毎日を楽しくしてくれる足車
父の意向で母の買い物車として我が家に来ました。
国産2,000ccに乗っていた頃は、1,200ccを甘く見ていました。
車
2012.7.16
- 総評
- 毎日を楽しくしてくれる足車
父の意向で母の買い物車として我が家に来ました。
国産2,000ccに乗っていた頃は、1,200ccを甘く見ていました。
車の楽しさ、選び方、価値を僕に教えてくれました。
今や僕もフランス車オーナーとなり、次世代のルーテシア3RSに乗っていますが、ルーテシア2は3が失った濃厚なフランスチックを味あわせてくれると思います。
- 満足している点
- 乗ってすぐにわかるのがシートの良さです。
一見ホールド性が高い様には見えないのですが、絶妙な柔らかさと広めの座面が優しく全身を包み込んでくれる感覚があります。
シートポジションにシビアになる必要もなく、体格もそれ程気にせず誰もが座り心地が良いと感じられると思います。
走り出して驚くのは出足の良さです。
クイックシフトの癖を掴むまではシフトチェンジ時のもたつき、ギクシャク感に嫌になるかも知れませんが、1,200ccとは思えないトルク感のある元気な加速をしてくれます。
狭い所をキビキビと元気良く走らせるのが最もこの車の魅力を感じられる気がします。
カーブを曲がったとき、そのハンドリングに笑みがこぼれます。
適度な重さとカッチリ感。回して気持ちよくなれるハンドリングです。
独車然としてきたルーテシア3とは違う、しっとりとしたフレンチタッチを感じられると思います。
高速道路に乗って、初めてこの車の素性に驚異します。
ルーテシア3ではベースグレードとRSでは比較にならない程の差がありますが、ルーテシア2ではベースグレードとRSでは動力性能が全くの別物であるにも関らず同じ車だと認識できます。
初めからそれだけの完成度を持っているのだと感じられます。
ワインディングロードで、思いっきりの楽しさを味あわせてくれます。
ボタンひとつでMTモードに切り替え、クイックシフトのチェンジの癖を掴み、ラテン車らしくエンジンをギンギン回してあげると、めくるめく歓喜の世界が広がります。
非力な車だからこそできる気軽な全開走行は、嫌なことを全て忘れさせてくれます。
車を降りて振り返ると、唯一無二のフレンチデザインに所有する喜びを感じるでしょう。
直線と曲線の使い分け方、嫌味の無い・可愛過ぎない・似て非なる個性があると思います。
- 不満な点
- やはり非力です。
高速域では加速しません。
カックンブレーキです。
低速時のブレーキワークは神経質になります。
クリープが若干速いです。
特にバックでスーーウ!っと加速されるとビビリます。
シフトレバーのMT切り替えスイッチに不意に触れてしまうことがしばしば。
右ハンドル化の弊害がどうかはしりませんが、丁度親指の辺りにあるので気付かない内にMTモードになってしまうことがあります。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験