ベンツＥ３２０ＣＤＩ ディーゼルの中古車を契約しました。走行は約4万㎞、年数は3年と4ヶ月経過しています。オイルやバッテリーは納車前点検で交換していただけるそうです。さて本題はＡＴＦについてです。

Question

お店の人からは交換することで逆に調子をくずしたり滑ったりすることもあると言われましたし、そこまでサービスを求めることは難しそうです。
人によっては７速ＡＴはオイルが汚れやすいし交換してもらった方が良いと言われます。そもそもＣＤＩには交換時期の目安はあるのでしょうか。また最初のオーナーは高速より市街地の走行が多かったようです。御指南よろしくお願いします。

Answer 1

先代Ｗ２１１型のＥクラスＣＤＩディーゼルですよね

ご心配の７ＡＴ・・・
他の回答者同様に不具合/故障の事例が多いＡＴです
ご購入した車両の年式的にはおそらく「対策後の７ＡＴ」かとは思いますが
念のためにＡＴの仕様（対策された新ＡＴか？）の確認をした方が良いかと
対策後はＡＴＦパンの後方側が斜めに形状変更されています
（対策前の初期の７ＡＴのＡＴＦパンは水平/平面形状です）

ＡＴＦに関しては・・・
以前は７ＡＴも含めてメルセデス内製・電子制御ＡＴでは
ＡＴＦは基本的に「無交換」でしたが、近年は５年又は６万ｋｍでの交換を
指定いるようです（Ａ/ＢクラスのＣＶＴも同様）
前オーナーが予防整備の意味でＡＴＦ交換をしていない限りは
年式/走行距離から見て無交換のままだと思いますが・・・
逆にＡＴＦ交換歴があるようでしたら「トラブルが出た可能性」も？
対策済みＡＴか？と同時にＡＴＦ交換歴の確認も必要かと・・・

電子制御ＡＴは・・・
ＡＴはクラッチの磨耗/摩滅、ＡＴＦの劣化、スラッジや金属磨耗粉の蓄積
などが主原因で徐々に初期性能/初期設定から劣化してきます
例えばクラッチが磨耗し変速時に滑りが生じる（変速完了までの時間が延びる）
などの場合は初期設定値とのズレを検知/演算し、それを補正するように
初期設定値の範囲となるように油圧を上げるなどの制御をして変速品質が
初期性能を長く保つように「常に劣化によるズレを『学習』し制御」しています
ですので機械制御式ＡＴの頃と比較して劣化が体感しにくく、長く初期性能を
維持し続けるように設計されています
・・・まずその仕組みを理解して（知って）・・・
クラッチの磨耗/摩滅、ギヤその他の磨耗/摩滅、ＡＴＦの劣化
スラッジや金属粉の蓄積・・・は同時並行的に生じます・・・
それを検知・演算し学習して劣化に応じて制御しているのに
ＡＴＦだけを新しくすれば「バランスが崩れる」のは当然・・・
また、ＡＴＦフィルターも国産車に多い金網型のストレイナー式では無くて
オイルフィルターと同じ濾過式なので「それも」交換しないと意味が薄い
（最近は国産ＡＴ/ＣＶＴも濾過式フィルターが増えてますが）
また、学習機能もリセットしなければ・・・
劣化したＡＴＦで変速品質を維持する為に油圧を上げる制御のまま
新油ＡＴＦにすれば油圧が高すぎて変速ショックが強く出る＝不調？
・・・となるコトを理解して下さい

でＡＴＦ交換は？
予防整備的な意味で、ＡＴの具合をしっかりと確認する意味でなら
ＡＴＦ交換＋ＡＴＦフィルター交換＋学習機能のリセットをセットで！
ＡＴＦフィルターの交換はＡＴＦパンの着脱を伴いますの工賃/費用は
若干掛かりますが、ＡＴＦパン底のスラッジや金属粉の有無や量を
点検可能でＡＴＦ内部の磨耗具合や不具合のある程度の予測も可能
ココまですれば延命/予防整備の意味が出てきます
その時には・・・
ＡＴＦ漏れ/滲みが多いＥＧＳ（ＡＴ制御ＥＣＵ）カプラー部のＯリング交換
ココからのＡＴＦ漏れは多く、最悪はハーネスをＡＴＦが伝ってＥＧＳ破損と
Ｏリング（ＥＧＳカプラー）の価格は安いのですが、見落とすと高額な修理に


安心感と共に愛車となる車両のコンディションを正確に把握したいのでしたら
前述した内容でのＡＴＦ交換を考えても良いのかも？

交換するなら・・・
純正指定のＡＴＦが前提、エンジンオイルと比較すれば遥に厳密な量を
求めているＡＴＦはメーカー/銘柄によって温間時の膨張率が違い
余計な、無駄なトラブルを招く可能性が高くなります
もちろんクラッチ材などとの相性もありますが・・・
量は指定されたＡＴＦ温度に達した状態で（確か８０℃だったかな？）
ＡＴＦの量を確認します・・・ので、ＡＴＦ温度を測れない所は無理
最低でも診断機を接続してのＡＴＦ温度を取り出すコトが出来る所で


７ＡＴを長持ちさせるには・・・
極めて基本的な操作を常に心がけて・・・
完全に停止（０ｋｍ/ｈ）した状態でＰ/Ｎ/ＲｏｒＤへのシフト操作を！
シフト操作をして動力が接続された軽いショックを感じ取ってからアクセル操作
ＭＴでもクラッチを接続しきる前にアクセルを開ければ半クラッチとなり滑る
クラッチの寿命が減るのと全く同じです
特に駐車時などのＤ→Ｒ操作時には注意
シフトダウン操作によるエンブレも出来れば控え目に（下り坂のエンブレは別）
ＡＴの修理費用と比べればブレーキパットもローターも安いです

質問者からのお礼コメント

皆さん回答くださりありがとうございました。購入店はベンツの正規販売店 サーティファイドカーセンターです。そのため１年間走行距離無制限の保証があります。今回はサービスで２年に延ばしていただき、結局ATFも無料で交換をお世話になることになりました。特にmb16mb16さんのアドバイスは大変参考になり担当セールスにもこの内容でお願いをすることが出来ました。大切に乗りたいと思います。

Answer 2

ＡＴＦ交換時は濾過式フィルター交換してください
詰まるとＯＩＬ通過量が減ってエアー噛み起こして滑ります
無交換、故障するとＡＴＦ全量交換しても治りません余計悪くなります
フィルター交換する事で燃費向上と安心できるでしょう
以上です

Answer 3

slk350のATオイルを6年7万kmで初めて交換しました、たしか取説に目安の記載がありましたがかなり長い距離だったと思います。
交換後ショックが小さくなりましたよ。それから3千kmしか走っていませんが不具合はないです。
でも交換の際、トラブルがでても責任とれない旨を言われました。ちなみにディーラーで約45千円、町工場で25千円だったので町工場でやりました。
購入時にやっておいた方が管理面でも精神面でもいいかもしれません。
私はLLC、デフ、パワステ、ブレーキも同時に変えました。
へんだなと感じたらまた交換してみて、車の買い替えより安いので、完全に壊れたら載せ替えかなと割り切ってます。

Answer 4

211のディーゼルとのことですが前の回答にあるケアでのＡＴオイル交換はまず考えられません。
２１１だから７Ｇのミッションがついているはず。ＡＴオイルは６万キロ走行した際に初めてメーカー保証で交換してもらえるので４万キロ走行では前オーナーが実費で交換してなければ新車当時のままです。
ちなみにもし交換するならディーラーをお勧めします。このミッションのＡＴオイルレベルはメーカー純正テスターで油温をはかりながらレベル調整をしなければならないのでテスターのないところで交換されるのは危険です。

交換目安は６万キロ毎がメーカー推奨です。国産車ほど頻繁に交換する必要はありません。
６万キロ毎に交換でも特に問題ないと思われます。ちなみに参考までにメーカーの指定する各消耗品の交換時期は純正の整備記録簿の写しで青くなっている部分の少し前のほうのページにすべて記載されています。

ただこのミッションは非常に故障、不具合の多いミッションです。かなり個体差はありますが・・・（新車で１年くらいで故障したり１０万キロ走行でも不具合なく快調だったり・・・）
前の方も言っているように修理代は結構な額になります。ディーラーでの定期点検は怠らないようにしたほうがいいと思います。

Answer 5

ATFはオートマチックトランスミッションオイルのことです。CDI(ディーゼル)であろうとガソリン車であろうと関係有りません。このオイルは定期的に交換しないままで距離を走ると交換すらできなくなります。逆に交換することにより、トランスミッションか滑るなどの悪影響が出てしまいます(細かいことは省きます)。こうなるとオーバーホールで目ん玉飛び出る金額が生じます(メルセデスだから余計金掛かります)。
大体2万5千キロ位で交換が目安かな。最近のメルセデスなら、ケア点検で一度は交換されているはずなので記録簿を確認してください(W211だからしてあるはず)。あと、購入はどちらでしますか？一般店なら作業はヤナセなど正規ディーラーでやってもらった方が懸命ですよ(多少高くなりますが経験に裏打ちされた安心を買うと思ってください)。ついでに一通りテスター繋いで見てもらった方が良いかも知れません。