トヨタ ヤリス のみんなの質問

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トヨタのTNGAの、GA-Bプラットフォームって、Bセグメントの小型車向けといいながら、後席の居住性と小回り性能を両立出来ない且つ、コンパクトさと小回り性能を両立出来ないという、

変な仕様になっていますよね?
後席も使えて小回りの利くコンパクトカーは、もうトヨタからは出ない(代わりにダイハツが作る)という理解で合っているでしょうか?

次期シエンタがGA-Bという噂があるので、その仕様が出てきたらもう少しハッキリすると思いますが、現行シエンタの最小回転半径5.2mに対して、GA-Bを採用すると5.5〜5.6mになると予想しています。

以下、長文失礼しますが、上記考えに至った詳細です。
ヴィッツからの乗り換えで迷子になっていて色々調べてて分かったのですが、
ヴィッツと比べてヤリスの運転席は、前輪からの距離でかなり後ろにあります。
ヤリスの過去の記事など見ると、このドライビングポジションも含めてGA-Bの特徴として説明されています。
つまりGA-Bを採用する限り、運転席を前に出すことは無くて、後席の広さはホイールベース次第という事のようです。
ホイールベースを伸ばすと小回りは効かなくなって来るので、
後席の居住性と小回り性能が両立出来ていません。

もう一つ、先代アクアの最小回転半径は4.8mですが、新型アクアは5.2mです。これはホイールベースの影響だけで無く、タイヤの切角が減っています。
最小回転半径から切角を逆算すると、外側の車輪で、先代アクアは、15インチタイヤで32°くらい。新型は、14インチタイヤで32°、15インチタイヤで30°くらいのようです。これはヤリスも同じ角度です。
つまり、GA-Bには、15インチタイヤで切角を30°以上に増やせない問題があると考えられます。
現行のシエンタも15インチタイヤで32°切れているので、新型がGA-B採用で30°になったとすると、ホイールベース延長の影響も考えて最小回転半径が5.5〜5.6mになる計算です。
アイゴクロスもGA-Bのようですが大きいタイヤで、最小回転半径は4.7mとのこと。ホイールベースも短いですが、車幅が広いので切角が稼げているのだと思います。
つまり、車幅を5ナンバーサイズに拘った車ほどタイヤの切角が小さくなっていて、コンパクトさと、小回り性能が両立出来ていません。

今後トヨタがコンパクトカー作る時にGA-Bを採用しない、ということもあり得ないと思うので、もう、トヨタからは、小回りの利く車は出ない、ということが確定しているように思います。
トヨタ好きとしては悲しいのですが、せめて、トヨタがDNGAを使って、e-SMARTじゃなくてTHSⅡのパッソ作ってくれないですかね。

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ベストアンサーに選ばれた回答

1世代前のトヨタ・Bプラットフォームと、現行のGA-Bプラットフォームでは、設計思想が根本的に異なるからではないかと思います。

トヨタ・Bプラットフォームは、日本固有の「5ナンバーサイズ」を念頭に置いて設計されたものと思われます。実際の採用車種を見ても、海外専用車種も含めて全て5ナンバーサイズとなっています。先代アクアなどの一部のグレードに3ナンバーサイズもありますが、格好付けのエアロパーツや後付けフェンダーなどで全幅を太らせただけであり、本質的には5ナンバー車専用のプラットフォームとみて差し支えないと思います。

対してGA-Bプラットフォームは、2019年9月のリリース発表時の解説記事に以下の一節がありました。

> 新しいGA-Bプラットフォームは、ホイールベース、全長、トレッド幅を変えられるモジューラー設計が特長だ。これにより、さまざまなサイズやボディタイプの車両に、適用することが可能になる。
https://response.jp/article/2019/09/06/326196.html

全長方向の伸縮のみならず、全幅方向のトレッド幅をも変えられる設計。つまりGA-Bプラットフォームは、海外市場向けの「3ナンバーサイズ」を念頭に置いて設計した上で、横幅を縮めれば日本固有の5ナンバーサイズにも対応可能ですよ、という仕様にしたのでは。横幅を縮める際にタイヤハウスの位置まで大きく変えては何かとコストがかかるので、タイヤハウスは基本そのまま。なのでトレッド幅を狭くして車体を5ナンバーサイズに設計したとしても、前輪の切れ角は3ナンバーサイズのBセグメント車と変わらないかむしろ減る、ということなのでは。

幸いにして(?)、欧州市場でトヨタ車のライバルとなる欧州車メーカー勢のBセグメント車も、上位のCセグメント車との共通化が進んでサイズが大きくなっています。トヨタ車の最小回転半径が大きくなっても、同クラスの欧州車と比較する限りは問題無いということですね。

ちなみに欧州Bセグメントのハッチバックモデルの最小回転半径は、VWポロが5.1m、ルノールーテシアは5.2m、プジョー208は5.4mです。
GA-Bプラットフォームの現行ヤリスでは、ほぼ自家用車にしか使われないと思われる最上級グレードのZは5.1m。日本ではレンタカーや営業車にもよく使われる中級グレードのGや基本グレードのXは、タイヤサイズを落として4.8mに変えており、日本の狭小路でも困らない5ナンバー車として、ギリギリ合格ラインに納めています。
この辺が相変わらず、トヨタの芸が細かいところですが、プラットフォーム開発の軸足そのものは変わってしまったので、質問者様のご要望には沿えないのかと。

質問者からのお礼コメント

2022.4.16 08:56

回答ありがとうございました。

その他の回答 (1件)

  • 低速しか走らず、走行安定性や安全性はどうでもよく、小回りやスペース効率、価格ばかりを重視する層のための国内・アジア用コンパクトカーは軽自動車ベースのダイハツ開発、製造へ

    欧米でもきちんと評価され、走行性能や安全性をきちんと実用性は多少落ちても、性能を確保したコンパクトカーはトヨタ開発、製造にすでに分化してますよね

    ますます差別化が進むのでは

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