電気自動車ってハイブリットカーではないですよね？

Question

コンパクトカーと言われてる
車を探して一覧を見ると説明で電気自動車と書いてあるのを
よく見掛けるんですが、これはハイブリットカーではないですよね？
コンパクトカーを探してるのに電気自動車とあると困惑するんで教えて下さい。

Answer 1

自動車メーカーは「電気自動車」という用語を自社に都合良く使っており、質問者様のように困惑する方が生じるのもむべなるかなです。

電気自動車は、欧州連合(EU)や米国カリフォルニア州政府が推進している「ゼロエミッション車(ZEV)」の定義から入った方が理解しやすいと思います。

Wikipedia：ゼロエミッション車
https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%82%bc%e3%83%ad%e3%82%a8%e3%83%9f%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e8%bb%8a

ZEVとは「排気ガスを出さない車」ですので、エンジンを積む車は全て対象外となります。現時点の技術では、ZEVに該当する自動車は、100%外部充電の電気自動車(EV)と、燃料電池車(FCV)しかありません。広く捉えれば自転車もZEVと言えますが。

例えば日産ノートe-POWERは、発電用エンジンを積んでますからZEVではありません。一方、100%モーターのみで走るので厳密にはハイブリッド車(複数の動力を組み合わせて走る車)でもありません。鉄道流に言うと「電気式ガソリン自動車」になるのですが、これも自動車業界では一般的な表現方法ではありません。

そこで日産は「電気自動車のまったく新しいカタチ」のキャッチコピーを作ってノートe-POWERを宣伝し、トヨタのプリウスやアクアを抜いて月間新車販売台数1位に躍り出るほどの人気を得ました。

しかし先ほどのZEVの定義から見ると、ノートe-POWERを電気自動車と称するのは相当な違和感があるわけです。ZEVじゃない(排気ガスを出す)電気自動車ってナニ？存在意義あるの？って話になりますので。

またノートe-POWERはレンジエクステンダーEVにあたるという回答もありますが、違うと思います。レンジエクステンダーEVとはあくまで、外部充電で走る電気自動車(EV)が電池切れしそうな際に充電場所までたどり着けるように、『必要最小限』の補助動力発電機能(エンジンなどによる発電)を追加した車です。
米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)は、レンジエクステンダーEVを明確に定義しています。

Wikipedia：レンジエクステンダー CARBによる定義
https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%23CARB%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e5%ae%9a%e7%be%a9

この定義によると、

> 補助動力装置（APU:Auxiliary Power Unit）による走行距離が外部充電による走行距離以下である

ことを求められます。つまり、エンジン発電だけで走行用バッテリーを満充電できてはならないのです。そのためにはエンジンや発電機の能力をかなり小さくするか、燃料タンクをかなり小さくするかのいずれかにせねばなりません。ノートe-POWERはこのどちらでもないので、レンジエクステンダーEVと称するのは(少なくともCARBの定義上は)不適切ということになります。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！

Answer 2

国産のコンパクトカーに電気自動車はありませんよ。
日産のリーフが電気自動車ですがコンパクトカーといえるかどうか...

Answer 3

＞電気自動車ってハイブリットカーではないですよね？

はい。電気自動車です。ハイブリッドは混ぜ合わした～みたいな使い方をします。

Answer 4

電気自動車とは、電気をエネルギー源とし、電動機を動力源として走行する自動車

ハイブリッド車は、2つ以上の動力源を持つ自動車。

ですので違います

Answer 5

どれ。具体的に。