ドイツ車と思って運転する車だと思う。
国産車の固定観念でこの車に乗ると、かなりの違和感があります。まず国産車的には乗り心地が良くなく、装備も簡素で、生
2009.12.31
- 総評
- ドイツ車と思って運転する車だと思う。
国産車の固定観念でこの車に乗ると、かなりの違和感があります。まず国産車的には乗り心地が良くなく、装備も簡素で、生活する上で質実剛健だけど、自他共に厳しい、冷たく見える人みたいなイメージでしょうか。しかし長く付き合うと、見せかけだけの優しさはないが、本当に運転者のことを考えて走ってくれる実はすごく思いやりのある人なのだと後になってから分かるような車とでも言えるかな。ドライバー席ウィンドウのスィッチがその例かも。私自身オペル社の自動車は好きで以前使用していましたが、故障するとたいへん高価でした。しかしある意味オペル社の自動車がフレンドリーなスズキ社で管理してもらえることは素晴らしいことではないだろうか。例えば、オペルの自動車が故障すると一般的には、ヤ○セを通すのが基本で、修理費用は国産の倍はします。これをスズキ社が同じ修理等をした場合、国産と同じレベルの経費で済むなら素晴らしい。又、外国製のVW社の自動車にもよく純正で付いているこのスプラッシュに純正で付いているコンチネンタル社製のタイヤが、スズキ社なら安価で今後交換してくれるといったようなあらゆる面で外車扱いしないというならこれほどいいことはなかなかありません。
- 満足している点
- ハンドルを操作する通りに走行するといこと。例えばコーナーでわだちにはまったり、段差で跳ねたりした後、一般的な国産車だと危ない!と感じて一瞬気持が冷えますが、この車はその不安がありません。スタートはじわっと進みますがスピードに乗ると滑るように行きます。この車の最適速度は70キロから80キロのように思います。ドイツ車的です。60キロくらいだとエンジンやサスの本領が生かされない感じもしますが、だからダメなのでもありません。ブレーキのタッチは優れています。踏む感覚通りに車を減速したり止まらせることができ、不快感がありません。アイポイントは高くミニバン的なのだけれど、乗り降りがしやすい。ミニバンだとドアを開けて足を地面につける時ワンテンポ必要ですが、この車の場合、ワンテンポ必要かと構えていると自然に先に足が地面についています。「あれれ?」という感覚ですね。後部座席に小学生を3人座らせて走行しました。きちんと座るし、騒ぎません。おそらくシートが硬いため、きちんと座らないと乗り心地が悪いんでしょう。そしてきちんと座るとよい姿勢になってくるので気持ちもきちんとしてくるように思います。国産車との違いがこういうところで出ます。
- 不満な点
- 使用し始めて数日間はウィンカーの音が奇をてらったような、女性にこびているように思っていましたが、1週間使用してみてこの車の雰囲気に調和しているなとも思います。慣れもあるかもしれませんが、不快感は感じません。まだ慣れていないこともあると思いますが、オーディオのスピーカーをAピラーに小さいものをつけたいですね。車内全体にきれいに音楽が響きません。この車で家族四人で旅行は快適ではないかもしれません。トランクスペースにはボストンバッグ4つはきついし、旅行先で荷物が増えると余裕がないように思います。渋滞に合った時の窮屈感は気が短い人がいると、たぶんストレスになると思います。通勤や通学、郊外への買い出し、子供の送迎、独身の方、夫婦だけの生活の道具としては優れていると思います。現在代車として使用させてもらっておりますが、自分自身が所有するという場合、妻が使いやすい小型ミニバン的なシェンタクラスの自動車を日ごろ使用し、旅行などの時は私がそれの運転手になり、通勤やドライブで私自身の個人用、子供の習い事への送迎用、おもに通勤用としてこの車を使うという生活だと、あり得るかなと思います。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験