スズキ エスクード のみんなの質問

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4WDについて。
冬道の安全運転などの教本などに、4WD車は発進時スリップが少ないので滑らないと勘違いして危険だ、と言った事が書かれています。

これはまあその通りかなと思いますが、4WDは車重が重いので制動距離が長くなる的な事も書かれています。
4WDは制動距離が長いですか?
車重が増すと制動距離が長くなりますか?
重いと運動エネルギーは大きくなりますが、摩擦が強くなるのでは?
摩擦と慣性どちらの影響が大きいですか?
重いと止まらないなら、荷物を積んだトラックは恐ろしく制動距離が長くなりそうですし、逆に軽四など軽い車はメッチャ制動距離が短いのですかね?
クロカン四駆など重めの車とセカンドカーに軽四を使用されてる方、どうか回答お願い致します。

補足

回答有難うございます、文章がへたくそで申し訳有りません。 冬道(アイスバーン等)はブレーキの性能は差ほど関係ないですよね。 ショボイブレーキでも簡単にロック(ABS作動)します。 こう言った場合、路面とタイヤの摩擦が重要だと思います。 重いほうが当然摩擦が大きくなります、しかし慣性も大きくなります。 発進の場合も重いほうが摩擦が大きく、トラクションも掛かります。 摩擦と慣性、どちらがより影響を受けるのか知りたく思いました。 軽と重めの車、両方乗られてる方の「SUVが止まる」、「軽の方が止まるよ」等の経験談などが有れば知りたいと思いました。

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ベストアンサーに選ばれた回答

しっかりとご説明いたします。読み終わる頃には疑問が解決していると思います(希望)。

全ての四駆に共通しているのは、四輪にエンジンのトルクが分散されることです。これによりタイヤ1輪当たりの負担が半減され、理論上2倍のトラクション性能が得られます。一方、車両重量が増えるので、同車種での4WDと2WDでは4WDの方がブレーキは不利になります。但し、それはフットブレーキに関してです。四輪エンジンブレーキが使える場合は4WDの長所が生かせます。四駆といってもエンジンブレーキでは四駆にならないものもあるのでややこしいのです。

■ 重量と走破性

走破性は、車両重量が重たい方がいいのか? 軽い方がいいのか? どちらの意見もあります。基本的に重量が重たい方が有利なのは、物理的に以下の2条件のときのみです。

・川を渡るとき
・平坦~斜度の緩い登り坂の発進

川は水流があるので重たい方が流されにくいです。なので、川を渡るならばランクル等の最低地上高があり重たいの方が安心です。また、雪道等の滑りやすい路面では、タイヤの1平方センチメートル当たりの圧力が高い方がグリップします。斜度のない道では垂直方向に重力が働きますので、重たい方が発進時のトラクションが掛かります。しかし、斜度が増すに連れて車体の重量は路面にタイヤを押し付けるよりも、坂道を下るエネルギーに強く作用するようになり、坂を登れなくなります。

それだけではありません。重量があると曲がりにくく止まりにくい。つまりコーナーでは膨らみやすく、制動距離が伸びるということです。従って、凍った道を速く安全に走るには、重量が軽い方が有利というわけです。

■ 最低地上高と重心

オフロードカーは最低地上高があります。悪路でも底が擦りにくく、砂漠や深雪にも有利です。この点、クロカン等はセダン等に比べて有利ですね。
しかし、それと引き換えに重心が高くなってしまいます。重心が高いとコーナーリング性能が著しく低下し、制動性能も坂道の発進停止性能も悪化します。クロカンやSUVのオンロード性能が悪いのは、この重心の高さによる影響が大きいです。路面が滑りやすくなるともっとその差が顕著に表れます。さらに既述の重量も加味すると、ランクルやパジェロ等はアイスバーンでは曲がらず止まらないクルマということことがわかると思います。よく雪道の下り坂でガードレールに突っ込んでいるクロカンが多いのは、それが理由です。特に雪道の下りカーブなどはFFセダンより弱いのです。クロカンに乗っているドライバーが、自分のクルマが雪道に強いと信じていることも破綻の一因です。重心の高さではジムニーも同じですが、重量が軽い分、ランクルと比較するとかなり有利といえます。一方、重心の低い四駆のスバルインプレッサ等と比較したら、アイスバーンでの運動性能はお話にならないということです。

■ タイヤの大きさと車体の大きさ

オフロードカーは車輪が大きいです。その方が最低地上高が稼げるだけでなく、凸凹に車輪がハマりにくいからです。この点、車輪が小さいインプレッサ等は不利です。
また、狭い林道等に入り込んでいく場合、ボディはできるだけ小さい方がいい。その点では小型のジムニー等が有利となります。

四駆についてはこれだけでは白黒つかないんです。次に、肝心な四駆システムについても触れておきます。

4WDは大きく分けて「パートタイム式4WD」「フルタイム4WD」「スタンバイ式4WD」「モーター式4WD」の4種類に分けられます。

■ パートタイム式4WD

パートタイム4WDは、通常は2WDで走行し、悪路を走る緊急のときのみ、手動で4WDに切り替える仕組みです。4WDに切り替えると前後輪は直結になります。この直結につなぐ装置を「トランスファー」といいます。直結四駆にすると、直進走行は問題ないのですが、アスファルト上でステアリングを大きく切ると、前輪よりも後輪の方が回転数が低いために、前後輪がケンカをしてクルマが動かなくなります。この「タイトコーナーブレーキング現象」は、パートタイム式4WD固有のもので、それがゆえ通常は2WDでしか走れません。かつてのジープ系のクロカンはみなこのパートタイム式4WDでしたが、使い勝手の悪さからもはや過去の存在となりました。日本ではジムニーや軽貨物車両程度しか採用車種はありません。少し前に復刻したランクル70もパートタイム式4WDでしたね。
直結四駆にすると、滑りやすい路面のコーナーでも膨らみやすくなり、いつものつもりでハンドル切ったら木に激突したり、崖から落ちたりというアクシデントが起こりやすく、そうした素性を理解した玄人向けです。それもパートタイム式四駆を絶滅に追い込んでいる一因です。

■ フルタイム4WD

フルタイム4WDはその名の通り常時4WDで走行しますが、パートタイム式の欠点である「タイトコーナーブレーキング現象」の発生を防ぐために「センターデフ」(またはそれに類する装置)を用いています。エンジンの出力は一度このセンターデフが受けて、そこから前後輪に配分されます。
フルタイム4WDは本格的な4WDなので文句ないのですが、コスト増や重量増の問題で採用できないメーカーが増えています。 国産でフルタイム4WDというのも以下のように限られた存在となっています・・・

・スバルオリジナル四駆全車
・三菱ランサーエボリューション
・レクサスLS 600h
・クラウン4WD
・マークX4WD
・ランドクルーザー系
・エスクード(旧型)
・ハイエース4WD 等

上記では、ランサーエボリューションを除いては全てエンジン縦置となっています。現在、4WDのバッジをつけたクルマの多くは、より軽量安価な「スタンバイ式4WD」となっています。現在でこれが増殖中です。

■ スタンバイ式4WD

現在販売されている4WD車のほとんどが、この簡素なスタンバイ式4WDです。例えばFFベースのスタンバイ式4WDの場合、エンジンの出力は前輪が受け止めます。勿論、後輪までプロペラシャフトが伸びているのですが、通常の直進走行ではほぼ前輪駆動で走ります。この前後輪をつなぐプロペラシャフトの間に油圧式カップリングが挟み込まれていますが、そこに「ビスカスカップリング」や「ロータリーブレードカップリング」を使用しているスタンバイ式4WDが数多く存在しました。ビスカスカップリングは入口と出口で回転差が発生すると内部の油圧が高まり直結に近づけようと頑張ります。これにより、前輪が空転などすると装置内の油圧が高まり後輪にも駆動力が伝わりはじめるというわけです。滑らないための四駆なのに、滑ってからでないと四駆にならないので「なんちゃって四駆」とも呼ばれますが、これでもアイスバーンの坂道発進や積もった駐車場からの脱出では頼りになります。四駆としての性能はミニマムなのですが、なんといっても軽量安価に4WD化できるため、現在世の中の四駆の主流になりつつあります。しかし、これらの四駆はエンジンブレーキでは四駆にならなかったりします。
そんなこともあり、最近は機械式のビスカスカップリングではなく、電子制御カップリングを利用したものが多いです。これに電子デバイスを組み合わせた統合制御により、かなり高性能な四駆になってきています。こうしたセンターデフを持たないスタンバイ式四駆は益々増えていくだろうと思います。

<呼び名に注意>
ワゴンRやハスラーや新型エスクードの四駆は、スタンバイ式4WDであるにもかかわらず、カタログに「フルタイム4WD」と背伸びした記載をしています。本当にフルタイム4WDだと思って買ってしまった人もいるようです。注意が必要ですね。

■ モーター式4WD

トヨタのエスティマやレクサスRXや新型プリウス、日産のe-4WD、ホンダのアコードSH-AWD等がこれにあたります。まだ発展途上ですが、モーターは電子デバイスとの相性が良いため、かなり細かな制御ができます。日産のe-4WDは簡素なものですが、ホンダのシステムはモーターによるトルクベクタリングなど、強制的に車両を旋回させる機能にも積極活用しています。今後、こうしたモーター式が主流になる可能性があります。

これら重量や最低地上高や重心や四駆システムの組合わせで得て不得手な要素が決まります。

長くなり失礼いたしました。ご不明な点がございましたら追加でご質問ください。

その他の回答 (7件)

  • 普段は軽ジムニーに乗ってます。
    車検時の車重は1040Kgほどです。
    リアにはLSD付けてます。

    重いほうが止まらないなどの理屈は出尽くされてますので…

    実話
    細い車ギリギリ2台ほどの路面凍結路の急勾配下り坂カーブです。
    3速で踏むか、2速でないと登れない坂です。

    重いSUV車が止まれず事故を起こしました。
    ジムニーはスリップしブレーキは効かずABSだけでの制動でした。
    ゴゴゴゴとABSが効き、「こりゃ終わったな」と事故を確信しましたが、
    4WDの状態でセカンドにシフトダウンさせて15~20K/hほどの速度で下ってこれました。
    止まろうとブレーキを踏んでも止まれないほどの路面でした。

    標高1000mくらい登った帰り、乗用車1300Kの生活四駆での下り
    この時は家族で山に行ったので乗用車でした。

    勾配がキツイヘアピンカーブでスリップしカウンターを当ててなんとかギリギリ衝突回避しました。
    後ろからぴったりとくっついていたジムニーは全くスリップもせず平然と走行してました。

    平坦な道であれば重くてもさほど変わらないと思いますが、勾配がキツければキツイほど軽いに勝るものはないと思います。

    当然ですが、タイヤは新しいに越したことはありません。
    3シーズンで交換してます。

    ちなみに登り坂もある程度降ると軽いほうが雪を乗り越えて走ってくれますよ。
    以前のジムニーではない普通の軽自動車(ムーヴZ4、ムーヴ カスタム)でも25cm~30cmの雪は4WDで走れました。

    2WDは話しにならないほど深雪は使い物になりません。

  • 4WDが危険なのは安定してスピードが出せるから。
    FFだとそうはいかない。ふらふらするので
    アクセルは踏めない→スピードが出せない。

    カーブの限界速度は4WDもFFも変わらない。
    4WDは限界速度以上の速度が簡単に出せるけど
    FFはスピード出せないので限界速度に達しない。

    ブレーキはフルブレーキをするわけではないので
    普通のブレーキングは4WDもFFも変われません。
    車重と言うよりもタイヤの性能差の方が大きい。
    同じ銘柄の8部山のスタッドレスと6部山のスタッドレス。
    フルブレーキングで車1台分以上停止距離が違う。

    そもそも、最近の4WDは60キロほどしか変わらない。
    一人乗りの時と、フル乗車だと重さはかなり違う。

  • 雪道は、滑るのは当たり前だから、単純に飛ばさなければ良いと思います。
    車によって、特性が違うのですから、車に合わせて走れば、何の問題も無いと思います。

  • こんにちは

    よく4WDは2WDに比べて止まらないというのはクロカン4x4だったり、同じ車種で2WDと4WDだった場合が多いです

    性能がいい4WD車はきちんと車重に合わせてブレーキが強化されています

    ちなみに荷物を積んだトラックはスポーツカーに比べ、制動距離は長いです

    それはどのくらいトラックに運動性能を求めるかによって違うでしょうね

    軽4はコスト重視で必要最低限で止まれる様の小さいブレーキ径の車が多いですね

    ブレーキ径の違いとか効くブレーキパッドとか調べると差があることがわかりますよ

    同じインプレッサでも1.5のノーマル車と2リッター4WDターボのSTIとでは全然ついているブレーキの径の大きさ、タイヤの太さが違うことは見ればわかりますよね

  • 雪道でのブレーキですがまず、MTの4駆はエンジンブレーキ利きますがATの場合、ABSとの干渉を避けるためにブレーキを踏むと駆動力が切れるものが殆どです。その場合「2駆より重いだけの車」になります。
    ブレーキ力そのものは大して関係ありません。フルブレーキ踏めばロックするだけですから。
    制動距離は軽か普通車かトラックか、よりも運転する人の腕に大きく依存します。
    なぜなら乾いた路面なら強くブレーキを踏めばいいのですが、雪道の場合「どこまで強く踏めるか」が腕によって大きく変わるからです。
    コーナリングはとにかく軽いほうが有利です。

    一人の人がトラックと普通車を乗り比べた場合は「どのタイヤにどれだけ荷重が掛かっているか」が重要になってきます。例えば行きは満載のトラックと帰りは空荷のトラック。行きは普通にブレーキを踏んで止まることができるでしょうが、帰りは前荷重になっているので少し強く踏んだだけで後輪はロックする。

    ロックした後は、これはもう完全に「慣性」に従います。重い車を一度ロックさせて、お尻を振り出させてしまったらもう誰にも停められない。WRC5連覇のセバスチャン・ローブの名言に「私は1,5トン以上ある車を制御する自信が無い」というのがありますが、もうどうにもならないでしょう。ですので、スキー場への雪道で刺さっている車は、4駆を過信したSUVとか大型ワンボックスばかりです。

  • まず、ドライ路面とウェット路面で、理屈は変わってきます。

    仰る通り、運動エネルギーは、重さと速さの2乗に比例するため、
    重量が重い方が運動エネルギーは大きくなります。

    ドライ路面で、つまりタイヤのグリップ力=摩擦力がある状態なら、
    早く止まるためには、もう一つの摩擦力=ブレーキが大きく作用します。
    つまり、強力なブレーキ(パッドをローターに押し付ける力)を
    持つ方が制動力が短くなります。
    (もちろん、タイヤの摩擦力も大きく左右します。)

    スポーツカーのブレーキは大きく強烈なので、
    軽自動車よりも重くてもすぐに止まることができます。
    ブレーキもタイヤも大きな摩擦力を備えているからです。

    もし、同じブレーキ力しかないとしたら、
    運動エネルギーの小さい軽い軽自動車の方が早く止まれます。

    今回の場合、冬道の運転ということで、雪道やアイスバーンが
    想定されます。

    つまり、タイヤのグリップ力が無くなっている状態です。
    タイヤの摩擦力が無い状態では、ブレーキの摩擦力も関係なくなります。
    よって、単純に考えれば、重量が軽い方が制動距離は短くなります。
    そこには慣性の法則しか存在しません。

    ただ、実際には、重量が重い方が下に向くベクトルが大きくなるので、
    摩擦力が増えるのは確かです。
    実際、雪道では、大型バスやダンプカーの方がスリップしずらいです。

    つまり、滑る前の状態には、重い方が良いのです。
    しかし、いったん滑ってしまったら、
    タイヤの摩擦力を超えているわけで、
    それを止まらせるには、重量のある者の方が不利になります。

    実際の運転においては、いったん滑ったタイヤが
    ずっと摩擦力が無いままという状態にはなりません。

    ブレーキでなくともシフトダウンなどで
    荷重をかけることでより摩擦力を生み出すことができ、
    それによってグリップ力を復活させることもあります。
    このような場合には、重い方が有利になることもあります。

    長くなったのでおさらいしてみます。

    同じブレーキとタイヤを装備していたら、
    重い方が制動距離が伸びます。
    これは、運動エネルギーを止める力が少ないからです。

    冬の路面では、さらにタイヤのグリップ力が
    低下する状況があります。
    いったんスリップした車は、重い車ほどやはり止めるのが
    難しくなります。
    これも物理の法則通りです。

    しかし、グリップ力を復活させる方法はあり、
    場合によっては重い方が活用できることもあります。
    摩擦力を作り出すのがカギになります。

    安全運転の教本に書かれているのは、
    4WDだからといって絶対ではなく、
    いったん滑ってしまったら重い車ほど
    止めるのが大変になるのだから、
    安全運転に徹しなさいということでしょう。

    実際の運転では、荷重とタイヤのグリップ力を意識した
    運転が必要になるので、そのコントロールがしやすい
    4WDの方が冬道の運転はしやすくなると思います。

    回答の画像
  • 単純に軽自動車は軽いから制動距離が短いというわけでも
    車重が重いSUVは制動距離が長くなる
    というわけでもありません。

    それはブレーキの性能によるところも大きいからです。

    >摩擦と慣性どちらの影響が大きいですか?

    私は物理の教師でもないので専門的なことはわかりませんが、慣性の影響の方が大きいでしょう。

    >荷物を積んだトラックは恐ろしく制動距離が長くなりそうです

    長くなります。積荷の有る無しでは物凄い違いがあるのを感じます。
    制動距離が長くなるからこそ、「過積載の取り締まり」があるのです。

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