。
・中古車流通台数:20台
・中古車相場:100万~270万円
■フィアット ムルティプラ
フィアット ムルティプラ 中古車流通台数:10台 中古車相場:70万~170万円
●このクルマのマイナーブルース
♪クセになる味 草葉の陰から
「世界一醜いクルマ」に選定されたこともある6人乗りMPV。とはいえ普通の顔つきに変えた後期型はまったく売れなかった。やはり「この顔」がイイのだ。そしていざ走らせても、きわめて俊敏なクルマである。狙い目は総額140万円前後。
・中古車流通台数:10台
・中古車相場:70万~170万円
■当時はマイナーだった車種も最近は非マニア層から大人気に?
アメリカでデザインされ、日本では2003年から2005年まで販売されたホンダのエレメント
新車が発売された当時は「ちょっとおしゃれでマイナーな物が好き」という人だけには少しウケたが、一般層にはあまりウケなかったため、早々と廃番になってしまったモデルというのがいくつかある。
そういったモデルの代表格が写真下の「ホンダ エレメント」であり、あるいは同じホンダの「クロスロード」も、そのような存在だったかもしれない。
しかし最近は、それらマイナー車の「今のクルマと違ってゴテゴテしてない感じ」が、決してカーマニアというわけでもない人の間でけっこうウケていて、人気が微妙にプチ再燃していたりもする。
素敵なマイナー車に再びスポットライトが当たるのは嬉しいことだが、その煽りをくらって(?)中古車相場がそこそこ高くなってしまったのは痛し痒しである。
写真のホンダ エレメントは、昔はまずまずお安く買えたが、最近では総額200万円以上の中古車も出始めている。まだまだ上がりそうなポテンシャルを秘めているため、もしもそれらを買うなら早いほうがいいのかも?
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