デミオがマツダ２、アテンザがマツダ６。途中で名前を変えるインパクトは有ったのか？ フルモデルチェンジでアクセラからマツダ３に変更したのは効果が有ったのでしょうか？

Answer 1

う～ん，どうでしょうかね，私は厳しいと思います。

まず，なぜ名前を数字に変更したのかという理由ですが，それはマツダ広報が語っているとおり，「マツダ」のブランド化です。

ベンツ，BMW，アウディ，そしてレクサスの仲間入りがしたかったのです。これらのブランド名は，実は車種名だと思われています。「今度ベンツ買ったんだ」という人は理解してもらえますが，「今度トヨタ買ったんだ」とか「今度マツダ買ったんだ」と言っても，「何，買収したの？？」と思われるだけです。(笑）

もともとマツダファンには「マツダ地獄」のトラウマがあり，そのトラウマの最大の経験者は，マツダ経営陣だったわけです。そこで，SUVのCX-5を英語名で出したら，それなりにヒットしました。かつてRX-7でヒットした想いを再び再現しようと企みました。マツダがブランド化すれば，二度とマツダ地獄を味わわなくて済むと考えたのが，マツダ陣営です。過去のファンは切り捨て，値引きを止め，ディーラーをオシャレにし，とにかくマツダを欧州車と勘違いしてもらいたくて，ブランド化に邁進しました。

「デミオ」とか「アクセラ」なんて言っていたら，昔のマツダと変わりませんからね。２とか３とか数字はある意味どうでも良かったのです。「マツダ」に乗っていると言わせたかったのです。そもそも「アクセラ」だって，あの人気ネーム「ファミリア」をスパッと切り捨てた名前です。ファミリーカーで無く，アクセルを踏むスポーティなイメージにしたかったのです。同じように「カペラ」を「アテンザ」に換えました。伝統の名前には思い入れなんて皆無だったわけです。

しかし，愛嬌のある「デミオ」が「マツダ２」になり，コストが上がり，結果として販売はどうなっているでしょうか。台数を売る必要があるBセグメントで，アクアやフィット，ヴィッツ（ヤリス）と勝負になっているでしょうか？スイフトにまで負けたりしていないでしょうか。

結果的には，「ロードスター」を「MX-5アミータ」にしなかったところに明確に現れている気がします。ロードスターという名前だけには，マツダ陣営も愛着があって，その潔さの悪さが，新しいマツダ像を造り出すのに失敗していると思われます。

マツダが生き残るためには，高級路線で行く，つまりブランド化が必要だと考えたのはけっして間違いではないと思います。一方で，日本人のファンがいることも忘れて欲しくは無かったです。日本人は，名前で呼ぶのが好きな国民です。ペットにも当然名前を付けるし，ゆるキャラにまで名前を付けます。クルマも家族と考えれば，数字で呼ぶのも，メーカー名で呼ぶのも，まして数字で呼ぶなんて好きでありませんから。日本という地元を見捨てると，しっぺ返しを喰らうことは，グローバル車界の欠点として認知されている事象でもあります。

このままジリ貧となれば，マツダの存続にも影響を及ぼしかねます。名前を再び戻すことは難しいと思いますが，少なくとも日本での使用に適した，トヨタ車では味わえない楽しさを与えてくれるクルマ作りをお願いしたいところです。

質問者からのお礼コメント

回答を投稿してくださりありがとうございました。

Answer 2

海外では昔から数字だけでしたね。

ファミリア：マツダ323
カペラ：マツダ626
ルーチェ：マツダ929 のように

これが国内向けに効果があったかは疑問ですね。

Answer 3

車をよく知らない者からすると、固有の車名があったときの方が、車名から車のイメージが浮かんでいたように思います。今は、数字が大きくなるほど高級車なのかな、それとも車体が大きいのかなという程度で、無機質なイメージしかわきません。
・１という数字がないのは、もっと小さい車のためにとっておいたのかな？それとも最低とイメージされるのを避けたのかな？
・４という数字が抜けているのは、日本のしきたりに合わせたのかな？
・なぜＣＸ３０だけ二桁の数字なのかな？
・新しい車種を出すことになったら、数字はどうなるのかな？出すつもりないのかな？
疑問をわかせたという意味では、効果があったと思います。（とくに知りたいというほど興味はないですが）

Answer 4

変更というか日本以外と合わせたっていうことです。