現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 軽自動車よりスゴいかも!? 「ホンダe」はくるくる扱いやすい! 狭き道も走破出来るスゴイ奴

ここから本文です

軽自動車よりスゴいかも!? 「ホンダe」はくるくる扱いやすい! 狭き道も走破出来るスゴイ奴

掲載 更新 22
軽自動車よりスゴいかも!? 「ホンダe」はくるくる扱いやすい! 狭き道も走破出来るスゴイ奴

■軽自動車よりも最小回転半径が小さなホンダe

 昨今の新型車は、衝突時の安全性やさまざまなセンサーなどの装備が搭載されている結果、ボディサイズが大きくなりつつあります。
 
 日本の道路事情にマッチした軽自動車でもその傾向はあり、規格ギリギリまでボディサイズを拡大しているので、ひと昔前のモデルよりも運転感覚として扱いづらさを覚える人もいるようです。

ホンダ 新型「シティ」世界初公開!

 運転の扱いやすさの目安として、最小回転半径という数値があります。この最小回転半径は、「道路運送車両の保安基準」に基準が記載されており、それに沿って各メーカーが測定している数値です。

 基本的には、停止時からハンドルを最大値まで切って低速で走行した際に旋回外側の車輪が描く円弧の半径のことを指します。

 この際の数値が小さいほど小回りが効きますが、車輪よりボディ面が飛び出しているために最小回転半径の数値と同じ道幅でUターンすることは出来ません。

 2020年9月現在、日本で販売されている軽自動車で人気となる背の高いスーパーハイトワゴンでは、ホンダ「N-BOX」が4.5m-4,7m、ダイハツ「タント」が4.4m-4.7m、スズキ「スペーシア」が4.4mです。

 ハイトワゴンでは、ホンダ「N-WGN」が4.5m-4.7m、ダイハツ「ムーヴ」が4.4m、スズキ「アルト」では、4.2m-4.6mとなっています。

 一方、日本においては軽自動車以外のクルマについて小型自動車を5ナンバー、普通乗用自動車を3ナンバーと区分しています。

 この区分では、排気量が2000cc以下もしくは、全長4700mm以下、車幅1700mm以下、全高2000mm以下のクルマが5ナンバーとして分類され、どれかひとつでも数値が上回れば3ナンバーです。

 比較的にボディサイズが小さな5ナンバーではトヨタ「ヤリス」が4.8m-5.1m、ホンダ「フィット」が4.9m-5.2m、日産「ノート」が4.7m-5.2mとなり、最小回転半径が5m近くなっています。

 そんななか、ホンダが2020年10月30日に発売を予定している電気自動車「ホンダe」は、ボディサイズが全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmとなり、全幅が5ナンバー枠を超えるため3ナンバー枠に分類されます。

 また、全長もヤリスの3940mmに近しいため、最小回転半径も5m近くなるのではないかと予想出来ますが、ホンダが公表している数値は、4.3mという軽自動車の平均を下回るものです。

 軽自動車並みの最小回転半径を実現していることについて、ホンダの開発スタッフは次のように説明します。

「ホンダeは、『都市型コミューター』として街中ベストを目指して開発されました。そのため、街中での取り回し性を重視しています。

 この4.3mを実現出来たのは、モーターのリア配置とステアリング機構やサスペンションの配置などを工夫した結果で、16インチや17インチという大きめなタイヤを装着しているにも関わらず、約6m幅の片側1車線の道路でも簡単にUターンが可能です。

 最小回転半径以外にも可変ステアリングギアレシオにより、ステアリングを回す量が少なく出来るので、狭い道場所での駐車が楽におこなえます。

 また、小回りが効く扱いやすさに加えて、従来のようなドアミラーではなく、『サイドカメラミラーシステム』を採用したことで、ドアに付いているカメラ部分が全幅に収まっているので、クルマ同士のすれ違い時にも安心して運転出来ます」

■ホンダeはRRを採用! 実際に極狭な特設コースで見せた実力とは

 今回、ホンダeの試乗会では狭い道路シーンをイメージした特設コースが作られ、実際にホンダeの取り回し性を体感できました。

 RR(リアモーター・リアドライブ)というレイアウトを活かすことで、同等のボディサイズを持つクルマよりもタイヤのキレ角が増しているホンダeは、道幅いっぱいの直進路でも不安なく運転が出来ます。

 また、特設コースにはホンダeの車幅いっぱいとなる曲がり角やクランクも用意されています。

 しかし、ギリギリの幅となる場所でもコーナーセンサーやディスプレイに表示されるカメラの映像によって、数十cm単位まで壁に寄せることが出来るため、感覚が掴めれば問題なくクリア可能です。

 ホンダeのタイヤキレ角は、タイヤを外側に切る「内輪切れ角」が約50度、逆にタイヤを内側に切る「外輪切れ角」が約40度と、停止時から目一杯ハンドルを切った状態で走り出すと、その場でくるりと180度回れるほどの性能を持っています。

 同様の特性を持つモデルとしては、ルノー「トゥインゴ」もRRレイアウトを採用し、最小回転半径4.3mを実現。

 10m四方の円形でも問題なく曲がり切ることが出来るなど、従来のクルマとは異なる運転感覚を味わえるのです。

 電気自動車と聞くと、まだ身近な存在に思えない人もいますが、ホンダeは街中ベストという日常の移動を考えたクルマだといます。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

22件
  • 価格を考えれば比較は軽自動車ではないでしょ?

    見た目が軽自動車みたいなだけで、価格は高級車だよね。
  • 東京のような交通環境かつ経済力高い都市内におけるコミューターとして、悪くないと思いますね。
    価格が安くないことでユニークさも保てるし、濃色系のボディカラー選べば、結構オシャレに使い倒せそうな気がする。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

451.0495.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

246.0469.1万円

中古車を検索
Honda eの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

451.0495.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

246.0469.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村