日産ノートのCVTFの交換で、ガルフのCVTFに交換させられました・・・大丈夫ですか？

Question

先日、愛車（日産ノート）の12カ月点検をオートバックスで行った際に、
店員から『CVTFの交換を今までにしていますか？』 と聞かれ、
新車購入時よりしてない事を告げると、『CVTFを交換しないと、CVTが壊れる可能性がある』
との事ですぐに交換になりました。（走行距離４３０００キロ）

純正のCVTFに交換してくれるものと思っていたのですが・・・
店員さんは、『ガルフのCVTFに交換しました』 と言うのです。
『こちらの方が、純正より良い』 と言っていました。

ところが・・・家に帰って、インターネットでガルフのCVTFを検索すると・・・
ガルフのホームページに 『NISSAN のエクストロイド CVT 搭載車には使用できません』
の文章があるではありませんか！！

あわててオートバックスに電話したところ、
『適合表には、日産ノートも使用できることが書いてあるので、大丈夫です』 と言うのです。


本当に大丈夫でしょうか？
どのホームページにも、
『NISSAN のエクストロイド CVT 搭載車には使用できません』 と書いてあります・・・

どなたかご教示願います。

お願いいたします。

Answer 1

ふたつの誤解があるようです。

★重大な誤解 … CVTFは交換しないと破損する
★問題ない誤解 … CVTの名称

では，下記に説明いたします。

●重大な誤解 … CVTFは交換しないと破損する
正しいのは，「破損しないためには，CVTFを交換しないこと」ということです。下記URLをご覧ください。各社とも，CVTFの交換を原則，認めていません。今回のCVTF交換により，hirochan_yumichan_0802様は，下記のサービスを受けたことにより，下記の不利益を被る可能性があります。

★受けたサービス
・正規ディーラ以外でのATFやCVTFの交換
・メーカが保証するATFやCVTF以外のオイル充填

★不利益の可能性
・CVTの破損，故障時，メーカの保証が得られない
・CVTの破損，故障の確率が高まる

●各自動車会社でのATF，CVTFの交換の必要性について

★トヨタ
http://toyota.jp/after_service/tenken/maintenance/engine/index.html

シビアコンディションの時には，10万キロ交換。通常使用では，交換不要。

★ホンダ
http://www.honda.co.jp/manual/legend/2007/spec/index.html

レジェンドやラグレイト シビアコンディションの時には，6万キロ交換。通常使用では，交換不要。他の車種では，交換記述もなし

★日産 （ジヤトコのホームページ）
http://www.jatco.co.jp/PRODUCTS/at_qa.html

一部のCVTを除き，交換不要。


→ CVTやATは，トラブルの多くが，オイル交換の時に侵入するゴミ（コンタミ：コンタミネーション）であるため，多くのメーカがオイル交換を不要としています。このため交換したかどうかを判定できるように封印がしてあり，正規ディーラ以外の交換はすぐにわかるようになっている場合もあります

●問題ない誤解 … CVTの名称
ここで，ちょっとCVTの歴史を説明いたします。

日本で始めてCVTを商品化したのは，当時，日産の関連会社であった富士重工です。このためスバル・ジャスティ用のCVTは，そのまま日産マーチに使われました。このCVTは，エンジンとCVTをつなぐクラッチ部にパウダークラッチ（電磁クラッチ）を使うため，トルクコンバータ（トルコン）に慣れたユーザから下記のようなクレームがありました。

・上り坂で，後方へずりおちる
・ブレーキペダルを離しても，クリープ走行ができない （クリープ走行＝アクセルペダルを踏まないでもゆっくり走行する機能）

★1992年 マーチに採用 … トルクコンバータ（トルコン）を使用しなかったため、上りで後方へずり下がるという大問題がありました。電磁クラッチを使ったためクリープ機能が無く、これまた運転しづらい点でした。

★1997年 ハイパーCVT … エンジンとCVTの間にトルコンをいれることで、従来のATに近い操作性を獲得しました。エンジンのリーンバーン化とあわせて30%程度の燃費改善を実現しました。しかし加速時にエンジン回転数だけが先に高くなり、その後、ゆっくり加速する違和感が強く、やはりATに慣れたユーザからは不満が多くありました。

★2002年 エクストロニックCVT … 1999年に発売されたトロイダルCVT（日産での商品名：エクストロイドCVT）に近い名称として、「エクス」を付けました。また基本構成はハイパーCVTと同じであるものの、制御（油圧と電子）を大幅に改善し、従来のATに限りなく近い制御性にしています。また3.5Lエンジン（トルク最大容量35kgm程度）まで適用範囲を広げており、その意味で世界でもっともすすんだCVTといえます。

●トロイダルCVTとは？
開発母体は，日本精工で，日産，ジヤトコおよび出光が協力会社です。2つの円錐の間に円板があり，円板が円錐に接触する円錐の直径が２つの円錐で異なることで変速比を決める方式です。

トロイダルCVTはコストが車両価格くらいあり，とても大量生産できないレベルだったため，採用が中断されました。中断されたものの，技術的には，いろいろ新しいものが投入されています。そのひとつが極圧対応オイルです。ふつうのオイルは，歯車の接触面圧を下げ，潤滑を良くするために使われます。一方，トロイダルCVT用オイルは，面圧が非常に高くなると，固体のように固くなる性質をしています。オイルが局部的に硬くなると，そこでの「すべり」がなくなります。これにより，伝達効率の改善と発生熱量の低減が可能になります。

ちなみに「トロイダルCVT用オイル」は，上記のようなスペシャルの技術が必要であり，出光しか製造する技術がありません。ガルフのオイルは，一般的な金属ベルト式CVT用とおもわれます。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

大変ご丁寧な回答、ありがとうございました。
自分の勘違いもあり、ちょっと恥ずかしいですね（汗）

なるほど、とても勉強になりました。ありがとうございました。

Answer 2

あぁ、ノートの事何も分かってませんね。

ノートにはエクストロイドCVTなんて搭載されてませんよ。
というか、FR用CVTだからそもそもFFのノートには搭載できない。

ノートを始めとした日産のCVTはそのほとんどが、
エクストロニックCVTです。

V35スカイラインに使われたエクストロイドCVTとは全然違います。


なので、気にする必要全くなしです。

Answer 3

ノートのCVTはエクストロニックCVT（ベルト式CVT）というもので エクストロイドCVT（トロイダルCVT）とは違います。

ガルフのホームページにも、ベルト式CVT用と言ってあるので大丈夫でしょう

それよりも、CVTフルードをオートバックスで交換するということを辞めた方がいいと思います。
オートバックスの店員は、車の構造を知っているとは思えないので・・・
個人的には、純正のオイルを使用するのが一番良いと思います。AT（CVT含めて）精密機械なので・・・
少なくともエンジンオイルよりは、デリケートです。

ちなみに、エクストロイドCVTは、前述の通り、セドリック、グロリア、スカイラインの一部のグレードにのっていました。
エクストロイドCVTは、トロイダルCVTと言われ、使うCVTフルードは、トラクションオイルを使う必要があります。
なので、ベルト式CVT（エクストロニックCVT）とは全く違うオイルを使う必要があります。

まぁ、微妙な名付けの日産も問題ですね（笑）
エクストロイドCVTは 日産が世界で唯一実用化した究極のミッションと言われていたのですが、普及しませんでした・・・

Answer 4

日産の通常のＣＶＴはエクストロイドではありません。

通常のＣＶＴはプーリーとベルトで構成されていますが、エクストロイドは傘を向き合わせたようなプーリーのみで構成されます。
エクストロイドはスカイラインやセドリック・グロリアの高出力後輪駆動車用のＣＶＴです。

ですので、ノートのＣＶＴであれば支障ありません。

Answer 5

ノートがエクストロイドCVTではないだけでしょう。

Answer 6

ノートはエクストロイドCVTじゃないし(笑)