電気自動車の最高速、微妙な件。

Question

ポルシェタイカンの加速動画を見て思ったのですが、760馬力とか1000Nmのわりに後半の伸びが悪いですよね。260km/h程度の最高速のようですが、いくら加速がよくてもガソリン車に及びません。テスラモデルSにしてもそうです。

・モーターの出力カーブ、最高回転数
(内燃機関のように何馬力/何rpmという概念はあるのか)
・タイカンは2速のリダクションギアを有しているようだが、もっと多段化してピークパワー付近を活用できれば最高速も伸びるのではないか

ふと気になったので博識な方ご教授ください。

Answer 1

ポルシェタイカンはニュルでテスラモデルSより遅いですし、モデルSもガソリン車に最高速では負けます。電気モータが内燃機関に比べて後半ののびが悪いのは事実です。
ではテスラ・ロードスターはご存知ですか、こちらは0-100km/hが2.1秒、最高時速が400km/hです。これでお値段2270万円。イーロン・マスクはこの車でニュル量産車最速のランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテのタイムを破ると豪語しています。
更に中国のEVスーパーカー、ニオ EP9はニュルで2018年に公道走行可能車のラップタイムを2秒以上更新しています。

タイカンやモデルSもスーパーカーではないため最高速は遅いですが。ロードスターやEP9のように「速く走るため」に作られた電気自動車ならばそのような問題はありません。

Answer 2

モーターは基本1回転から許容限界の回転数までフルパワーです。
なので多段化で加速は回転限界が来てない限り延びません。

ミニ四駆を想像してください。ギアを変えれば最高速は上がりますがじゃあ100km越えるギアを作って入れたら出るかと言われたら多分出ません。どこかの回転数で空気抵抗と釣り合って速度が一定になります。質問の車はその状態です。
(ミニ四駆は吹き飛ばない前提で)

Answer 3

モーターの特性として回転数がゼロの時は最大トルクが発生する。
高回転になるとトルクがどんどん小さくなる。
理由は回転数に比例して逆起電力が発生しトルクを弱める為。

ガソリンエンジンは回転数がゼロの時はトルクはゼロ。
セルモーターで動かさないとスタートしない
一旦スタートすれば回転数が上がり最大重鎮効率の所でトルクが最大となる。その部分が高回転域なら高回転エンジンとなる。

エンジンとモーターはトルク特性が真逆。

Answer 4

PMモータの特性で回転数を上げていくと、電圧を上げてもそれ以上回転数が上がらないポイントが出てくる為。

ようするにトルクが急速に落ちるのだ。

Answer 5

まだこれから煮詰めるんじゃない