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安全性や快適性とスポーティさを両立したメルセデス・ベンツの多目的コンパクトモデル「B200d」

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安全性や快適性とスポーティさを両立したメルセデス・ベンツの多目的コンパクトモデル「B200d」

「Aクラス」のマイナーチェンジが実施された同じ日に「Bクラス」も新しくなった。基本的なメカニズムなどは2019年にデビューしたフルモデルチェンジの3代目と変わっていない。もともと「Bクラス」は「Aクラス」の派生モデルとして、2005年に本国でデビューした。「Aクラス」がコンパクトな乗用車だったのに対し、「Bクラス」は全高を高くしたユーティリティー重視のコンパクトなミニバン的存在だった。

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ボディーサイズなどは変えずに、安全性や快適性を向上

 日本市場では2006年から販売が始まったが、使い勝手のよいコンパクトミニバンとして人気を得た。輸入を開始した2006年ではメルセデスの乗用車シリーズの中では、E、S、Cクラスに次いで4位に入る売れ行きを達成している。その後、2012年に2代目が登場したが、コンパクトミニバンのポジショニングは変わらず、2019年に3代目へとバトンタッチした。3代目は、ボディを若干大きくし、居住性が向上した。さらに安全面でも上級モデルの「Sクラス」並みに充実させ、ファミリーカーでの人の命の大切さをアピールした。

 今回のマイナーチェンジでは、ボディーサイズなどは変えずに、安全性や快適性を向上させた。外観ではフロントのヘッドライトが、シャープになったことと、AMGラインではマットクローム仕上げのスリーポインテッドスターがシングルルーバータイプのグリルに合わせられている。バンパー左右の空気取入口もAMGラインは大きくなっている。



 ちなみに「Bクラス」では、メルセデスのスポーツモデルであるAMG仕様のモデルは、過去にも存在せず、AMGラインという装備系オプションのみがラインアップしている。ファミリーカーとしてのポジションを守っている。リアビューは、ディフューザーのデザインが変わり、テールランプも2ピース構造のLEDコンビネーションライトを採用、リアウインドの両端に空力性能を高めるスポイラーを装備した。AMGラインのバンパー両端はリアタイヤからの空気抜きのスリットが開けられている。

 室内ではハンドルのデザインが一新され、機能面も充実した。助手席前のインパネはスッキリとし、インテリアトリムも新デザインを採用している。機能面では、オプションのAMGラインを選択すると、ハンドルにあるスイッチ類の操作が、これまでの押さなければ作動しないスイッチから、トルクをかえずに触れるだけで操作できるタッチセンサー式に変更された。センターコンソールにあったタッチパッドは廃止され、コンソールはスッキリとしたのも変更点だ。



 メルセデスは2039年からの新車に関して、ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルなクルマづくりを目標にしている。2020年代末までにCo2の排出量を2020年比で半減させることを実現しようとしている。その一環としてリサイクルから得られる原材料の使用というのがあり、「Bクラス」のマイナーチェンジでもレザーARTICO/ファブリックのシート中央部には100%リサイクルの原料を使用したファブリックを採用していた。

 対話型のインフォテイメントシステムは、音声認識で目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報、室温調整、各種ヒーター、照明などに対応。ナビゲーションは、従来の地図上での行き先表示だけでなく、現実の景色がナビ画面の一部に映し出され、そこに進路が矢印で表示されるMBUX AR(拡張現実)ナビを採用している。そのほかの装備では、アダプティブハイビームアシストは全モデルに標準装備。音響装備も標準で10スピーカー、225W出力のシステムが搭載された。

 パワーユニットは2機種。「B180」は直列4気筒、1.3ℓガソリンターボ。このエンジンはデルタ形シリンダーヘッドを採用し、軽量、省スペースのエンジン。ノイズの低減も実施したという。出力は136PS、トルクは200Nm。もう1機種は、「B200d」用の直列4気筒、2.0ℓディーゼルターボ。アルミブロックとスチールピストンを組み合わせ、150PS、320Nmを発生する。どちらのユニットも8速ATで、前輪を駆動する。前途したように「Bクラス」にはAMGエンジンのモデルは存在しない。

メルセデスのエントリーファミリーカーとしての魅力的

 試乗したのは「B200d」。4気筒ディーゼルターボは、1500回転からトルクが太く、一気に4600回転まで伸びる。0→100km/h加速も8秒台なので、コンパクトミニバンとしても、十分速いモデルだ。音に関しては、アイドリング時の音は抑えられているが、アクセルオンでのうなり音はやや大きめ。ただし、3000回転をオーバーしても音の高まりは変わらなかった。

 100km/h巡航は8速(Dレンジ)で1500回転、7速1800、6速は2400回転なので、高速巡行はトルクにも余裕があり、ドライバーのストレスも小さい。ドライビングモードはC/E/S/Iの4ポジション。Cモードでは乗り心地も硬さは抑えられており、やや重めの操舵力で、安定感はある。しかし、高速走行やワインディングでのロールや落ち着きはSモードを選択したほうが、安心感は高かった。モードによる切り替えは、有効だ。

 室内空間だが、前後席ともに、頭上のスペースは十分。着座位置は高めでも、圧迫感はなかった。後席の背もたれは4/2/4で分割可倒する。荷室は、床が高め。奥行きは約80cm、左右幅は105~127cm。このサイズだがゴルフバッグは床にナナメに置いても収納できなかった。以前のモデルにはオプションとして、タテに2組、ナナメに立てかけるキャリアがあったが、そのような工夫がほしい。もちろん、ファミリーカーとしては、ベビーカーや遊具の収納は十分に可能。メルセデスのエントリーファミリーカーとしての魅力は十分なモデルといえる。



■関連情報
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/hatchback/b-class/overview.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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みんなのコメント

3件
  • コンパクトカーにヴェルファイアと同じくらいの値段をかけられるのはすごいと思うけど、ちっこいベンツに無理して乗ってるって考えたら貧相なもんだわ。どう見れば良いんだろうな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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