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スポーツカーとは? 人気の国産車・輸入車もまとめて紹介!

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スポーツカーとは? 人気の国産車・輸入車もまとめて紹介!

 この記事をまとめると

■スポーツカーの定義やメリットを解説

フェラーリでもランボでもない! 成功者が「ポルシェ」を選べば間違いない理由

■次におすすめ現行モデルを紹介

■最後におすすめ中古モデルを紹介

 ひと昔前とは大きく変化したスポーツカー

 クルマに対する興味が失われつつあると言われる令和時代ではありますが、それでも国内外のメーカーからスポーツカーは数多く生まれています。

 速く走ることができるのは当然、快適性や安全性まで備わるのがいまどきのスポーツカーと言えるのでしょうが、そんなスポーツカーについて深堀りしていきましょう。

 ミッドシップ? マルチシリンダー? 人により認識が違うスポーツカーの定義

「スポーツカーとは何か?」この質問って簡単なようで非常に難しいテーマといえます。

 なぜなら世代やクルマに対する価値観、好みによって「スポーツカーはミッドシップであるべき」「2ドアが必須」「パワーユニットは大排気量のマルチシリンダーでしょ」などなど、スポーツカーに対するこだわりや定義が異なるからです。

 もちろん1970年代と2020年代では、スポーツカーに求められるニーズも違いますよね。

 それらを考え現在のスポーツカーの定義を考えると、

・走行性能を重視したパワーユニットを搭載し ・足まわりも走りに特化したセッティングが施されている ・いかにも走りそうなスタイリングを身にまとう

 このあたりが当てはまるクルマといえるのではないでしょうか。

 2ドアか4ドアか、駆動方式、排気量が大きいかそうでないかなど、旧来の価値観では現代のスポーツカーを語ることはできません。

 いまどきはピュアスポーツカー、ライト(ウエイト)スポーツカー、ハッチバックスポーツカー、スポーツセダンすべて含めて“スポーツカー”と呼んで間違いないでしょう。

 ミニバンやSUVとは違うスポーツカーの良さとは

 先に上げたように現代のスポーツカーを定義すると当てはまるクルマは多岐にわたります。ただ、居住性を重視したミニバン、いま流行りのSUVとは違うスポーツカーとしての良さや魅力を持ち合わせています。

 スポーツカーの定義とともにクルマによって多少は異なってきますが、

・クルマを操る楽しさがわかる ・ロー&ワイドの見た目がもたらすかっこよさ ・ミニバンなどとは違う非日常感が備わっている

 このあたりは共通した魅力といえるでしょう。

 反面、車高が低いモデルが多いため、ミニバンやSUVと比べると乗り降りしにくいことや居住性が劣るなどのデメリットもありますが、逆に乗りこなすことで特別感を得ることもできるのではないでしょうか。

 ひと昔前のスポーツカーとは違い、サスペンションの性能を存分に引き出す設計がなされた現代のスポーツカーはけして乗り心地も悪くはありません。

 所有したことがないとわからないかもしれませんが、いまどきのスポーツカーは我慢して乗るクルマではないことは認識しておきましょう。

 それらを踏まえ、おすすめできるスポーツカーを挙げていきます。

 おすすめの国産スポーツカー

 トヨタ・スープラ

 全長4380mm、全幅1865mm、全高1290mm パワーユニット:3リッター直6、最高出力387馬力(285kW)/2リッター直4、最高出力258馬力(190kW)/2リッター直4、最高出力197馬力(145kW)

 2019年に4代目の生産中止から17年ぶりに復活したスープラ。新型スープラはBMW Z4と基本コンポーネントを共有し、先代のデザインを連想させるような、やや古典的なファストバックスタイルを採用して登場しました。

 新型に用意されるパワートレインは2種類3タイプ。3リッター直6ターボと出力が異なる2種類の2リッター直4ターボが用意されており、利用シーンや好み、また予算に合わせて選択可能。エンジンに組み合わされるトランスミッションは8速ATのみをラインナップ。

 直6エンジンはデビュー後、1年経たない今年4月にタービンやエキゾーストマニホールドに手が加えられ、最高出力が340馬力から387馬力と大幅アップを実現。もちろんパワーアップに対応すべく、ボディ剛性の向上や足まわりにも改良が加えられています。

 プリクラッシュセーフティなどの先進安全装備も充実。速さだけではなく、安全も兼ね備える、いまどきのスポーツカーに仕立てられました。

 マツダ・ロードスター RF

 全長3915mm、全幅1735mm、全高1245mm パワーユニット:1.5リッター直4、最高出力132馬力(97kW)/2リッター直4、最高出力184馬力(135kW)

 国内の自動車ファンはもとより、海外のクルマ好きに走る楽しさとオープンカーの爽快感を与え続けてきたロードスター。

 走る楽しさを重視するならオープンモデルが一押しですが、快適性も重視したい令和のスポーツカーとしてはリトラクタブルハードトップを装備したRFがおすすめです。

 開閉式の電動ルーフを備えるファストバックスタイルを採用したRFは、オープンエアを味わえる開放感とクローズボディだからこその快適性・静粛性を備えているのが大きな特徴。

 ロードスターとの違いは幌やフォルムだけでなく、パワートレインも電動ルーフ化による重量増を考慮してトルク重視の2リッターエンジンを搭載しています。また、タイヤもロードスターより1インチ大きい17インチアルミホイールを装備。足まわりも旋回性能より、落ち着きのある走りにこだわったセッティングが施されました。ロードスターが人馬一体をテーマとしたスポーツカーならば、RFはゆとりある走りを楽しむGTカーの要素が加わっています。

 小気味良い走りと加速が楽しめるロードスターか、力強いトルクを味わえるRFかは好みによって分かれるますが、どちらもスポーツカーとしての高い資質を有しているモデルであることは間違いありません。

 トヨタGRヤリス

 全長3995mm、全幅1805mm、全高1455mm パワーユニット:1.5リッター直3、最高出力120馬力(88kW)/1.6リッター直3、最高出力272馬力(200kW)

 50代以上のクルマ好きが若いときに熱中した“ホットハッチ”が令和によみがえったともいえる存在で大いに注目をあつめたGRヤリス。

「GAZOO RACING」直系ブランド“GR”の名がつくGRヤリスは、WRCのホモロゲーションを満たすために開発されました。

 そのため、今どきの国産車ではかなりレアな2ドア(3ドアハッチバック)のコンパクトスポーツが新たに出現することになったのです。

 グレードは直3インタークーラーターボ付き1.6リッターエンジンを搭載する4WD仕様の「RZ」「RZハイパフォーマンス」、さらにFFで1.5リッター直3エンジンを積む「RS」と3タイプ。

「RZ」がベーシックモデル的な存在で、プレミアムスポーツシートなどを装備する「RZハイパフォーマンス」「RS」は気軽に走りを楽しめるエントリーモデルとなっています。

 コンパクトなボディにハイパワーのエンジンを積んだGRヤリスの運転が楽しくないわけありませんが、オーディオ機能とスマホ連携機能を備えたインパネ中央部のディスプレイを標準装備するなど快適性にもこだわられているところは、令和のスポーツカーならではですね。

 おすすめの海外スポーツカー

 シボレー・コルベット

 全長4630mm、全幅1940mm、全高1220mm パワーユニット:6.2リッターV8、最高出力502馬力(369kW)

 2019年に発表された8代目シボレー・コルベットの大きなトピックスといえば、初代デビュー以来のFRレイアウトを捨て、ミッドシップ化されたことでしょう。

 駆動方式や見た目から「フェラーリっぽくなった」とも評される8代目ですが、OHVエンジンやコンバーチブルが設定されていることなど“コルベットらしさ”は数多く残されています。

 8代目に搭載されるパワーユニットは6.2リッターV8エンジン。いまどきのハイパフォーマンススポーツとは違いターボによる加給はありませんが、最高出力は502馬力(369kW)を発揮。先代モデルは650馬力以上のパワーを備えたモデルが存在していたため、スペック的には寂しさを感じますが速さは抜群。また、先代同様、ハイスペックモデルも追加されるのではないでしょうか。

 ただ、ミッドシップ化されたとはいえそこはコルベット。純粋な速さはもちろん低回転からのトルクが大きく扱いやすい特性も歴代モデル同様に備えています。

 レイアウトこそ一新されましたが、コルベットファンが納得する8代目ですが、いままでコルベットに見向きもしなかったスポーツカー好きにも注目されるはずです。

 ポルシェ718スパイダー

 全長4390mm、全幅1800mm、全高1270mm パワーユニット:2リッター水平対向4、最高出力300馬力(220kW)/2.5リッター水平対向4、最高出力350馬力(257kW)/4リター水平対向6、最高出力400馬力(294kW)/4リッター水平対向6、最高出力420馬力(309kW)

 ポルシェのスポーツカーといえば911シリーズを思い浮かべる人が多いと思いますが、エンジンをミッドシップに搭載するボクスターも忘れてはならない本格的なスポーツカーです。

 現行モデルは往年のレーシングカー由来の“718”がサブネームに加えられた4代目。兄弟車のケイマンも同様に718ケイマンを名乗ります。

 歴代ボクスターといえば水平対向4気筒エンジンを主としてきましたが、4代目には6気筒エンジンを搭載するGTS4.0をラインナップ。

 そんな718ボクスターシリーズのトップグレードが718スパイダー。GTS4.0と同じエンジンを搭載しつつもパワーを420馬力まで向上。サーキットでも走行を楽しめる本格的なスポーツカーに仕立てられています。

 BMW M4クーペコンペティション

 全長4805mm、全幅1885mm、全高1395mm パワーユニット:3リッター直6、最高出力510馬力(375kW)

 BMWがラインナップするスポーツモデルのなかで、いま1番注目を集めているのがM4クーペコンペティション。M3時代を含めると6代目(6世代目)となるクーペです。

 注目を集める理由のひとつが大きく取られたキドニーグリル。「大きすぎる」「なんじゃこりゃ」など賛否両論を巻き起こしたフロントグリルは、良くも悪くもこのクルマを目立たせるポイントとなっています。

 パワーユニットはBMWご自慢の3リッターストレート6、トランスミッションはDCTだった先代とは違い8速ATが組み合わされました。

 M4クーペコンペティションがいまどきのスポーツカーだと感じる部分は多いのですが、210km/hまで設定可能なACCまで備えています。操る楽しさを有するのがスポーツカーのメリットでもありますが、運転中ずっと攻め続けるわけではありません。コーナリングや加減速、ブレーキングなどにおいてスムーズな走行を可能とした高性能ACCが備わっているのは、スポーツカーユーザーにとってもありがたいものです。

 リーズナブルに楽しめるおすすめ中古スポーツカー

 トヨタ86(初代)

 全長4290mm、全幅1790mm、全高1320mm パワーユニット:2リッター水平対向4、最高出力200~207馬力 中古車相場:85~380万円

 兄弟車のスバルBRZとともに新型モデルが発表されている86。初代は2012年から販売され中古車市場に数多く販売されています。

 デビュー後は細かい改良やマイナーチェンジ、特別仕様車の追加などが行われてやことで、とくに後期モデルの足まわりは、改良が施された結果、デビュー時と比べ大きく進化していることに注目です。

 パワーユニットはデビュー時からスバル製の2リッター水平対向4気筒のFA20型を縦置きで搭載。最高出力207馬力、最大トルク21.6kgmを発揮し、6速MT、もしくは6速ATが組み合わされます。トランスミッションで注目したいのが約7割というMT比率の高さ。いまどきの国産車としては異例の比率です。

 マツダ・ロードスター(3代目)

 全長3995mm、全幅1720mm、全高1245mm パワーユニット:2L直4、最高出力170ps(※MT仕様) 中古車相場:38~330万円

 初代、2代目、また現行と歴代モデルのなかで人気という面ではイマイチなのが3代目ロードスター。しかし、その不人気ぶり、また低評価なことは不当なものだと断言します。

 不人気の理由はいくつかありますが、そのひとつは先代から大きくなったボディ。コンパクトなボディが売りだった初代、2代目からは40mmずつ長く幅広くなってしまいました。しかし、いまの基準で見ると3代目のボディサイズも充分コンパクト。逆にグローブボックスまで廃止した現行ロードスターと比べるとユーティリティは高く使い勝手が良いのです。

 また、2リッター直4エンジンも広い範囲にわたって最大トルクを発生する特性のためパワーに不足は感じず、走りの楽しさとゆとりを体感できます。

 RX-8の基本骨格や足まわりを活用したことで一部に不評をかっていますが、開発主査だった貴島孝雄氏によると、当時、マツダに大きな影響力を与えていたフォードとうまく調整し、人馬一体の走りを実現するためにロードスター専用設計を施しているのが3代目です。

 旋回性能や“キビキビ感”を味わうなら現行モデルのほうが上かもしれませんが、クルマ自体の出来はけして劣ってはいません。そう考えると、3代目ロードスターはコスパ最強のスポーツカーではないでしょうか。

 日産フェアレディZ(6代目)

 全長4330mm、全幅1870mm、全高1315mm パワーユニット:3.7リッターV6、最高出力336馬力(247kW) 中古車相場:108~490万円

 トヨタ86同様、すでに新型が発表されているフェアレディZ。しかし、5代目となる現行モデルも3.7リッターの大排気量エンジンを搭載するFRスポーツカーとして高い走行性能を有しています。現行モデルが登場したのは2008年。GT-Rに次ぐご長寿モデルとなりましたが、いまだに多くのファンをかかえるスポーツカーだといえるでしょう。

 3.7リッターV6自然吸気エンジンは圧倒的なパワーこそ感じないもののスムーズな吹け上がりを6速MTとともに操る楽しさは格別。“いまどき”のスポーツクーペにはない古典的な楽しさを味わえるのです。

 新型に期待するのはもちろんですが、大排気量のNAエンジンを硬めの足まわりで制御するアナログ的なフィールを楽しめる現行フェアレディZの楽しさも捨てがたい、そう感じる人は少なくないでしょう。

 スポーツカーは永遠に不滅

 近年、カーボンニュートラルを目指すべくガソリン車の販売を将来的に廃すると公言するメーカーが増えてきました。未来のクルマはパワーユニットをはじめ、大きく変わるのは間違いありません。

 ただ、そんな未来においても現在とは違う価値観でスポーツカーが開発・販売されることは間違いありません。未来のスポーツカーがどのような変化を経ていくのか多少不安は残りますが、いまとはまったく違う価値観を備えたスポーツカーに期待したいものです。

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みんなのコメント

17件
  • コペンはリーズナブルに楽しめる新車スポーツカーです。
    電動オープンの2シーターが200万円以下なんてまさに日本の匠の技ですね。
    シートヒーターも標準装備だから、真冬でもオープンにしてガンガン楽しんでます。
  • そりゃCVT以外の車でしょう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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