現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 半年待ちならいいほう! 受注停止や1年待ちだらけのいま「すぐ買える」新車を探してみた

ここから本文です

半年待ちならいいほう! 受注停止や1年待ちだらけのいま「すぐ買える」新車を探してみた

掲載 10
半年待ちならいいほう! 受注停止や1年待ちだらけのいま「すぐ買える」新車を探してみた

 この記事をまとめると

■半導体不足などにより、新車の納期が遅延している

いつになったら乗れるんだよ……他メーカーより納期遅延が酷くても皆「トヨタ」を選ぶワケ

■いま新車を注文したら納期はいつごろになるのだろうか?

■各メーカーの状況や、納期が短いクルマについて解説

 オプションの選択によって納期がさらに延びることも

 最近は新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻により、半導体を始めとする各種のパーツが供給不足に陥った。この影響で、新車の納期も大幅に遅延している。

 新型コロナウイルス以前なら、新車を契約して納車されるまでの期間は、在庫車でなくても1カ月から2カ月であった。それが今は3カ月なら短い部類に入り、6カ月から1年を要する車種も増えた。納期が際限なく延びるのを防ぐため、受注を停止した車種もある。

 納期の遅延はいろいろな車種で生じているが、とくに受注が集中する新型車に多い。トヨタの場合、クラウンでは、納期の遅延に対応して「アドバンス」の名称が付くグレードの生産を先に開始した。ハイブリッドのパワーユニットも、2.4リッターターボに比べて2.5リッターを優先していたが、2022年12月の契約では差が付かない。販売店では「2.5リッター、2.4リッターターボともに、アドバンスの納期は2023年9月以降で同程度だ。約9カ月を要する。アドバンス以外のグレードは、さらに遅れる」という。

 人気の高いノア&ヴォクシーは、2022年12月の契約で、ノーマルエンジン車の納期が2023年9月、ハイブリッドは2023年12月だから約1年に達した。販売店では「装着するオプションパーツやボディカラーによっては、さらに遅くなることも考えられる」という。

 スズキやダイハツの軽とコンパクトカーは比較的納期が短い

 日産は2022年に新型車を活発に投入して注目されたが、サクラ、エクストレイル、フェアレディZ、アリア、リーフの受注を停止している。販売店では「新型車の場合、納期が1年以上に遅延して、仕方なく受注を停止させた。サクラは12月下旬には受注を再開する予定だが、納期は不明だ」と述べた。

 マツダではCX-60が話題の新型車だ。販売店によると納期はパワーユニットによって異なり、2022年12月中旬に契約した場合、「ディーゼルのXDハイブリッドの納期は2023年2月から4月、プラグインハイブリッドも2月、ハイブリッドを装着しないノーマルタイプのディーゼルは3月、ノーマルタイプのガソリンエンジンは5月」だという。パワーユニット別に納期を区分して効率を向上させている。このほかスバルのソルテラは、2022年12月中旬に契約して、納車されるのは2023年6月頃だ。

 逆に納期の短い車種をトヨタの販売店に尋ねると「ダイハツが生産するルーミーとパッソは比較的短く、2022年12月中旬の契約で2023年の3月から4月には納車できる」という。スズキでは「ワゴンRなら納期は2カ月から3カ月、スペーシアでも4カ月で納車できる。スグに納められる在庫車もある」とのこと。つまり納期を短く抑えたい場合、スズキやダイハツの軽自動車とコンパクトカーはねらい目だ。

 このほかトヨタの場合、定額制カーリースのKINTOを使うと、ノア&ヴォクシーが1.5~2カ月で納車される。KINTOでは所有権は手に入らず、契約期間が満了すると車両を返却する。従って購入とは異なるが、使用を早期に開始することは可能だ。KINTOに納期が短い理由を尋ねると「車両の需給システムが販売店とは異なり、装備内容も違う。そのために契約から納車までの期間も異なる」と返答された。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
くるくら
ヒョンデが独占! 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
ヒョンデが独占! 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
THE EV TIMES
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
AutoBild Japan
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
バイクブロス
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
カー・アンド・ドライバー
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
くるまのニュース
岐阜‐福井の“最短新ルート”24日トンネル開通! 冠山峠貫く国道417号、開通1年でさらにスイスイ時短
岐阜‐福井の“最短新ルート”24日トンネル開通! 冠山峠貫く国道417号、開通1年でさらにスイスイ時短
乗りものニュース
ついに航続距離750kmを実現! DSオートモビルの新モデルが登場
ついに航続距離750kmを実現! DSオートモビルの新モデルが登場
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダの“原付二種”スクーター「リード125」がマイナーチェンジ! 7年ぶりのデザイン変更でスタイリッシュになった新型の魅力とは?
ホンダの“原付二種”スクーター「リード125」がマイナーチェンジ! 7年ぶりのデザイン変更でスタイリッシュになった新型の魅力とは?
VAGUE
モータリストがアウトドアブランド「JAGUY/ヤガイ」の取り扱いを開始!
モータリストがアウトドアブランド「JAGUY/ヤガイ」の取り扱いを開始!
バイクブロス
新生ジャガーを予告するティーザー画像公開!ブランドの未来にインスピレーションを与える「DESIGN VISION CONCEPT」
新生ジャガーを予告するティーザー画像公開!ブランドの未来にインスピレーションを与える「DESIGN VISION CONCEPT」
LE VOLANT CARSMEET WEB
ノリスのタイトル獲得チャンス”ほぼ消滅”のマクラーレン、チームオーダーは撤回へ
ノリスのタイトル獲得チャンス”ほぼ消滅”のマクラーレン、チームオーダーは撤回へ
motorsport.com 日本版
F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
AUTOSPORT web
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
motorsport.com 日本版
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
くるまのニュース
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
motorsport.com 日本版
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
AUTOSPORT web

みんなのコメント

10件
  • 納期最長と言われている、ランクルやジムニーの納期はどうなっているのだろう?
  • 自分が欲しい車が買えない場合皆さんなら待ちますか?待たずに他の車を購入しますか?待つならそう思う。他の車を購入するならそう思わないに押してください。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村