スズキ エスクード のみんなの質問

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SUVとクロカン車の違いってフレームだけでしょうか?
4WDのシステムでも別れるのでしょうか?
アウトランダーやエクストレイルはSUV?
ジムニーはクロカン車?ランクルもクロカン車?

デリカはSUV?ミニバン?
詳しい方教えて下さい。

初めて買った車はエスクードのノマドゴールドウィンエディション。これってクロカン?
次に買ったのはデリカスペースギア。これはクロカンだと思い込んで乗ってました。
久々にSUV?を買おうかと思ったんですけどイマイチわからないんですよね・・・

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ベストアンサーに選ばれた回答

「RV(レジャービークル)」という言葉がありますが、この「RV」の中に「SUV」「ミニバン」「ステーションワゴン」「キャンピングカー」等が入ります。その中の「SUV」というのが今回の本題ですね。「SUV」には以下の3種類のルーツがあり、全て「SUV」という総称で呼ばれています。

<SUVの分類>
・ピックアップトラックから派生したSUV (ハイラックスサーフ等)
・軍用車やジープ等クロカンから派生したSUV(ランドクルーザー等)
・乗用車から派生した「クロスオーバーSUV」(ハリアー等)

「SUV」という言葉は米国から発祥したものです。また「クロカン」にも日本固有の狭い定義があります。以下、お読みいただけるとご納得いただけると思いますので、少し長くなりますが最後までお付き合いただけましたら幸いです。

■ SUV(Sport Utility Vehicle)

SUVというのは「Sport Utility Vehicle=スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略称ですが「スポーツ多目的車」と日本語訳されていますね。米国では、荷台がオープンの「ピックアップトラック」が人気ですが、1980年代あたりから荷台に雨風から荷物を守る樹脂製ハードトップを取り付けた車両が増え始めました。これが便利なもので「Sport Utility Vehicle」の元祖になります。ピックアップトラックの構造は頑丈なラダーフレームのFRが中心です。つまり2WDのピックアップトラックの荷台にハードトップをつけたものも「SUV」であり、4WDとは限らないということです。ここはわりと重要なポイントです。

一方で、ピックアップトラックにも、前輪側に駆動系を増設して、ジープのような走破性のニーズがありました。この4WDにハードトップを載せたスタイルも人気があり、これが現在のSUVブームにつながっていきます。日本人に分かりやすいのは、「初代ハイラックスサーフ」(1983~)でしょうか。まさに樹脂性ハードトップスタイルで人気となりました。2代目以降のハイラックスサーフはメタルトップになりますが、各社モデルチェンジと共に同様にメタルトップに移行し現在のSUVのスタイルになっていきます。

このように、SUVを生み出した米国では、今でも「ピックアップトラック」と「SUV」を区別しており、2WDか4WDかを問わず、荷室を雨風から守るハードトップがあるものを「SUV」としています。なので米国では2WDのSUVが多く存在するわけですね。例えば、米国トヨタのホームページをご覧ください。

<米国トヨタ オフィシャルサイト>
https://www.toyota.com/

ピックアップトラックの「タンドラ(Tundra)」とSUVの「セコイヤ(Sequoia)」は同じラダーフレームのシャーシですが、タンドラは「TRUCKS」に分類、セコイヤは「CROSSOVERS & SUVS」に分類されています。いずれも2WDと4WDが選べます。また「ランドクルーザー」も「CROSSOVERS & SUVS」に分類されていますが、こちらはピックアップからの派生ではなく、ジープ等のクロカンから派生したSUVです。なので4WDしかありません。
セコイヤもランドクルーザーもボディ形状は似ていますが、そのルーツが異なることで、駆動方式にまで差が出ているわけです。次にこの「クロカン」の説明に入りたいと思います。

■ クロカン

クロカンとは「Cross Country Vehicle(クロスカントリー・ビークル)」のことですね。その名の通り道路ではなく山野を横断するためのクルマです。なので4輪車であれば4WDであることが前提になります。そのルーツは軍用車やジープ類になります。

一方で、クロカンではないのに「ボルボV70XC」や「ゴルフクロスカントリー」のように名称にクロスカントリー(XC)を入れる車種もあります。最低地上高があるためそのような呼称をつけていますが、この日本で「クロカン」というと、その定義はかなり狭義になっています。

日本車の中でクロカンと呼ばれるのは、ジープ由来のものに限られ「ラダーフレームで副変速機のあるオフロード4WD」ということになります。現行国産車では
「トヨタランドクルーザー」や「スズキジムニー」程度しかありません。「三菱パジェロ」は一部モノコック+フレームなので原理主義なマニアはクロカンに含めることを拒むこともあるくらいです。現行の「ランドローバー ディスカバリー」もモノコックなのでクロカンに含めないマニアも多いと思います。なお、先代(3代目)「スズキエスクード」はクロカンに入ります(現行エスクードはクロスオーバーSUV)。また、現行の「トヨタハイラックス」はラダーフレームですがSUVというよりピックアップトラックですね。「三菱デリカスペースギア」は2代目パジェロのラダーフレームの上にミニバンボディを載せたクルマです。構造的にはクロカンと同様ですがミニバンゆえ重心が高くなってしまいました。クロカンには含まれませんが、硬派で未だに根強いファンがいますね。

■ クロスオーバーSUV

クロスオーバーSUVとは、セダン系のプラットフォームに大きな車輪をつけて車高を上げたクルマです。世の中の乗用車はFFが主流になって久しいので、クロスオーバーSUVもエンジン横置FFベースのクルマが多いです。「RAV4」「ハリアー」「CR-V」「CX-5」「現行エスクード」等はこれにあたります。オフロードを走ることを前提としていませんから、モノコックボディで成り立ち、クロカンに比べて乗り心地よく、軽量安価で燃費に有利なクルマが作れます。また、ベース車両よりも車格が上がるので買う側も気分よく、少し高めの価格設定ができるのでメーカーにも都合がよい。それゆえ世界的に大増殖中です。 クロスオーバーSUVはSUVの中のひとつですから2WDであっても構いません。なので見た目はオフロードっぽくも2WDモデルも多いと思います。また4WDシステムも簡素なものが多いため、軟弱なイメージを持たれています。「SUV」というと、そのほとんどが「クロスオーバーSUV」であるため、「クロスオーバーSUV」のことを「SUV」と呼ぶ傾向になってきています。それゆえ「SUV=軟弱な四駆」というイメージを持つ人も少なくありません。

一方で「スバルフォレスター」のように、下手なクロカンよりも走破性に優れ、かつオンロードも乗用車並の運動性能を持つ車両もあります。つい先日出た「新型RAV4」もクロカンにはできない芸当を高度な電子デバイスで制御します。クロカンは走破性の代償として、燃費や乗り心地やオンロード性能を犠牲にしていますが、クロスオーバーSUVの高性能車種では全てがバランスされているということになります。

■ 4WDシステム

なお、4WDシステムについて触れておくと、最も優れているのは「センターデフ式フルタイム4WD」ですが、原始的な「パートタイム式4WD」は硬派として認められる四駆システムですね。また「センターデフ式フルタイム4WD」を基本に2WDにも切り替えられる「セレクティブ4WD」というものもあります。「クロカン」と呼ばれる車種には上記のいずれかが搭載されています。

一方で、簡素な「スタンバイ式4WD」は軟弱と見られる傾向にあります。例えばFFベースの場合、通常はFFで走行し、前輪が空転などして前後輪に回転差が生じると後輪にも駆動力が発生して4WDになり、スリップなくなとFFに戻るというものです。軽量安価に4WDが組めます。
とはいえ、三菱アウトランダーやデリカD5の「電子制御4WD」やマツダの「i-Active AWD」は簡素なスタンバイ式4WDでありながら、そこそこの走破性がありますし、四駆システムによっても評価が別れるところです。特に「ブレーキLSD」の登場によってスタンバイ式4WDでも飛躍的に走破性が上がっています。四駆システムに踏み込むと長くなるので、このあたりで割愛しますが、必要ありましたら説明いたしますので追加でご質問ください。

■ 最近の傾向

ここまでの説明で、ある程度お伝えできていると思うのですが、クロカンは重たく燃費も悪くなることから絶滅危惧種になっています。確かに、横転時のリカバリーや整備性はラダーフレームのほうがいいのですが、モノコックの剛性があがり、軽量化やクラッッシャブルボディに対応しやすいことも重要です。もしもランクルがモノコックに性転換したりしたら、クロカンの定義も変わってくるかもしれません。以下の記事はよくまとまっていると思いますので、こちらもご参照ください。

https://car-me.jp/articles/2581

長くなり失礼いたしました。ご不明な点などございましたらご遠慮なく追加でご質問ください。

(写真は初代ハイラックスサーフ)

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2019.9.11 12:51

完璧です。猛者ですか?

その他の回答 (8件)

  • 貴方がSUVと思えば何でもSUVでしょう。
    正しくは、というか車検証上では3or5ナンバーであれば基本的には「ステーションワゴン」で登録されているはずです。

    ただクロカンやるにはラダーフレームが必須にはなってくるでしょう。
    ボディ剛性というか...
    ボディがグシャグシャになっても、エンジンとフレームさえ生きていれば帰って来る事が出来る...という事が重要になります。

    少なくともクロカンが出来ない車に対しては「クロカン車」とは呼べませんよね。
    逆に言えばクロカンが出来る車であれば「クロカン車」と呼べるでしょう。

  • ccv と SUV の違いは 皆さんが回答されているので 割愛します 私も同意見です 割愛して私はここで何を書いておきたいかと言うと 同じ ccv でも 例えばジムニーと ランクルだったらば 全然車の運用の仕方が違う 要は全く違った ccv なんだということを 強調したいと 思っています

    例えば手前味噌で恐縮ですが ジムニー JB 23と ランクル hzj 73を比べてみましょうか…

    基本的な構成は両車ともに同じですが この2台を比較すれば フィールドでの運用が 全く違うということが ある程度想像つくと思います JB 23であれば 軽さを活かして パワートレインやドライブトレインに 余計な負荷を与えないように 十分注意して 運転する必要がありますよね というかあるんです

    これが ランクルの hzj 73になってくると ジムニー JB 23のように 軽さを活かして アドバンテージを取る ということが ほぼ全くできなくなってきます 付属デバイスや 補助デバイスの出番も多くなってきます 同じ ccv でも 運転の仕方は かなり異なりますね

    そういう状況ですので フレームの違い とかそういったところは まずクリアした上で ccv の中身の 吟味 どのように運用するべきか の検討 判断 が必要になってくると思います ある意味先は長いですよ でもせっかくなので その長い道のりを 額に汗して楽しんでみるのもいいかもしれないと思います 参考になれば 幸いです

  • クロカン車とSUVの違いはフレームが大きいですね。そのことはwikipediaにも書いてます。

    クロカン車は走行性能・燃費・乗り心地など全てを犠牲にしてまで耐久性を取ってますからね。

  • >SUVとクロカン車の違いって
    …何を持ってクロカン車とするかは定義が難しいですが、四駆乗りの認識としてはラダーフレームがあり、トランスファに減速(ロー)ギアシフトと直結四駆シフトがあり、前後にソリッド(リジッド)アクスルを持つ、専用設計のヘビーデューティ四駆であるという事ですね。

    基本設計をピックアップトラックとする四駆はライトクロカンと言われ、例えばハイラックスサーフ/プラドや昔のパジェロ/デリカ等はベースがハイラックスやフォルテで、ピックアップトラックとして設計された頑丈さを流用しているワケです。

    ライトクロカン(街乗り四駆)より更にライトなクラスをクロスオーバーとしましょうか。
    エスクードはおそらく国産初の専用設計クロスオーバーで、これを後に追撃したのがRAV4です。

    しかし専用設計ではコストが掛かるし、どうやら使用環境からしてそんなに頑丈である必要も無いな…と、そう考えて産まれたのがイマドキ流行りの乗用車プラットフォームを流用したクロスオーバーですね。
    流行りのSUVってヤツはほとんどコレ、安物とかなんちゃってと言われる理由はちゃんとある。

    これらすべてをひっくるめてSUVと言うので、クロカン車はSUVというジャンルの一部となります。
    本来はアメリカでは明確に違ったジャンルで、前に挙げたピックアップトラックベースの四駆をSUVと呼んだんですがね…もはやどうでも良いでしょう。
    (本屋(物書き)になんぼ説明してもあいつらごっちゃにしてしまうから、誤用が誤用を呼んで滅茶苦茶になる)

  • SUVはなんちゃって4WDです。どっか一ヶ所タイヤが完全に空転したらそこに全動力が集まって進みません。

    クロカン等のガチ4WDは全てのタイヤが同じだけ回ります。つまりどっかが完全に空転しても残りの地面に設置してるタイヤがあれば前に進みます。

    最近あんまりパッっとしない三菱ですが三菱の一部の車種の4WDは別物です普段は普通のSUVと変わりませんがタイヤが滑り出すとコンピューターが判断して別の設置してるタイヤに動力を回して進むようになります。
    しかもドライの路面でもそれを生かして急ハンドルで曲がると駆動を制御し強引に曲がりたい方向に車を向けてくれます(左曲がりなら左前を軽く止めて右前に動力を伝えるとタイヤに無理をさせずにその方向に向きます)

    ちなみにそれが搭載されているのはデリカとエボとエクリプスです。
    三菱の方に聞きましたがミニバンでアルベルの4WDが動かない道を余裕をもって走れるのはデリカだけとのことです。

  • メーカーはクロカンとは名乗っていないと思います。
    殆どが SUVと名乗っています。
    メーカー毎に SUVを名乗るのに明確な基準を設けずに 名乗っていますので、名称だけで判断は出来ません。

    クロカンのイメージは 悪路や荒れ地でも走行可能なヘビーデュティーな性能を持っているオフロード車とのイメージで ジープのラングラーやスズキのジムニーなどのイメージです。
    エスクードやデリカスペースギアもクロカンに分類されると思います。
    ラダーフレームの車台に 切換式のセンターデフ式のフルタイムAWDと荒れ地用のラグタイヤや高い地上高を持つ車がクロカンに分類されると思います。

    SUVは乗用車ベースの雪国用オフロードモデルから ある程度の悪路性能も考慮した車などや クロカンなども含まれます。

    悪路走破出来るかの見極めとして モデルのラインナップにFFがあったら 雪国AWDと思って間違い無いです。
    悪路走破性は 車台強度やAWDシステムやタイヤ性能を含めて低いレベルでしかありません。

  • えーと…。
    SUVは「使い方」による定義。
    クロカン車は「走行(対応)路面」による定義。
    どちらも、車両構造による定義ではありません。

    従って、「○○(車名)はSUVかクロカンか」っていうのはそもそも成立しません。

    たとえば「近視用度入りカラーコンタクトレンズ、ソフトレンズ、ワンデイ仕様」ってのが有ったとして、「これは遠視用ですか、それともワンデイですか」って聞くのと同じようなものです。

  • 定義などどうでも良いでしょう。
    必要な・求める性能があるのであれば、それを基準に選択するだけであり、「SUV」や「クロカン」などと大きなジャンルを基準にする事はありえません。

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