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アイサイトフル装備で200万円台。本格志向のコンパクトセダン「インプレッサG4」は装備充実の廉価グレードでも満足度高そう

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アイサイトフル装備で200万円台。本格志向のコンパクトセダン「インプレッサG4」は装備充実の廉価グレードでも満足度高そう

2016年から販売されている「スバル インプレッサG4」。国内では希少となったコンパクトセダンで、モデルライフは8年目を迎えつつも、年次改良を繰り返し、最新モデルに引けを取らない魅力を持つ1台です。新車でセダンが欲しい人にとって必見とも言えるインプレッサG4の購入を検討する場合、狙い目のグレードや、中古市場で狙うべき年式などを見ていきましょう。

エンジンはどちらを選んでも損得ほぼなし
現在インプレッサG4に用意されたパワーユニットは2種類、1.6Lと2.0Lでどちらも自然吸気(NA)の水平対向4気筒ガソリンエンジンです。

>>スバル インプレッサ G4の専門家レビューをチェックする

■1.6L水平対向4気筒エンジン:
最高出力115PS/6200rpm、最大トルク148Nm/3600rpm、燃費14.1km/L(WLTCモード)

■2.0L 水平対向4気筒直噴エンジン:
最高出力154PS/6000rpm、最大トルク196Nm/3600rpm、燃費14.0km/L(WLTCモード)

>>スバル インプレッサG4のカタログ

排気量の差がありつつも燃費性能に大きな差が無いのは2.0Lのみ直噴エンジンというところが大きいでしょう。ちなみにエンジンでの価格差はエントリーグレードLで比べると22万2000円。上位グレードSで27万5000円となっています。

どちらもレギュラー仕様かつ燃費性能に大きな差はないので、どちらのエンジンを選んだ方が得とか損とかはあまりありません。下取り価格などでシミュレーションしてもエンジンの価格差ほぼそのまま反映されるという具合なので、実際に乗り比べて決定するのが良さそうです。

なお、どちらのエンジンでも4WDを選択すると22万円高となります。

装備を充実させたいならSだが、Lでも運転支援システムは充実
1.6Lと2.0Lどちらのエンジンでもグレードラインアップは同じで、エントリーグレードがL、上位グレードがSという展開。それぞれの価格設定は以下の通り。

1.6i-L アイサイト:200万2000円(FWD)、222万2000円(4WD)
1.6i-S アイサイト:224万4000円(FWD)、246万4000円(4WD)
2.0i-L アイサイト:224万4000円(FWD)、246万4000円(4WD)
2.0i-S アイサイト:251万9000円(FWD)、273万9000円(4WD)

LとSグレードごとの違いは、加飾パーツやホイールなどの違いに加えて、機能的な部分の違いとしては以下の部分が挙げられます。
・運転席&助手席8ウェイパワーシート
・アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
・リバース電動ドアミラー
・LEDハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ+アダプティブドライビングビーム

>>スバル インプレッサG4のカタログ

2.0LモデルのほうがSとLグレードの価格差が大きな理由
なお、SとLの価格差は1.6Lで24万2000円、2.0Lで27万5000円となっています。この違いが生まれるのは2.0Sには標準装備で1.6Sでは標準装備されない装備があるからです。機能的な装備として2.0Sと1.6Sの違いはフロントシートヒーターが例として挙げられます。こちらはアイサイトセーフティプラスや本革シートとのセットオプションで装備することができ、その金額は18万7000円となっています。

ちなみに後側方警戒支援システムやフロント&サイドビューモニターが装備できるアイサイトセーフティプラスを装備したい場合、オプション金額はS系グレードでは7万7000円とリーズナブルですが、L系では他のセットオプションと組み合わせなければアイサイトセーフティプラスは装備出来ないため、26万円以上になります。

ただし、標準装備のアイサイトでもツーリングアシスト(全車速追従機能付クルーズコントロールとステアリングアシストのセット)をはじめとした運転支援システムはかなり充実しているので、Lグレードを選んでも不満は少ないはずです。

>>スバル インプレッサG4のカタログ

中古車で狙うならば大幅改良後
モデルライフが長いモデルということもあって、中古車でインプレッサG4を狙うという人もいるかもしれません。その場合オススメしたいのが2019年10月の大幅改良後の個体です。この時はデザインの変更も行われ今どきの雰囲気となりましたが、最も注目すべきポイントはツーリングアシストが全車標準装備となったことです。

ツーリングアシストの有無は高速道路などで大きく影響してくるので、年式選びは重要視すべきです。ちなみに相場感としては180万円あれば大幅改良後の個体が狙えるという感じです。

ただ、インプレッサG4の大幅改良後の個体は市場での流通台数が少ないのがネック。これから初回車検を迎える個体が多く出てくるかもしれないので、中古車も検討しているという人は相場の動向をこまめに確認するといいでしょう。

>>スバル インプレッサG4のカタログ

文:西川省吾
写真:
1枚目:インプレッサ G4 2.0i-L アイサイト
2枚目:インプレッサ G4 2.0i-S アイサイト
3枚目:インプレッサ G4
4枚目:インプレッサ G4 1.6i-S アイサイト特別仕様車
5枚目:インプレッサ G4 2.0i-S アイサイト

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