スプラッシュは逆輸入車なのに安いですが、どうしてベンツやBMWやVW等の輸入車は高いのでしょうか？

Answer 1

スプラッシュは「逆輸入車」ではないですよ。
ハンガリーのスズキで生産されて日本に輸入されるれっきとした「輸入車」です。
比較的安い理由はおそらく2008年発表の「息の長いモデル」であること。そもそもスイフトをベースとした「開発費用がそれほどかかっていない車」であること。インドや中国など安価な価格設定をしないと売れない国での販売を意識して作られた車であること・・・でしょうか。
ご質問のベンツ・BMW・VWも現地ではすべてが高い車ではないです。ドイツに行けば普通にベンツのタクシーが走り、BMWやVWもMTが多いのはよく知られていることで、更に一番の売れ筋はディーゼルです。
日本ではまだまだ「外車は高級」というイメージを持たれている・・・とインポーターが勝手に考えているので、その車の最高級グレードにありとあらゆる不要な装備をベタベタつけて丸々と太ったフル装備車を「日本標準仕様」としてラインナップし、安いグレードや装備の省かれた車はそもそも輸入しない傾向があるので、自然販売価格は上がります。

Answer 2

メルセデスとBMWは、高級車です。日本のイメージではVW・アウディーも高級車の部類に想いますが・・残念ながら大衆車のカテゴリーです。VWとアウディーは相乗効果で稼いでますので小型・・中型・・大型・・プレミアムスポーツなどプラットホームは共有DSGなどのシステムも、お安く供給がVWで可能となりました。以前は恐ろしい価格帯でしたが。。アウディーは、変わらずブランドイメージ価格が乗っかってます。でスプラッシュはハンガリー製で作られ設計段階でアダム・オペルと共有で開発しましたので(日本人に受け入れていただくように）なのでスズキは今隠れドイツ技術が飛躍。ですが・・イメージですね。オペルと聴くと1996年の壊れ捲くりオペルのレッテルがまだ・・・2006年以降のオペルに限らず外車全般は、飛躍的に安定しましたので、安心ですが、国内日本人の・・のイメージ価格ですね。恐ろしいです。

Answer 3

日産マーチや、三菱ミラージュも、輸入車ですけども安いですが？

VWのup!で150万円～、ポロで220万円～。マーチが100～150万円程度、ミラージュが100～130万円でそんなに変わらないですよ。

マーチやミラージュにも言えることですが、まず輸入モデルは船で運んでくることから即応性がありません。このためバリエーションを多く出来ないのです。

バリエーションを多くすればそれだけ管理コストがかさみ、売れなければ不良在庫になりやすくなります。このためにグレードやカラーを売れ筋に絞るのです。
逆に言えば、工場オプションを豊富に選べないということにもなります。

これに対して、国内工場では運送の期間が短いために工場オーダーでも即応性があります。あまり売れない装備などはオプションにしても工場オーダーでそれほど購入者を待たせることが無いためです。

輸入モデルでは、国内生産モデルとこの部分に最も大きな違いがあります。

このことから輸入モデルはほとんどの場合、オプション装備が全てセット装備になっています。「○○パッケージ」と言った具合に、最大公約数で多くの人が欲しがるような装備を何でもひっくるめてしまうのです。

ベンツやBMWは元々高級車メーカーであり、かつては500万円以下のモデルなどは存在しませんでした。バブルの頃までは最低で500万円…
それが、トヨタや日産にホンダが高級車市場へ参入してきたために、低価格のモデルにもラインナップを広げています。この歴史はまだ20年くらいしかありません。

このことから日本ではプレミアムブランドとして認知されており、購入する人はだいたい充実装備を希望します。フルオートエアコン、パワーシート、本革やウッドの内装…というように。
輸入車は先の理由から在庫管理を簡単にするために、最初からこれらのフル装備をパッケージ化してあらかじめ装着し輸入しています。

クラウンあたりでも、ベースは安くても同様の装備を載せれば結構ないいお値段になりますよ。
マーチやミラージュに本革電動シートを希望する人がいるのか？ということです。

ベンツやBMWの輸入車はボッている…と言う人がいますが、為替変動のリスクを織り込んでいる以外は、装備を勘案すればドイツ本国の価格とさほど変わりません。
「高い!」と言うのであれば、実際に日欧で売られている価格をグレードや装備を揃えてWebなどで示してから言うべきです。

確かにアメリカは安いですけども、日本車もアメリカでは日本価格よりもはるかに安く販売しています。

ですから「輸入車は高い」というのは、過去のイメージに囚われた幻想に過ぎません。

Answer 4

To nsr_150_sp2さん

スプラッシュは、為替差益･差損を縮小させる事が目的で輸入されている車種です。
つまり、円高が進んだ際に、スズキが輸出している他の車で為替差損をスプラッシュの輸入で得られる為替差益で少しでも埋められれば良い車なので、保険的な利益の余裕を設定する必要はありません。
また、輸送の船便も日本から欧州への輸出で使った船の帰りの便を利用しているため、予想コストが格安になります。（それ故に、輸入台数を現状から増やせないと言う問題も持っています。）
なので、欧州での販売価格を元に、1ユーロ=130円位でのレートで価格を付けています。
ですが、ベンツやBMWは、日本国内で生産している車種など有りませんから円高になれば為替差益が、円安になれば為替差損が発生します。
そして販売店は確実な利益を手にするためには、差損による赤字を回避できるだけの保険的な金額を上乗せした価格設定で臨む必要があります。
その上で、ブランド戦略的な意図もあって、1ドルが360円の頃からの高級なイメージを維持する為にも、安易に庶民的な価格には出来ないと言う事もあり、1ユーロ＝200円位の為替レートで国内価格を決めているので、高くなるのです。

Answer 5

ハンガリーのスズキ製造子会社である
「マジャールスズキ社」で生産しているから