この記事をまとめると
■2021年の売れ行きをメーカーや輸入ブランド別に見る
目標を下まわるまさかの「販売不振」にあえぐ現行国産SUV3台と「売れない」理由
■国産メーカーでもっとも注目されるのは三菱
■輸入車ではジープ・ラングラーが登録台数を押し上げた
2021年における国内販売総数の対前年比は約3%の減少
2021年には国内で約445万台の新車が販売された。この内の37%が軽自動車であった。
新型コロナウイルスの影響で、各種のパーツやユニットの供給が滞り(半導体はその一部に過ぎない)、納期が長期化している。従来は在庫車でなくても、注文して1~1.5カ月で納車されたが、今は2カ月なら短い部類だ。3~4カ月の車種が多く、6カ月以上を要するケースも珍しくない。
そのために2021年における国内販売総数の対前年比は約3%の減少であった。2020年の対前年比も約12%減少したから、コロナ禍前となる2019年の約520万台に比べると、2年間で約14%減った。
このように国内の新車販売は減少傾向にあるが、輸入車を見ると、海外ブランドの乗用車は2021年に前年よりも1.7%増えた。しかし2020年には約15%減ったから、2019年と2021年を比べると13%減少している。つまり過去2年間で捉えると、日本車、輸入車ともに13~14%減っている。
このように自動車業界は苦境に立たされているが、2021年の売れ行きをメーカーや輸入ブランド別に見ると、減り方が異なる。
三菱の2021年の販売台数は前年に比べて約11%増
もっとも注目されるのは三菱で、2021年は前年に比べて約11%増えた。台数自体は7.8万台だから多くないが、デリカD:5が昨年に比べて30%以上多く登録され、eKスペース+eKクロススペースも約13%増えた。
デリカD:5は2019年の大幅な変更に続いて2020年にも改良を実施しており、今は三菱車のなかでは好調に売られている。ただし2020年は、2019年に比べると三菱全体で32%減ったから、2019年と2021年を比べても、25%の減少になってしまう。つまり2年間で見ると、三菱も大きく減少しているのだ。
トヨタは減少したものの減り方が少なく、2021年の対前年比はマイナス約2%に留まった。2021年を2019年と比べても8%の減少に収まる。直近では納期を遅延させるトヨタ車が多い一方で、2021年にはカローラクロスやアクアが発売され、前年に登場したヤリス、ヤリスクロス、ハリアーも堅調だ。トヨタはこの1~2年に人気車を多く発売したから、新型コロナウイルスによる販売の落ち込みも抑えられた。
軽自動車を中心に扱うスズキとダイハツも、対前年比の減少が3~4%に収まった。軽自動車もパーツやユニットの生産が滞るが、この2メーカーは減少の仕方が少ない。軽乗用車については、ワゴンRスマイル、ハスラー、タフトなどが堅調に売れて、両社の需要を支えた。
輸入車では、ジープ・ラングラーが堅調に売られ、ブランド全体の登録台数を押し上げた。2021年のジープブランドは前年に比べて1~2%増えている。
ラングラーは第二次世界大戦で活躍したミリタリージープの子孫ともいえるクルマで、悪路向けのSUVだ。日本では走破力を発揮させにくいが、最近はシティ派SUVが膨大に増えて、ユーザーも飽食気味になってきた。そこで悪路向けSUVが注目され、ジムニーなどと併せて、ジープ・ラングラーも好調に売られている。このほかプジョーも微増になり、定番のドイツ車以外のブランドが伸び始めている。
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