開けてしまったパンドラの箱
業務で使用してます。プライベートではCRーZを所有しています。フィットは今やホンダの中核をなす車であり、商売上なくてはなら
2012.7.17
- 総評
- 開けてしまったパンドラの箱
業務で使用してます。プライベートではCRーZを所有しています。フィットは今やホンダの中核をなす車であり、商売上なくてはならない車であり、これを抜きに今のホンダは語れないでしょう。車好きでなくても、そのネームバリューたるや広く知れ渡っており、実際その広さ、燃費、走り、コストパフォーマンスは発売後5年が経過したのにかかわらず、同クラスでは未だ充分な競争力を持っております。街中にはプリウスと同様に溢れかえっており、なんだか知らないけどフィットだし、売れてるし、いいんじゃない。と車に関心のない購入予備軍の背中を押す効果は充分であり、さらに売れるという販売面では嬉しいスパイラルに入っています。このハイブリッドが出た事により、どんどんバリエーションを拡大し、フィット
シリーズだけで一つのメーカーが成立しそうな様相を呈してきました。
フィットはすべての消費者(ユーザー)のわがままを叶えた車であります。
いわばパンドラの箱です。同時にユーザーとしては『もうこれでいいよ、車なんて』と感じさせてしまう
車です。大きい車や高級車、スポーツカーなど様々なジャンルからのダウンサイジングでの車好きでやむな
く乗り換え層はフィットに乗り換えて、結構いいんじゃないと半ば強引に頭で納得する車です。また軽自動車からのグレードアップ層はこれ以上何を望むかという心境になり、そしてどちらも急速に車に対する興味や熱い思いを失っていくのでしょう。
私はそれはトヨタの役目であり、私はホンダがその路線にシフトしているのがとても寂しく感じてしまいます。ただ開けてしまったものはもう戻れないんですね。フィットHVに乗るとそんな事を考えてしまいます。
- 満足している点
- ◎ ハイブリッドでありながらセンタータンクレイアウトによるビックラゲッジスペース。
◎低中速域でのスムースなアシストと静かなエンジン音
◎豊富な収納スペース
◎重量増がハーシュネス抑制に効果が出ているノーマルフィットより落ち着きのある乗り心地
◎基幹車種のためメーカーの宣伝と力の入れ方が半端ではない
◎よって熟成され品質は申し分がない
- 不満な点
- ◎ハンドルセンターの中立部分が曖昧である。
そのため高速直進走行でのハンドルの安定感が少なく妙な疲れが出る。
また右左折時もある程度ハンドルを切ると唐突ロールする。
◎コンパクカーなのにポジションはミニバン。
シートの座面が異様に高くアップライト半ば姿勢を強いられる。
私は乗用車的ポジションが好きなので個人的には落ち着かない。
◎フルオートエアコンの液晶表示が0.5℃刻みではない。
これはホンダ車全部に言える事だが、なぜエアコンの調整が0.5℃単位ではないのか?
今やダイハツやスズキの軽自動車すら何年も前から採用されている。なのにホンダはレジェンドですら0.5℃刻みではないのだ。でっかい丸型の液晶パネルなのにでっかく25って、、、おまけにダイヤル式で
ないから操作性も悪い!細かいとこだけど改善を望みたい。
◎ドアミラーが異様にでかい
せっかく5ナンバーなのにあのミラーのせいですれ違いに気を使う。
左右に出っ張りすぎなのだ。視界確保のためとの事だが、デカけりゃいいのか 見た目もよろしくないのだ。
◎巷に溢れかかえっており新鮮味はない。
ベストセラー車の宿命ではあるが。
一家に一台で全てをこなし、維持費も少なく走りもそこそこ 信頼性も高くデザインも飽きがこない部類。
売れるのは必然ではありますが,ホンダはそれに便乗しすぎている感があります。売れてると見るや見境のないラインナップ。売れなければ放置プレイ!それで消えた名前数知れず。よくも悪くもホンダを象徴する車ですね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験