スバル インプレッサ G4 のみんなの質問

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インプレッサG4のAWDについて

こんにちは。スバル インプレッサG4のAWDについて疑問なのですがAWDの安心感、(G4の)AWDの安定感はFFとは違うと言いますが、本当にそうなのでしょうか?

そもそもG4はスバルの中で数少ない(安い)電子制御に頼らないAWDだと書いてありました。つまりはビスカスカップリングの方式を採用されているとありました。
自分はビスカスカップリング方式の4WDワゴンRに乗っていて、昔調べた内容ではビスカスカップリングは前輪と後輪をつなぐシャフトに付いており、前輪と後輪の回転数にわずかな差が生まれた時、その回転数の差でオイルをかき混ぜ(蜂蜜にお箸を突っ込んで素早く回転させると蜂蜜は回らないが、ゆっくりだと蜂蜜も一緒に回る)、オイルを膨張させ前輪と後輪を連結させ4WDになるとありました。

結局、普通の乾いた道で普通に走行していれば、まず4WDにならないのでは?安心感とは結局感覚でしかないのでは?それとも、普通にカーブを曲がる時でもビスカスカップリングの条件に当てはまり、AWDになっているのでしょうか?

またビスカスカップリング方式のAWDは、雪道でもある程度スリップして回転数にわずかな差が生じないと4輪は駆動しないのでしょうか?もしそうだとすると、ビスカスカップリングAWDの存在意義とはなかなか疑問です。

G4からだいぶん話もそれてしまいましたが、もしわかるようでしたら回答お願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

すでにご回答されている方がいる通り、ビスカスカップリングのセンターデフを利用しているのはMT車。AT車はアクティブトルクスプリットAWDという電子制御式です。いずれもスバルのAWDとして定評のあるものです。

お話しに出たビスカスセンターデフでも、スバルのものは基本トルク配分は前:後=50:50で、ラリーでも活躍した歴代WRXのMT車で採用されてきたシンプルで効率的なシステムです。
他のメーカーの四駆でビスカス方式のものは、基本はFFで走行し前輪が空転した時のみ後輪にトルクが伝わるスタンバイ式四駆で4WDといっているクルマ多いです。このスタンバイ式は滑って後輪が動くまでのタイムラグがあるほか、なんとエンジンブレーキ時には四駆ではなくFFのままというのが基本です。その点、スバルはその種のスタンバイ式四駆は一切採用していません。

スバルにはこのほかにも電子制御で後輪偏重トルクのVTD方式やDCCD方式もありますが、スバルのビスカス式は電子制御に頼らずに素直なハンドリングが得られているAWDです。スバル車のソリッドな素性で勝負できることをを証明するシステムとして多くの支持者がいます。

本題ですが、同じビスカスカップリングなのに、スバルは前:後=50:50のフルタイム四駆。ワゴンRの4WDのようなスタンバイ式四駆は通常はFF走行。その最大の違いはセンターデフにあります。
スバルは、エンジンからの駆動力がセンターデフに直結していて、スタンバイ式四駆は前輪のデフに直結している点が大きな違いです。
センターデフについて説明が必要かもしれません。まず、クルマにはコーナリング時の左右輪の回転差を吸収するデファレンシャルギアがついています。通常のオープンデフは左右輪どちらかが空転すると、もう一方の車輪には駆動力が伝わらずクルマが進まなくなります。これを防ぐためにLSD(リミテッドスリップデフ)を採用するのですが、片輪が空転した時のみデフ機能を制限するためビスカスカップリングを使う場合があります。

このビスカスLSDを前後輪の間に利用したものがスバル方式のビスカス式センターデフです。もしもセンターデフがオープンデフだった場合、例えば後輪のみ空転したら前輪にはトルクは伝わらず前に進みません。そこでビスカスLSDを入れて、後輪空転時でも前輪に駆動力が伝わるようにしています。話を前後輪入れ替えても同じです。話を整理すると、エンジンから駆動力がダイレクトにセンターデフに繋がれ前後輪に均等に50:50で分配されます。それで前後輪に回転差が生じたときのみビスカスLSDがデフの機能を制御して直結四駆に近づけます。

一方のスタンバイ式四駆は、エンジンの駆動力は前輪のデフに直結しています。そこから後輪を駆動するためのドライブトレインは繋がっているのですが、その間にビスカスカップリングが装着されています。前輪の駆動力で車体が進み、地面を通じて後輪が回るだけで、前輪と同じ回転数で後輪が回っている限りは後輪には駆動力は発生しません。但し、前輪が空転するとビスカスが粘性を増して後輪に駆動力が発生する仕組みです。確かに四駆としての性能は劣るのですが、構造が簡素なため低コストでできること。また、重量が軽いため四駆化による重量増が抑えられ燃費が悪くなりにくいことなどが利点です。

どちらが良いかはユーザーさんの使用条件によって異なりますが、ビスカスカップリングの使う場所によって大きく性能が異なってくるということですね。

質問者からのお礼コメント

2014.3.15 21:22

大変詳しく解説いただき、ありがとうございます。
スバルのAWDは、ビスカスカップリングであっても他メーカーとは違うのですね。

皆さん回答ありがとうございました。

その他の回答 (2件)

  • マニュアルだとビスカスカップリングだと思います。
    但し、生活四駆のとは違って、センターデフにビスカスLSDが付いています。

  • G4は コンピュータ無しでは

    成立しません

    電制の アクティブ トルク スプリット

    多板クラッチの 圧着率を 油圧で制御

    で この油圧は 各車輪からの空転率を

    ECUが 計算して決定します

    統合制御ってヤツ


    ビスカスのスタンバイとは 異なります

    ビスカスは かなり差異がでないと トルク伝達しませんので


    AWDについては VDCを切っても 雪道でかなり遊べます

    ONなら 普通に走れるので ある意味 つまらん

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