スズキ スプラッシュ 「ＶＳパッソＶＳマーチ　時代先取り！ : 　他の人も言っているが、ハンガリー産のこの車、一部改良をして（まさに改「良」）、とても魅力的な車になった。 　」のユーザーレビュー

ＶＳパッソＶＳマーチ　時代先取り！ : 　他の人も言っているが、ハンガリー産のこの車、一部改良をして（まさに改「良」）、とても魅力的な車になった。 　

2011.2.25

総評

ＶＳパッソＶＳマーチ　時代先取り！
:
　他の人も言っているが、ハンガリー産のこの車、一部改良をして（まさに改「良」）、とても魅力的な車になった。
　改良のポイントはエンジン・ミッションそして安全装備の充実だ。
　Ｋ１２Ｂエンジンは変わりないが、排気側にもバルブ開閉タイミングを最適化する機構をつけ、ミッションも副変速機付になり変速比をこれまでより３０％弱大きくとるに至った。まさにこれは豊かな走りをもたらすスイフトと同じパワートレーンだ。
　安全装備では横滑り防止装置（スズキではＥＳＰと呼ぶ）が標準装備となった。
　ＥＳＰは来年出る新車からは装着が義務化されるそうだが、6万円強(トヨタの場合)するためか、コンパクトカーで標準装備となった国産車はこれが初めてではないだろうか。
　さらにカーテン＆サイドシールドエアバッグまで標準で付いている。
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満足している点

△高コストパフォーマンス
　上記の装備がついて128.73万円。
　一見Ａセグメント（スイフトやヴィッツより１つ車格が下とされる）にしては高い。同じ車格のパッソには１００万円のグレードもあるというのに。マーチに至っては１００万円を切っている。
　しかし、装備内容を見ると、スプラッシュの安さが見えてくる。
　まずパッソ。
　パッソにカーテン＆サイドエアバッグ、ＶＳＣを付けると一気に127.11万円になる。確かにそれでもスプラッシュより安く上記2つをつけた車では国内最安になる。
　しかし、それより2万円弱高いだけで、スプラッシュはエンジン排気量が約200㏄アップし、イモビライザーも付き、15インチアルミホイールを履く。パッソには1.3Ｌもあるが、価格は132.5万円、上記2種の安全装備を付けると144万円を超え、アルミホイールまで付けると148万を超える。
　マーチも安いが、車そのものや走りを考慮すると割安感はスプラッシュほどではない。第一マーチはオプションでも横滑り防止装置を選べない。
△安全性能
　上記安全装置が標準装備。また、コンパクトカーなのにリヤに3つのヘッドレストがある。しかも高さが充分で頭部を支える。
:

不満な点

▼小回りが利かない。
　５．２ｍ。
　185/60R15と太めのタイヤを履いてるからだろうが、意外とＵターンに苦労しそうだ。
▼燃費
　ハンガリー産のこの車は実用燃費は良さそうだが、10.15モードで20.5㎞/Ｌ。もう少しいってほしかった。
▼全幅
　168㎝、今どきのコンパクトカーの中では小さい方だが、スズキには162㎝のソリオがある。ぜひソリオの車台を使って日本の道路事情にドンピシャなコンパクトカーを作ってほしい。
▼後部スペース
　足元もラゲッジも狭い。軽自動車はさらに小さい車体なのにより広い車内のものもある。
　しかし、走りや耐久性、安全性を考えると、必ずしも短所でなくなるかも・・・
　前席より高い座面は意外と閉そく感が低めだった。
▼国産でないこと
　いい車は良い。しかしこれが国産だったら、いろんな意味でもっと良かった。
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デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験