新型スイフト 1.2lモデルのエンジンが、今のK12C4気筒から、新型はZ12E3気筒に変わります

Question

素人の私からすると、4気筒から3気筒になることで、ランクダウンしたイメージがありますが、コストや燃費以外で、良くなるところはどこですか
振動面や回転の゙スムーズさも良くなりますか

Answer 1

3気筒が4気筒に劣る部分は振動が大きいことだけです。
エンジンを前から（あるいは後ろから）見た時に、左右が持ち上がるような揺れ方をします。
ただ、エンジン内部へのカウンターシャフトの装備や、エンジンマウントの性能向上により、振動そのものが小さくなり、小さくなった振動もボディに伝わりにくくなったので、デメリットがほぼ消えました。

逆にメリットは非常に多いです。
四気筒エンジンはピストンが二つずつペアで動くので、シリンダーからの排気が相互に干渉し、別のシリンダーに逆流したりするんですが、三気筒エンジンはピストンが全部バラバラに動くので、排気干渉がありません。このため、四気筒エンジンではエンジンからの排気管を四本作って、干渉が消えるところまで伸ばしてから一本にまとめている（エキゾースト・マニホールドといいます。写真参照）ところ、三気筒エンジンはエンジンから出す排気管をいきなり一本にできます。部品点数削減、体積削減、あとターボ化する時にターボチャージャーをエンジンに直付けできます。
ヘッド周り、ピストン、コンロッドなどの部品点数が少ないので安価に作れます。
摺動部分が少ないので回転抵抗が小さく作れます。
全体的にコンパクトかつ軽量に作れます。
ガソリンエンジンの一気筒あたりの排気量は400～500ccくらいが一番効率がいいんですが、1.2リッターを四気筒にすると小さくなりすぎて、あんまり効率がよくありません。三気筒でもまだ小さいですが、四気筒よりはマシです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます
求めていた完璧な回答でした