BMW X1 のみんなの質問

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ホイールのフィッティングについて

ホイールが付くか付かないかの判断基準は、穴数とPCDが一致してるかだけですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

すでにご存じの内容もあると思いますが、ホイールフィッティングには関係する内容を以下に記載いたします。

まず、全体的なメニューは以下の通りです。

◆ ハブ周り
・P.C.D.
・穴数
・ボルト径
・ナット/ボルト形状
・センターハブ径

◆ リムサイズ
・インセット
・リム幅
・リム外径

以下、かいつまんでご説明いたします。

■P.C.D.(以下、PCD)
PCDは各ボルト穴を結んだ円の直径です。PCDの値は大きいほど剛性が高まります。とはいえ、世界各国メーカーによって伝統的に使われているPCDがあり、一概に大きい車がより大きなPCDとは限りません。

例)PCDの例
・国産小型車→100mm
・国産中型車以上→114.3mm
・BMW→120mm
・メルセデスベンツ→112mm
・フェラーリ→108mm
・ポルシェ→130mm ・・・等など

■穴数
車両重量が重たくなるほど、エンジン出力が高くなるほど、固定ボルトの本数を増やす必要があります。従って、小型車には4穴、中型車以上は5穴、クロカン系SUVは6穴、トラックは10穴となっています。

■ボルト径
ボルト径とはボルトの太さです。国産乗用車は車体のハブからハブボルトが生えていて、ナットでホイールを固定します。国産乗用車の多くはボルト径=12mm(M12と表記)のものを利用しており、ボルト穴もM12用の大きさになっています。輸入車ではM14が多く、ボルト穴も大きくなっています。PCDが同じ114.3でも、M12用のボルト穴にM14のボルトが通らないので、ハブボルトの太さが異なるだけでも装着できないケースがあります。

■ナット/ボルト形状
日本車やアメリカ車はナットで、欧州車はボルトでホイールを固定するタイプが一般的です。ナットもボルトも首の座面の形状が数種類あります。ナットでご説明すると大きく分けて以下の種類があります。
・平面座ナット
・テーパー座ナット
・球面座ナット
それぞれのナットの座面の形状によりホイールのボルト穴の形状が異なりますので、例えばテーパー座ナット用ホイールに球面座ナットは利用できません。
国産車の純正ホイールでは、トヨタや三菱や日産の一部で平面座ナットを利用しています。しかし、トヨタだけでも平面座ナットは何種類もあるので、別のトヨタ車に流用できないことも多いです。ホンダは球面座ナット、その他はテーパー座ナットです。なので、これが理由で他メーカーの純正ホイールが履けないケースがあります。
一方、市販の社外ホイールはテーパー座ナットでほぼ統一されています。テーパー座ナットは60度のテーパー形状なのですが、ナットを締め込んでいくだけでホイールセンターが出るようにできている優れものです。また、このナットやボルトの溝の間隔(ピッチ)にも種類があり、国産車ではピッチ1.5と1.25があります。
<各社のピッチ>
M12X1.5 →トヨタ・ホンダ・マツダ・三菱・いすゞ・ダイハツ
M12X1.25 →日産・スバル・スズキ

■センターハブ径
センターハブとは車体のハブの中心にある直径60mm程度の円形の出っ張り(凸)です。ホイールの裏側中心には、このセンターハブと噛み合うように穴(凹)が空いています。この凸凹が噛み合うことにより、ホイールセンターが合いやすくなるだけでなく、路面からの強い衝撃や頻繁に振動を受けるケースが多い場合でも、ハブボルトの折損を食い止める役割があります。しかし、困ったことに自動車メーカーによってセンターハブ径(センターハブの直径)が異なるのです。例えば、以下のような状況です。4穴5穴新旧問わず列記します。

・トヨタ:54mm・60mm・67mm
・日産:59mm・60mm・66mm・73mm
・ホンダ:56mm・64mm
・マツダ:54mm・60mm・67mm
・三菱:56mm・67mm
・スバル:56mm・56mm

例えば、車体のセンターハブが60mmの凸に対して、ホイール側のセンターホールが54.1mmの凹では穴が小さくて装着できません。そのため、国産車用の市販社外ホイールに関しては、上記最大値となる日産旧車の内径73.1mmというサイズのセンターホールをあけて、どんなクルマでも履けるようにしてあります。そうなると穴が大きすぎてブカブカですから、センターハブが機能せず危険です。なのでその場合は「ハブリング」というパーツを取り付けます(このパーツが不要という素人意見は一切聞く必要ありません)。

■インセット
インセットとはリム幅の中心から、ホイールのハブ取付面までの間隔のことです。ハブ取付面がリム幅の中心にあればゼロセット(インセット±0)となります。インセット=40mm の場合は、中心より40mm外側にハブ取付面があるということです。従って、インセットの値が小さくなるほど、ホイールは外側に出っ張ります。インセット40mmのホイールを35mmに変えるとホイールは5mm外側に出っ張ります。

■リム幅
リム幅はインチ表示です。例えば、7Jから8Jに変えると1インチ(25.4mm)リム幅が広がります。インセットが同じであれば、ホイールは外側にも 内側にも12.7mm(25.4÷2)ずつ広がります。
例えば、7J+40を8J+35に交換した場合、ホイールは外側に17.7mm(12.7+5)出っ張ることになります。このようにホイールを外側に出っ張らせることを「ツラ出し」といい、フェンダーからはみ出さないギリギリまでツラ出しした状態を「ツライチ」といいます。
ツライチにするには、リム幅を広げてツ出しし、インセットはできる限りいじらず純正よりも6mm以内の変更に留めるのがよい方法です。勿論、サスペンションやフェンダーにタイヤが接触しないようにしますが、車高と落とすとホイールのツラが引っ込む車両も多いため、車高を落とした後にホイール選びをします。ホイールがフェンダーからはみ出してはいけない範囲の図を添付しますのでご参照ください。

■リム外径(インチアップ・インチダウン)
インチアップについてはあまり説明はいらないと思いますが、スタッドレス履くのにインチダウンしたいときなどは、ブレーキローターが大きいと無理な場合があります。また、タイヤの外径(ホイールの外径ではない)が3%以上変わるとメーターが狂うため、車検が通らなくなる恐れがありますので注意が必要です。

また、ブレーキキャリパーが大きいスポーツ車両などは、ホイールのデザインによって、ディスクの裏側がブレーキキャリパーと干渉することがあります。そのような車両に関しては「ビッグキャリパー対応」というホイールをフィッティングします。

以下、図示してある分かりやすいページです。

あわせてご覧になってみてください。
http://www.tirewheel-size.com/size/wheel/

長くなり失礼いたしました。

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質問者からのお礼コメント

2015.2.2 01:19

無事中古のスタットレスを装着できました!
ありがとうございます!

その他の回答 (4件)

  • そうですが、タイヤ幅が太いと当然入りませんね。同サイズホイールもオフセットで内外に出すぎると何処かにあたります。

    他メーカーのホイールもハブセンター径が違うので注意。社外ホイールでしたらほぼ可能です。(先程の条件で)

  • おっしゃる通りです。
    あとはインセット次第ではみ出すか出さないかです。

  • リム径、インセット(旧オフセット)が純正ホイールと大きく違うと車体側と接触します。
    あとはハブ径が車体側と同じか、ホイール側のほうが大きくなければ装着出来ません。
    例えば日産車はハブ径66ミリなのでホンダ純正ホイール(ハブ径64ミリ)は装着不可です。
    社外ホイールですとハブ径が大きめに作ってあるので問題ないことのほうが多いです。
    純正よりも小さいホイールだとフロントではブレーキキャリパーと接触するおそれがあります。

  • 穴数とPCDは合わなければはめることも出来ないので論外です。大事なのはオフセット、インセット、あとは幅です。合わないとサスやタイヤハウスに干渉します。つまり内側に入りすぎたり外側に出過ぎたりします。

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