BMW i3 のみんなの質問

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BMWの新機構について!!

bmwが開発した、1番新しい機構を教えてください。

bmwが開発したものであればどんな機構でもいいです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●最近の技術
下記があげられます

2001年 スロットルバルブレス(バルブトロニック)
2008年 トルクベクタリング(ダイナミック・パフォーマンス・コントロール)
2009年 4WS(インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング)

●解説
★バルブトロニック
これはBMWが世界ではじめて開発した可変動弁の方式で,吸気弁のリフト量を連続的に可変することで,スロットルバルブをなくした技術です。世界中の自動車会社で開発を競っていた技術ですが,BMWがいち早く成功しました。2007年にトヨタと日産が追随しています。また2010年,油圧制御で自由度を増したものをFIATが採用しています(マルチエア:開発元はドイツのシェフラー)
当初,バルブトロニックには,暖機用に小型のスロットルバルブを装着していましたが,現在はありません。またヘッド回りのスペースが厳しかったのですが,第2世代ではすこし小さくなり,かつ小開度時の制御性が向上しています
ホンダやVWなどは,気筒休止を採用していますが,これは稼働気筒数を減らすことで,スロットルバルブの開度をより大きくし,ポンピングロスを低減する技術であり,スロットルレスにくらべると,遅れた技術です
またマルチエアは,弁が戻るときにも油圧を使う必要があり,一般的な弁駆動にくらべると,動力損失が大きいのが難点です
いろいろ考えると,吸気弁の作動位相をかえる技術(VANOS)とバルブトロニックの組み合わせが最良です。登場から10年以上が経過していますが

★トルクベクタリング
後輪左右のドライブシャフトにそれぞれ湿式多板クラッチを装着し,左右の駆動力を制御し,後輪による旋回モーメントを発生させる方式です。従来,後輪の舵角を調整する4WS(日産のHICASなど)がありましたが,次元が異なるドライブフィールを実現します。つまり大きなSUVが,BMWミニのようにキュッキュしながら走ります。
この技術は,すでにいろいろな車種,部品メーカで開発されており,たとえば日産ジュークにも装着モデルがあります(トルクベクトル)

★インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング
後輪の舵角を変える4WSに加えて,前輪の舵角補正を組み合わせた技術です。これにより,単純にカウンターをあてるような操舵だけではなく,同時に車両姿勢を変えることも可能になります

===

●個人的に注目している技術
下記の4つです。

・低廉なCFRP
・トリプルターボ付きディーゼルエンジン
・マグネシウム合金
・iDrive

★CFRP
トヨタがBMWと技術提携をした狙いは,この技術の獲得です。トヨタでもLFAにCFRPをつかっていますが,BMWはi3などの将来の量産車に適用を計画しています。現在,コストが目標の10~20倍も高いため,採用できません。しかし,軽量化による燃費改善のためには,是非,必要な技術です。CFRPといっても,10数種類の製造方法があり,現在はコストの安い熱可塑性に興味が移行しています。

★トリプルターボ付きディーゼルエンジン
・レイアウト
エンジン上部 … 2個の小型ターボチャージャ
エンジン下部 … 1個の大型ターボチャージャ

・作動
低回転域 … 1個の小型ターボチャージャ
中回転域 … 1個の小型ターボチャージャ + 大型ターボチャージャ
高回転域 … 全ターボチャージャ

3.0L,381馬力,740Nm,脅威のディーゼルエンジンです

★マグネシウム合金
BMWのエンジンのブロックには,マグネシウムが使われています。そして摺動部にはアルミニウムが使われています。そしてアルミニウムの熱膨張を抑えるようにマグネシウムで鋳ぐるんでいます。これはBMWだけが採用している技術です。これにより,エンジン質量が10kg軽くなっています。車両重量で10kgというのは,非常に小さいのですが,エンジンが10kg軽くなると,エンジン振動の振れまわり振幅や加速度が小さくなり,騒音・振動に有利です

★iDrive
先代の7シリーズに採用されたときは,つかいにくい部品の代表でした。しかし現在は,多くのメーカが採用する標準的な入力デバイスになってきています。これはiDrive自身の進化もありますが,スマホ世代からみれば,この程度の操作は簡単なのでしょう
この装置の目的は,運転姿勢の保持です。従来のタッチパネルでは,操作のたびにステアリング位置が変わったり,視点移動があったりしました。それらを解消し,超高速運転中もナビ操作ができるようにした装置がiDriveです。トヨタはもともとタッチパネル主導派でしたが,最近は,iDrive派に移行してきています

===

●回答
新しいという意味では,マスプロ向けCFPRということになります。しかし個人的には,バルブトロニックがもっとも凄いと思います。数年前,BMWのエンジン屋にどうして直6エンジンに最初に採用しなかったのかと尋ねました。すると,彼は,直6がもっとも大切なエンジンなので,別のエンジン(4気筒,V8など)で採用し,問題がなければ,直6につかうのだそうです。さすがです

ご参考になれば幸いです。

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