トヨタクラウン※ゼロクラウン以降、についてご質問です。 ２１０系クラウン（ガソリン車）を購入しました。私にとって初めてのクラウンです。

Question

私はセダンが好きで、これまでマークXや同等クラスの車に何台か乗りました。クラウンを運転して、評判通り静かな車だなぁと思いました。ほとんどタイヤの音しか聞こえませんし、車内も密閉感があるというか、極端に言うと外の世界と隔離されたところにいるような錯覚も覚えます。マークXも十分静かな車だったと思いますが、全然別物に感じます。

そこでご質問なのですが、クラウンはどういったメカニズムであの静粛性を実現しているのでしょうか？マークXクラスの車と比べて、使用されている材料が違うとかあるのでしょうか？

Answer 1

マークＸをお乗りなら、基本同じ車ですよ。
レクサスＩＳ、ＧＳ、クラウン、クラウンマジェスタ、マークＸは皆同じ架台です。
それぞれの車格に合わせ外装等を変えていますが、シャシー等はほとんど同じです。
ゼロクラウンは、そのベースは、３０セルシオを基本に改良を加えています。
ですので、３０セルシオと言うかなりコストの掛った設計解析を十分に行った事もあり、基本の剛性や静粛性もＥＵ車並みです。
そして、静粛性に関しては初代セルシオの設計主査が根本的な部品から静粛性を考え、あのメルセデスでさえＷ２１０以降から影響を受けたほどの静粛完成度です。
単に遮音や制音の材料を使用してごまかすような重量増となる方法に頼らず、ベアリング、サスリンクからの振動、ＣＡＥ解析（コンピュータ構造解析）で得た振動抑制考慮構造など、そりゃトヨタの良心が唯一感じる出来ですね。
ゼロクラウンは、ランエボやＧＴ－Ｒ並みにフェンダー・ボンネットなどもアルミ合金製で重量もこのクラスとしては軽量です。
ゼロクラウンなどの大きさでも１６００ｋｇ台であり、ランエボと１００ｋｇも違いがない。見事な車であると言えます。
セルシオではＹＥＴと言う源流主義なる根本から見直すという事を繰り返し、極上のエンジン＝ワインを注いだグラスを載せ空ぶかししてもこぼれないほどのエンジン回転やマウント、ＢＳや横浜タイヤに作らせた、サイレントタイヤ（ｄｂやレグノ）など、関連サプライヤーに新たな道を作ったと言える事業でした。その先にあるレクサスや上級トヨタ車はそのＤＮＡを脈々と受け継いでいます。セルシオのＶ８エンジンでは、本来３００ＰＳ以上の性能を出せますが、このなめらかな回転を得るために、出力を絞っていました。ゼロクラウンのＧＲ型エンジンもかつてのトヨタ失敗Ｖ６とは別物。回転振動を抑えたレーシングカー並みの精度とクランク剛性、直噴ガソリン前提の強靭なエンジンブロック構造とここに書ききれないほどの先進技術を入れています。
新車５００万と言う高額な金額でも飛ぶように売れたゼロクラウンは、欧州かぶれな雑誌ライターを除いて、この出来に文句を付けれないほどの出来だった。

質問者からのお礼コメント

詳しく教えていただき、ありがとうございました。

Answer 2

内張りの場所、量が違うんでしょうね
昔のフレーム時代は、ゴムでキャビンを浮かしてたし、、
色々な部分にゴムでできた緩衝材が入ってますね