BMW i3 のみんなの質問

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「最近は車のボディーに「コウチョウリョクコウ」と言われる鉄板が使われてるから、成形が難しく板金が出来ないよ~」と、友人が以前話していた事がありました。

「コウチョウリョクコウ<漢字

が分からずすいません>」というものがどんなものか?、自身はよく分からないのですが・・・。

仮に友人が言うように板金が出来ないとなると、衝突されたり当てたりしたら、修復においてはどう直すのでしょうか?

何か特別な技術が要るのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

高張力鋼板(High Tensile Strength Steel、ハイテン)
のことですね。

クルマの軽量化の技術です。
もともと日本には,鉄の技術は豊富にあります。

クルマの重量のうち,ボディの重量は約20~25%を閉めます。
この重量を軽くできれば,クルマの重量自体を低く抑えられるため,
様々なテクノロジーを活用しています。

1990年に,NSXが発売された時,
オールアルミボディが世間を驚かせました。

鉄よりも40%も軽いアルミを使用するとことによって,
ボディの剛性や強度を落とさずに軽量化に成功したのです。

しかし,アルミは,造成が難しいのです。
ちょっとぶつけただけでも,高額の修理を必要としました。

今でもアルミは自動車の軽量化に使用されています。

と同時に,技術も進み,ハイテンを活用する自動車も増えてきました。
一般的には340MPa~790MPaのものが高張力鋼板と定義されており,
通常の鋼板(冷間圧延鋼板、引張強度は300MPa程度)より
板厚を薄くすることができるため,軽くすることが可能です。

当然,薄くすればする程軽くなりますが,
板金などの技術は当然必要となります。
もちろん,アルミに比べれば,鉄の方が簡単だとは思いますが。

最新のクルマでは,カーボン(CFRP)も採用されています。
昔ならレースの世界の話でした。
LF-Aに多用され,BMWのi3やi8なども
日本のカーボン繊維プラスチックを採用しています。

おそらく単価が下がってくれば,
もっと自動車で活用されるようになると思います。
(話題になった新型飛行機では採用されています。)

他にも,ダイハツは樹脂の活用に積極的です。
コペンのボディが着せ替え可能になるのも,
この技術が活用できるからと言われています。

軽量化と,安全性のため,クルマのボディ技術は
これからも日々進歩してくものと思われます。

昔は機械というものは点検修理しながら使用するものでした。
今は,修理と言うよりも,一式アッセンブリー交換するように
なってきました。

ハイテン,アルミ,カーボンと,ボディのパーツが変わるにつれ,
メカニックや修理整備士泣かせのクルマになっているのでしょうね。

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その他の回答 (5件)

  • わかりやすく言えば昔のパネルは針金。
    90°に曲げたら90°に曲がる。
    だから曲がったパネルも簡単に戻す事ができます。

    現在のパネルは高張力鋼板。
    いわゆる原型をとどめようとする力の強いバネです。
    これは90°に曲げて話すと元に戻ろうとする力が強く働き20°くらいしか曲がらない。
    よって元に戻すことが難しい。
    これによって薄く出来た。
    そして一度変形すると性質がかなり変わる特徴を持っているため難易度はさらに増える。
    技術があれば修理は可能ですがコストを考えると交換作業が妥当、となることが多いです。
    作業としてはハンマーとドリー(当て板)で叩き出すのではなく溶着により引き出すのが主流です。
    溶着機も種類が色々ありなるべく鋼板の性質を変えないようにすることが色々と考えられています。

  • 高張力鋼…てのは繰り返しになるからまあいいや。

    別に今に始まった話でもなく、30年以上前から普通に使われています。
    技術進歩でより強く・薄くなり、やりにくくなったということはあっても、鈑金出来ないなんてことはありません。
    出来ないというより、手間が掛かって昔に比べ似たような損傷で交換の方が安上がりになるって事はあるでしょうが、それにしたって交換すれば済む話ですし。

    Youtubeで「自動車鈑金」(板金)で検索すれば、本職がどう直してるかは色々出てきます。

  • 漢字は高張力鋼です。

    通常、車に使われる鉄板は強度を必要としない部位
    (例えばボンネットやフェンダー・トランクなど)
    には普通の鉄板(柔らかい)が使われますが強度を必要とする
    部位(フレームやサイドステップなど)には高張力鋼板を
    使用します。

    大きな理由は衝突したときの乗員保護が目的です。

    プレス成型するとき鉄板を伸ばして本来の形にする訳ですが
    高張力鋼板は伸びが非常に悪いため成型は困難です。
    また硬いためハンマーで叩いても曲げにくい鉄板も使われています。
    このため板金に苦労するのです。
    火であぶれば柔らかくなりますが鉄板の組織である炭素が燃えて
    しまうので高張力で無くなります。

    ぶつけたら交換か機械で引っ張って直すか最悪は
    切り取って新しいパーツを繋ぎ合わせるか・・・ですね。

  • 高張力鋼板

    特別な道具はいりません
    パテでやる分には普通の鋼板と変わりません
    叩いたりする作業は腕がよい職人でないと修理ができません。

  • 漢字で書くと、「高張力鋼板」ね。

    英語だとHigh Tensile Strength Steel(HTSS)と言われ、ハイテン鋼などとも呼ばれています。

    引張強度が強くなっており、その分が丈夫。炭素やシリコン、マンガンといった元素を混ぜ込むことで強度を出しますが、その製造法は門外不出で日本企業の独断場です。

    技術は門外不出であることから、その製法や組成を明らかにしたくないために特許も取っていません。パクリお得意の韓国、ポスコがこれをかいくぐり新日鉄から技術を盗用、独自技術だと言い張り輸出を始めています。が、これに激怒した新日鉄は、ポスコ相手に裁判中です。

    つまりは、製造法が門外不出だから修復方法もワカラナイというわけ。その部分を切り取って、丸々交換しかありません。
    が、切り取るのにも硬いから普通のバーナーでは切り取れず、特殊なバーナーが必要なので新たな設備投資がいるというわけです。これは、零細な板金業者にとってはイタイ出費なわけです。

    軽のような小型の車にこそハイテン鋼が多く使われその比率は高くなるわけですが、修理には新たな設備投資が必要なことから、当然ながら修理代金も上がるわけです。それを軽ユーザーが認めてくれるのかどうか…?

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