世界のTOYOTAやHONDAがEV車を一般発売しないのはなぜですか？

Question

NISSANや、MITSUBISHIがEV車を発売できて
世界のTOYOTAやHONDAがEV車を一般発売しないのはなぜですか？
インフラ整備も整っていない燃料電池車を売ろうと
懸命になっているのはなぜですか？
裕福な富裕層のことしか考えていないのですか？

Answer 1

ミライなどの燃料電池車（FCV）も、EVもどちらも電気自動車です。

ただ、単純なEVは問題が多いのです。
最大の問題は、走行距離が稼げず、充電に時間がかかることです。
どんなにインフラが整備されようと、今の技術では
充電するのにそれなりに時間がかかります。
充電待ちも起こりえますし。

そこで、充電を車自体ができるようにしたのが、
PHEVであり、FCVなのです。

三菱のアウトランダーPHEVは、基本的にEV車です。
ガソリンエンジンは電気を作るために作動します。

トヨタのプリウスPHEVは、電気の充電が切れると
ハイブリッドカーになれます。
ガソリンが切れるまで走行が可能です。

どちらも、EVの弱点を補っているエンジンです。
三菱は、i-MiEVというEVも作っていますが、
ちょい乗り用と限定しています。
基本的に家で充電することを考慮されたEVです。

そして、トヨタもEV社の開発自体はしています。
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/environment/ev/

しかし、実用化するには、EVはいまだ問題が多すぎるのです。
日産リーフが売れていないことはご存知だと思われます。

そこで、それを解決する技術が、PHEVであり、
FCVであったわけです。

FCVは、水素と酸素を化学反応させることで、
車自体が電気を生み出し、EV車として走行が可能です。
つまり、水素タンクが無くならない限り、
燃料切れがないわけです。

もちろん、まだ問題があるのは確かです。
19年前に世界初のハイブリッドカー・プリウスが発売された時も
問題はたくさんありました。
特に欧州のメーカーは酷評しました。
しかし、現在では、メルセデスのSクラスまで
ハイブリッドカーになってきています。

FCVは、ホンダからも発売されます。
ホンダは、ハイブリッド技術でもトヨタと競ってきました。
そして、悉く負け続けてきました。
後だしジャンケンですから、ミライより低レベルの車は出せません。

未来のことは誰も分かりません。
ただ、最近、ダイバーシティ（ディバーシティ）という言葉が
よく聞かれるようになりました。
「多種多様性」が評価されてきているのです。
ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車、HV、PHEV、EV、
そしてFCVと多種多様な車種が存在した方が、
化石燃料枯渇や地球温暖化ガス問題に対する自動車環境として
好ましいと言えるのです。

あらゆるメーカーが未来を見据えて車を開発していることに
違いはありません。
日産や三菱には、EVのさらなる進化を、
トヨタやホンダにはFCVの実用化を期待したいと思います。

質問者からのお礼コメント

わかりやすく丁寧に説明していただき
ありがとうございました。

Answer 2

充電方式が
２種類あります

Answer 3

世界のトヨタだからこそしないのです。
考えてみて下さい、PHVや燃料電池車など開発ではなく実用化したのはどこですか？トヨタです。常に未来のとこと考ええるから世界のトヨタになるのです。そう考えると今からアイディアが出揃ってるEV産業にわざわざ後から参入する必要はないですよね。いくらトヨタでも後からの参入だとつらいですよね。
しかしもしトヨタが参入する場合すぐには無理でも1年もすればシェア率1位になるぐらいの技術はもっています。

Answer 4

開発の方向性が違うだけです。

後追いしてもメリットが少ない。

現にトヨタのハイブリッドを後追いして失敗しているメーカーもあります。

燃料電池車は普及すればめっけもん程度だと思いますよ。
先進技術があることを表明する値打ちの問題です。

Answer 5

「燃料電池車を売ろうと懸命になって」はいないと思いますが？
違います？
一般発売もしてませんよね？

EVを一般販売しているのは日産と三菱だけですよね？
それも売れてないし、、。

つまりは、「EVはまだ実用のレベルに達していない」という判断と考えられます。

日産も「売るため」というより、「先駆けして規格などの優先権を取るため」の意味が大きいです。
（それすらも上手くいってないような）

Answer 6

パイオニアになった方が儲かるからでしょう。

EVは技術的には確立していて、参入しても競争になるだけで旨味がない。

燃料電池車なら先行できる。関連特許も抑えて後発企業からパテントも取れる。

今はどうか分からないが、２０年、３０年後を考えると、って判断かと。

トヨタはプリウスというかハイブリットについては、発売の３０～４０年前から構想があって、温めていたらしいですからね、考えのスパンが長いのでしょう。

あと、金持ち優遇でもない、というか、あんな使いにくい車、余程の好事家しか買わない。