スバリストって変わり者が多い気がするんですが皆さんの周りにはいませんか？ 自分の周りには結構いる気がします。

Answer 1

この御時世に、ボンネットに風穴あけて燃費の悪い車乗り回してるんですから、変わり者なのは否定できませんね。
かく言う私もその一人です。

そもそもね、スバル自体が変態技術屋集団なんですよ。
車としての点数を100点満点で考えると、トヨタはやれば出来るのに80点しか目指さないけれど、スバルは次を見越して常に200点を目指しているんです。過剰なほどの研究所への熱意があるのです。
だから、FFやCVTやVDCやAWD…最近ならアイサイトですか？そういった先進技術の開発に注力し、実用化し、そして先駆者として非常に高い水準で完成させ、高評価を得ているわけです。
アイサイトなんて、本来ならASIMOを作ったホンダがいの一番に作らなきゃならなかった類のモノなのに、彼らにはそれが出来ず、スバルはそれを驚くほどの低価格で成し遂げてしまいましたよね。
四駆の性能でも、本格パートタイム四駆に比肩するオフロード走破性をXVで成し遂げましたし。更に燃費を度外視して馬力向上を主目的にしたハイブリッドを出すなどという荒業に打って出る始末…。

その根底には「作りたいものを、作りたいで終わらせずに実際に作る」というスバルならではの魂が垣間見えるのです。

その変態イズムも、苦肉の策や粗削りな部分もあるのです。ですが、それがまたいい味になっている。あの今は亡きボクサーサウンド（トロドロドロドロという排気干渉音）はその代名詞ですね。いまだに昔のドロドロEJ20愛好家も多いです。

このように、ドロドロエキゾーストノートや水平対向のふけあがりの良さや走りの性能や数多の変態技術に魅入られた連中が、年甲斐も無くスバル車を欲し、そして酔いしれているのです。
人はそれを「スペック厨」と呼んだり、キモオタ車と揶揄したりします。ですが、現に評価されており、熱狂的なファンがいる…それは大事な事です。

「トヨタ車は最高だ！トヨタは魅力的過ぎる！」と、胸を張って言うトヨタユーザーはいません。
日産車も、根っこはスバルと同じ中島飛行機ですがカルロス・ゴーン体制以後は欧州の方を向いたまま、ユーザーに呼ばれても帰ってきません。そして今では声もかからない。
ジムニーが好きだ、エスクードが好きだという人はいても、スズキ自動車が好きだという人はすくないです。
ホンダや三菱に至っては自嘲する人も多いです。
マツダに至っては、最大の売りであり大切なロマンの塊だったロータリーを手放し、未熟さばかりが目立つメーカーに成り下がってしまった…。
ダメハツは親会社の250万クラスの主力ハイブリッドを燃費面でぶっちぎる100万クラスの軽自動車を作ってしまい、ユーザーからは退屈で遅いと文句を言われ、親会社からは顰蹙を買う始末。

メーカー規模で愛されているのは、スバルだけです。「スバルが好きだ」と言い切る人が腐るほどいます。
水平対向ではないヴィヴィオやサンバーまでひっくるめて、スバリストはスバルを愛しています。
端から見れば変態なのは分かっています。でも、この衝動は止められないし止まらないし、止める気も更々浮かばないものなのです。