GRヤリスGR-FOREが話題になっていますが既にヤリスはWRCに同じ？ようなデザインの車で出てますよね？

Question

まず何が違うのか知りたいです。凄く不思議に思いました。宜しくお願いします。

Answer 1

ヤリスWRCのベースになる車がGRヤリスです。
今年のWRCに出ていたヤリスのベース車両は日本でいうヴィッツGRMNで、来年のWRCに出るための規定(ホモロゲーション)を満たすために作られたのがGRヤリスです。

質問者からのお礼コメント

ご回答頂き有り難うごさいます。大変参考になりました。ベストアンサーに選ばせて頂きます。

Answer 2

GRヤリスは、次期WRC参戦マシンのベース車両としての公認を取得するため「ホモロゲーション（公認）モデル」として製造されます。
https://www.webcartop.jp/2020/05/522740/

現行WRCマシンのヤリス（３代目ヴィッツ）は、ファミリカーとして利用される事も想定しているため、キャビン部分の車高が高く、車体補強を加えると規定ギリギリまで重くなってしまい、前後の重量バランスを調整するための重りを積む余裕が少ないそうです。

当初は、新型ヤリスをベースに次期WRC参戦マシンを仕立てるつもりでしたが、ヤリスではWRCマシン開発チームの求める空力性能や軽量化をクリアするに専用ボディを持つGRヤリスを開発する事になったそうです。
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17354291

ちなみに当初は、2021年シーズンのGRヤリスをベースにした参戦マシンを投入する予定でしたが、コロナ禍の影響や2022年シーズンから車両規定が大きく変わるため、2021年シーズンまで現行WRCマシンを継続使用し、2022年シーズンからGRヤリスを投入する決断をしています。
https://www.rallyplus.net/69952
https://www.rallyplus.net/70264

Answer 3

ＷＲＣにシリーズチャンピオンを獲得するために走らせている競技車両はワールドラリーカー＝ＷＲカーと言います。
このＷＲカーは、市販車のボディ形状を基本としながら、大幅な改造が許されています。
市販車にＦＦのノンターボしかなくても、４ＷＤ化、ターボ装着、パドルシフトの装着など、中身は全く違うものになっています。昨年まで参加していたシトロエンＣ３は市販車は５ドアモデルしかないのに３ドアにしてました。
エンジンは競技規則で全車が1,600ccターボに統一されていますけど。
何が違うかと言えば、外見が市販車に似ているくらいであとは全部違います。くらいの違いがあります。ただし、ホイールベースなど変更できない部分もありますので、これがＷＲカーになっても性能の差になってくることもあります。
ＧＲヤリスは、2021年から参加するための新しいヤリスＷＲカーのベース車両となるために開発、販売されました。もちろん、国内のモータースポーツに参加することも計画されていますが。
しかし、2022年からはＷＲカーの車両規則が大きく変わり、中身が車両規則に適合していれば、どんな車両の形をしていても良い、となります。極端な話がクラウンのミニサイズのような形でも良い、ということらしいです。
この2022年の大変更を承知のうえで、それでもヤリスのイメージをあげるためにわずか2021年の１年だけ、新型ヤリスをベースにしたＷＲカーで参加しようとしていました。
ところがコロナ騒ぎで2021年に向けたヤリスＷＲカーの開発が遅れ、結局新型ヤリスベースのＷＲカーは2022年からの登場となるようです。
現在のＷＲＣの参加メーカー数や、今後数年内に参加しようとするメーカーの名前が聞こえてこない状況からすると、2022年以降も新型ヤリスをベースにしたＷＲカーで参加することになるのではないでしょうか。