車にECTパワーって言うボタンがあるんですけど、これは何ですか？馬力が上がるんですか？ 燃料噴射時間が変わって動きがきんびんになるんですか？

Question

詳しく教えてください。

補足

車はランドクルーザーです。

Answer 1

ＥＣＴとは、Electronic Controlled Transmissionの略で、トヨタの電子制御式ＡＴのことです。

またこのＡＴは、「PWR（パワー）モード」など、スイッチ操作でＡＴの変速パターン（タイミング）を
電子制御で変更すことができるものです。

ちなみにパワーモードにするとギアチェンジのタイミングが高回転域で行いますので
加速は良くなりますが燃費が良くなることはありません。

エンジンの燃料噴射ではなく、ギアチェンジタイミングが変わりますので、
ご質問の通り機敏（ランクルで！？）に走行できるようになります。

質問者からのお礼コメント

詳しくありがとうごさいます。
でもアクセルを目一杯踏めば変わらないってことなのかな？

Answer 2

A/Tのシフトアップを通常より高回転で制御するボタンです。山道等でエンジンの力が必要なとき使います。エンジンの出力自体は上がりません。似たようなボタンでECON（エコノミー）やMANU（マニュアル）というボタンも車種によりあります。

Answer 3

ECT-PWRボタンについて。
あれをパワーアップボタンだと勘違いしている人が多いのですが、
パワーは変わりません。

簡単に言うと、オートマのロックアップを使わないようにするのと、
ギアのシフトチェンジタイミングマップを変更するボタンです。

オートマは、ミッションを使わず自動でギアチェンジをするために、
トルクコンバーターという液体物を介してエンジンの回転を
ドライブシャフトに伝えて車を動かしていますが、
このトルクコンバーター（以後トルコン）は
液体のため、力を伝えるのに若干のロスが生じます。

トルコンとは、お風呂の一方に手を入れてパタパタ動かすと、
お風呂のもう片方にその動きが伝わるようなイメージです。
この際、お風呂の向こう側にエネルギーを与える一番の良い方法は、
いちいちお風呂のお湯を介さずに、向こう側を直接手で叩くことです。
それがロックアップ機構です。


ハイギア時にある程度一定の速度で走行するなど、ギアチェンジが
不要になったと車が判断すると、トルコンを介さずにギアを直結して、
トルコンのロスを無くすようなシステムになっています。
これをロックアップ機構といいます。

ロックアップすることによりロスが無くなり、同じ速度を出すにも
ロックアップしていない時と比べてエンジンの回転数が低回転で
済むようになるため、燃費の向上につながるわけです。


ロックアップした後に、ブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだり、
大きな車速の変化があると、ギアチェンジが必要となる可能性が
高まるため、ロックアップを解除してトルコン状態に戻し、
ギアチェンジに備えるようになっています。


敏感な人は4速や5速で一定速度で走行すると、
すぐに回転が少し下がるのに気がつくはずです。

このロックアップ機構は燃費走行にとって必要な物ですが、
加減速が頻繁に要求されるようなシーンでは、ロックアップと
解除を繰り返すようになってしまい、もたつきが生じてしまいます。
ECT-PWRボタンを押すことでこのロックアップを強制的に使わないように
なるため燃費は悪くなりますが、加減速時の反応は良くなります。