MT車についてです。

Question

この間会社でお客さんのランクル80のガスマニ乗ったのですが、クラッチを早くつなごうとして半クラ短めで発進しようとすると乗り心地悪くなります。半クラ長めで発進すると乗り心地が良くなります。

これは単に自分が下手なのでしょうか？
また、どちらの方が車に良いですか？
クラッチ消耗の度合いは大して変わりませんか？

ご教授よろしくお願いします。

Answer 1

無駄に長い半クラッチは必要以上のクラッチ磨耗を招きますが、無駄に短い半クラッチも発進の衝撃が大きくなり駆動系の破損を招きます。

具体的にはクラッチ板に組み込まれているダンパー(発進などの衝撃を吸収する機構)が破損したり(スプリングが飛び出してクラッチが切れなくなったりプレートが破損して空回りして動力の伝達が出来なくなったり)、車種によってはフライホイールに組み込まれているダンパーが破損して動力の伝達が出来なくなったりします。

つまりは発進の際に衝撃が出るようなクラッチの使い方を多用するとクラッチやフライホイールの交換が必要になってしまう訳です。クラッチ板の部品代は1~2万円ですが、ダンパー付フライホイールは10万円近くします。ですからクラッチ板は壊してもダンパー付フライホイールは壊さない乗り方の方が安上がりな訳です。

とにかくクラッチは適切に扱っても磨耗はゼロにならない消耗品。磨耗に必要以上に過敏にならない方がいいですね。