マツダ アクセラのディーゼル車ですが、15xdと22xdのどちらの方が煤は溜まりにくい(もしくは燃焼しやすい)のでしょうか？ 同じくらいですかね

Answer 1

排気量が小さくなると、エンジンが冷えやすく、暖気がしにくくなります。
15xdの方がエンジンが暖気出来にくい為にススが溜まり易くなります。

エンジンは、燃焼室の表面積Ｓと燃焼室の体積Ｖの比で、Ｓ／Ｖ比が重要です。
小排気量だと表面積Ｓの割合が増え、エンジンが冷えやすく暖気しにくくなります。

ＳＫＹ－Ｄは圧縮比が低いので圧縮熱が低く元々低温に弱いエンジンです。
エンジンを暖気する為に、内部ＥＧＲ（排気バルブから排気ガス戻し）や外部ＥＧＲ（吸気に排気ガスを混ぜる）等を使い、暖気を促進しています。

１．５Ｌの小排気量だとエンジンは非常に冷えやすくなるので、ＥＧＲを使い過ぎたと思われます。
アイドリング時やタラタラ運転でエンジンが暖まらない時にＥＧＲを入れ過ぎて、吸気中の酸素の濃淡が生じ、酸素の薄い所へ噴射された燃料が燃え残りススの発生が増えたと推測されます。

２．２Ｌは、Ｓ／Ｖ比が小さく冷えやすさは少ないので、ＥＧＲの入れ過ぎには成り難くいです。

対策として、アイドリングの回転数を上げ気味にし、内部ＥＧＲの量を少な目にすれば、エンジンの暖気の改善と酸素濃度むらの低減が可能と成ります。

18XDはS/V比が小さくなり、圧縮比も上げて圧縮熱を上げていますね。